「夏休みは海岸でバーベキューをしようよ!」
「海岸まで夕日を見にいこう?」
「明日、海岸沿いをドライブしよう。」
夏といえば、花火やお祭りなどたくさんの楽しいイベントがありますが、海に行くことを毎年の楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。
今回は夏の話題によくのぼる「海岸」の英語表現を紹介します。「海岸線」などの関連表現もまとめました。季節の話題は日常会話によく登場するので、覚えておくと便利ですよ!ぜひ毎日の英語学習にお役立てください。
海岸の英語表現
海と陸地の境界部分を「海岸」と呼びます。海岸には、砂浜や岩場、崖など多様な地形があります。また、海水浴を楽しんだり釣りをしたり散歩したり、さまざまな楽しみ方ができますよね。
そんな「海岸」の英語表現は以下の4つです。
・Coast
・Beach
・Seaside
上記4つの単語はどれも「海岸」を指す名詞ですが、それぞれニュアンスが微妙に異なります。例文を用いながら解説していくので、違いを確認しながら読み進めてくださいね!
Shore
「shore」は、「海岸」を指す最も一般的な単語です。動詞としても使われ、意味は「(〜を)陸にあげる」です。
「shore」は、海だけでなく湖や川の岸辺を指すこともできます。そのため、「海岸」であることを強調したい際には、「seashore」を使うと良いでしょう。「seashore」は、「海岸」「海辺」「浜辺」などを意味する言葉です。
わたしは海岸通りを歩き、海の景色を楽しみました。
海岸沿いを歩いて貝殻を集めましょう。
わたしたちは海岸でピクニックを楽しみました。
Coast
「coast」は、「海岸」「沿岸」を指す単語です。動詞では、「滑走する」という意味があります。
「coast」は海岸線や沿岸地域を指す名詞として広く使われており、比較的広い範囲の海岸を指すことが特徴です。例えば、「east coast」(東海岸)など、国や地域の海岸全体を指す際にも活用され、地理的な文脈でよく登場します。
一方、前述した「shore」は、特定の岸辺や海岸の一部を指すことが一般的です。文脈に応じて適切な単語を選択しましょう。
わたし達はカリフォルニア州の海岸沿いを旅しました。
その街は島の東海岸に位置しています。
Beach
「beach」は、「海岸」「浜辺」を指す単語です。日本語でもよく使う単語のため、知っている人がほとんどでしょう。また、「beach」は、動詞としても使われ、意味は「漂着する」です。
「beach」は、海の水域に隣接した、砂や小石で覆われたエリアを指します。砂浜でない場合はbeachとは呼ばないことがポイントです。一般的にリゾート地としてイメージするような海岸は「beach」でしょう。
私は休暇をビーチで過ごすのが大好きです。
私は一日中、ビーチでリラックスしました。
Seaside
「seaside」は、名詞で「海辺」、形容詞で「海辺の」を意味する単語です。
「seaside」は、海に隣接したエリア全体を含む広い範囲の地域や、その地域特有の雰囲気を指す用語として使われます。また、観光や休暇の場としての海辺を表現する際にもよく使用されることが特徴です。
「seaside」は、直接海に隣接していなくても使える単語です。例えば、「seaside house」は海辺に近い場所に建てられた家を指すのに対し、「beach house」は砂浜や海辺に実際に面した家を指します。
彼は夏休みに海辺のコテージを借りました。
私は海辺で週末を楽しんだ。
海岸の関連表現
続いて、海岸の関連用語を5つ紹介します。
・打ち上げられる
・波打ち際
・潮風
・灯台
海岸の景観や自然現象などを表す際によく使われる単語を集めました。ぜひ、併せて覚えてくださいね!
海岸線
海岸線は、英語で「shoreline」、「coastline」です。両者はほぼ同じ意味で使われますが、ニュアンスには以下のような違いがあります。
Shoreline波打ち際や海と陸地が接する線を指します。
私たちは、海の景色を楽しむために東海岸線に沿ってロードトリップをすることにしました。
より広範な意味で使われ、海岸全体の線や形を指します。
私たちの子供たちは午後、岸辺で貝殻を集めて過ごしました。
打ち上げられる
海岸を歩いていると、生物や物が海岸に打ち上げられているのをよく目にします。この「打ち上げられる」は、英語で以下のように表現します。
Be washed up一般的に「打ち上げられた」を意味する単語。海岸に限らず、様々な場所に対して使われます。
流木が浜辺に打ち上げられた。
「岸・浜辺に打ち上げられた」を意味する単語。海岸や浜辺に打ち上げられたことを強調します。
嵐の後、多くの流木が岸に打ち上げられた。
波打ち際
波打ち際は「water’s edge」です。前述した「shoreline」もよく使われます。「water’s edge」を直訳すると「水の縁」となり、水辺や波打ち際を表現することができます。海だけでなく、湖岸や川岸の最も水に近い部分を指す際にも活用されます。
私は水辺に座って夕日を眺めた。
潮風
潮風を意味する最も代表的な英語は、「sea breeze」です。「sea breeze」は直訳すると「海のそよ風」となり、海から吹く風のことを意味します。特に夏季の日中に吹く風を指すことが多く、夏の休暇やリゾート地を描写する際によく使われます。
もし、潮の匂いや感触を強調したい場合は「salt air」(海風・塩気のある空気)と表現してもよいでしょう。
そのカフェには海風を感じながら食事できる屋外席があります。
私はビーチに着くとすぐに塩気のある空気を感じることができました。
灯台
航海の安全を守る大切な施設である灯台は、英語で「lighthouse」といいます。また、灯台を管理して運営する人を、「lighthouse keeper」(灯台守)と呼びます。
私は灯台を訪れて、頂上からの素晴らしい景色を楽しみました。
まとめ
この記事では「海岸」を意味する英語を複数紹介しました。
海岸は、「shore」「coast」「beach」「seaside」を使って表現できます。これらを上手く使いわけるコツは、砂浜や岩場などの海岸のタイプと、対象となる海岸の範囲を考えることです。文脈に応じて適切な単語を選べるように練習してくださいね。
会話の中でこれらの表現を使いたくなったら、ぜひオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。レッスンは受け放題なので、たくさんアウトプットしてくださいね!無料体験レッスンも受付中です。

◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.