旅行先や移住先を選ぶとき、あなたは何を重視しますか？
美しい景色やおいしい食事、歴史的な建造物などは確かに大きな魅力です。
しかし、「安全性」も同じくらい重要なポイント です。
もし、あなたが旅行や移住を計画している場所が、世界的に「治安の悪い」都市の一つだったら…。
事前にリスクを知っておくことで、適切な対策を講じ、危険を回避することができます。
本記事では、世界と日本の治安が悪い都市をランキング形式でご紹介します。
旅行や移住を計画している方はもちろん、日々の生活における安全意識を高めたい方も、ぜひ最後までお読みください！
- 日本の治安状況
- 日本の治安が悪い都市ランキングワースト5
- 治安のいい都道府県ランキングTOP3
- 世界の治安が悪い都市ランキング
- 治安の見分け方と注意ポイント
- 個人でできる防犯対策
- 世界と日本の治安を向上させる取り組み
- まとめ
日本の治安状況
日本は比較的治安が良い国といわれますが、大都市と地方都市では犯罪発生の傾向が大きく異なります。
大都市の特徴は次のとおりです。
・新宿・渋谷（東京）、ミナミやキタ（大阪）といった繁華街はスリや置き引きといった犯罪が日常的に報告されている
・道頓堀（大阪）や浅草（東京）などの有名観光地は、観光客を狙ったスリや詐欺が発生しやすい
地方市の特徴は次のとおりです。
・しかし、交通事故や特殊詐欺など、地方特有の犯罪が問題となる場合もある
日本の治安が悪い都市ランキングワースト5
日本は世界的に治安が良い国として知られていますが、それでも都市やエリアによっては犯罪率が他と比べて高い場所があります。
特に大都市は、経済活動が活発で人口密度も高いため、軽犯罪や窃盗などが多発する傾向にあります。
ここでは、犯罪発生件数、犯罪率からみた日本の治安が悪い都市ランキングワースト5をみていきましょう。
なお、本ランキングは警察庁の統計データや報道、地域の治安に関する傾向を参考にまとめたものであり、すべての地域において危険が多いことを意味するものではありません。
各都市には安全なエリアも多数存在しており、一概に「危険な都市」と断定するものではない点にご留意ください。
第5位：大阪市
大阪市は国内外の観光客を問わず大人気な都市としても有名ですが、犯罪件数が多いことでも知られています。
特に窃盗や自転車盗難が多い傾向があります。
一方で、地域によっては防犯意識が高く、対策が進んでいるエリアもあります。
第4位：名古屋市
名古屋市は人口が多いこともあり、交通事故や窃盗事件が発生しやすい地域です。
特に、繁華街や駅周辺での被害が報告されています。
第3位：福岡市
福岡市は活気ある夜の街が魅力ですが、暴力事件やスリなどの軽犯罪が比較的多い都市とされています。
ただし、地元の警察と地域住民が協力し、治安改善の取り組みも進んでいます。
第2位：東京都
東京都は繁華街や観光地での犯罪が多いことが特徴です。
新宿、渋谷などのエリアでは、詐欺やスリに注意が必要です。
第1位：神戸市
神戸市は他の都市に比べ、暴力団関連の事件や詐欺が多いとされています。
特に、繁華街や港付近では犯罪に巻き込まれるリスクが少し高いといわれています。
治安のいい都道府県ランキングTOP3
ここでは、特に治安が良いとされる都道府県TOP3をご紹介します。移住や旅行を検討している方は、候補選びの参考にしてください。
第3位：大分県
九州地方に位置する大分県は、穏やかな気候と温泉地として有名ですが、治安の良さも注目されています。
特に暴力犯罪や交通事故の発生率が低く、家族連れや高齢者にも優しい地域です。地元住民によるパトロールや防犯活動が活発で、安全な街づくりが進んでいます。
第2位：秋田県
秋田県も治安の良さで知られる地域の一つです。
高齢化が進んでいる地域ではありますが、その分、地元の人々のコミュニティが強固で、防犯に対する意識が高いのが特徴です。
自然に囲まれた環境は犯罪を抑制する効果があり、治安の良さを実感できるエリアとして人気があります。
第1位：岩手県
岩手県は、広大な自然と穏やかな生活環境が魅力の地域です。
犯罪発生率が全国でも非常に低く、特に窃盗や暴力事件が少ないことが特徴です。住民同士のつながりが強く防犯意識が高いことがその要因といえます。
また、地域の防犯活動や警察の取り組みが充実しており、安心して暮らせる環境が整っています。
世界の治安が悪い都市ランキング
世界には観光地として有名であっても、犯罪率が高く「危険な都市」とされる場所が数多く存在します。
治安の悪化には、麻薬組織・貧困・政治不安・格差といった要因が複雑に絡み合っています。
ここでは、ラテンアメリカ・アフリカ・アジアに分けて、特に注意すべき都市を紹介します。
ラテンアメリカの危険な都市
ラテンアメリカは、世界の「危険都市ランキング」に多くランクインするエリアです。
特に「Citizens' Council」による最新の調査では、50の危険な都市のうちほぼ半数がラテンアメリカに集中していました。
これらの地域では、麻薬密売や組織犯罪が深刻な問題となっており、犯罪率を引き上げる主要因となっています。
また、政情不安や深刻な貧困、景気の低迷が犯罪を助長すると指摘されています。
アフリカの危険な都市
アフリカにおいても、治安が不安視される地域が多くあります。
これらの大都市では、汚職や警察の不正が多発していることや、インフラの不足が問題解決を妨げています。
アフリカ諸国の多くでは、犯罪抑止のための十分な予算や設備が整っておらず、多くの住民が治安悪化の影響を受けています。
「地方都市なら逆に旅行しても安心なのでは？」と思う方もいるかもしれませんが、アフリカにはまだまだ武力抗争による紛争地帯もあるため、好奇心だけで行動するには危険が伴います。
アジアの危険な都市
アジアでは、ラテンアメリカやアフリカに比べると大規模な犯罪は少ないものの、特定の都市では注意が必要です。
南アジアや東南アジアの一部の地域では、経済格差や社会的不安定が犯罪発生率の増加に寄与しているとされます。
特に外国人観光客をターゲットにした犯罪が多い点には注意し、渡航前に十分下調べしましょう。
治安の見分け方と注意ポイント
安全に旅行や生活を送るためには、事前に現地の治安状況を見極めることが大切です。
以下のポイントを押さえることで、危険エリアを回避しやすくなります。
犯罪統計データの確認
犯罪率や殺人、窃盗、暴行などの具体的な犯罪発生件数を調べることで、その地域の基本的な治安状況を把握できます。
警察庁の公開データや、世界各国の治安を数値化した「NUMBEO」などの治安指数サイトを活用しましょう。
街の雰囲気や人の動きを観察する
人気の少ないエリアや建物が破損したまま放置されている地域では、犯罪が発生しやすい傾向にあります。
特に世界の大都市を旅行する際には、夜間の外出や未整備エリアへの立ち入りを控えることも大切です。
口コミ・旅行情報サイトをチェック
治安の評価は国際的な治安ランキングや口コミサイトを活用することも有効です。
現地の口コミやトリップアドバイザーといった旅情報共有サイトなど、リアルな声や最新情報も参考にしましょう。
個人でできる防犯対策
安全を守るためには、「個人の行動・意識」でリスクを減らすことも重要です。
日頃から少しの工夫をするだけで、犯罪に巻き込まれるリスクは大幅に下げられます。
旅行や移住先では「自分の身は自分で守る」という意識を持ち、常に安全行動を心がけましょう。
世界と日本の治安を向上させる取り組み
世界各国や日本では、治安を改善するために多様な取り組みが進められています。
ここでは、国や地域の事例を挙げ、効果的な施策を紹介します。
世界の治安対策
世界各国では治安を向上させたさまざまな成功事例があります。
ラテンアメリカの中では、コロンビアのメデジン市が元々「世界で最も治安の悪い都市」として悪名高かったものの、大規模な社会福祉政策や治安改善プログラムにより大きくイメージを変えました。
例えば、コミュニティ内での協力を重視した「社会的都市開発戦略」や市内インフラ整備が大きく寄与しました。
また、ニューヨーク市では1990年代に犯罪件数が大幅に減少しましたが、これは「ゼロトレランス政策」、すなわち軽犯罪を厳格に取り締まることで犯罪全体を抑制する戦略が功を奏したとされています。
日本の治安対策
日本では、治安の向上を目的に政府が複合的な対策を講じています。
警察庁は暴力団や麻薬取引への取り締まりを強化し、犯罪組織の抑制に努めています。
また、防犯カメラの設置や街頭巡回の増加といった物理的な対策も進められ、地域活動も重要な役割を果たしています。
自治体が主導する「町内会パトロール」や「防犯教室」は、子ども・高齢者を見守る安全ネットワークとして多くの地域で成果を上げています。
大阪や首都圏の一部地域では、住民参加型の犯罪抑制プログラムがモデルケースとして注目されています。
このような取り組みは、地域の結束を高める効果もあり、安心して暮らせる街づくりに繋がっています。
まとめ
世界ではラテンアメリカやアフリカの都市が、多くの国で慢性的な犯罪率の高さや政情不安を抱えており、治安の悪い都市ランキングで多く名前が挙がります。
一方、日本は比較的安全とされますが、大阪や東京の繁華街など、一部のエリアではスリや詐欺といった軽犯罪が発生しています。
治安を見極めるには、統計データや現地の口コミを参考にし、夜間の外出を控える、持ち物を分散するなど基本的な防犯対策を徹底することが重要です。
また、日本や世界の各地では、警察や自治体、地域住民が協力しながら治安改善に取り組んでいます。
個人としても安全意識を高め、情報収集と対策を怠らなければ、安心して旅行や生活を楽しむことができるでしょう。
◇経歴
高校は日本国内の文部科学省グローバル教育指定校に通学。
高校卒業後、タイの国立タマサート大学に1年間正規留学。
その後、転入先であるチェコの国立マサリク大学で政治とメディア学を専攻。
イギリスの企業でマーケティングインターンを経験し、その後ジュニアマーケターとして採用され、英語での実務経験もあります。
◇資格
・TOEIC 800（高校2年次取得
・ IELTS 6.5（高校3年次取得
・ CEFR C1 (大学2年次取得)
◇留学経験
・アイルランド・ダブリンで2週間のホームステイ (高校2年次)
・タイ国立タマサート大学（1年間正規留学）
・チェコ国立マサリク大学（現在3年目で政治とメディア学専攻）
◇海外渡航経験
・25カ国訪問済み（例：ギリシャ、ベトナム、アルバニアなど）
・現地での留学やインターンシップの経験あり
・現在は30歳までに30カ国訪れることが目標
◇自己紹介
旅行が大好きで、異文化交流や新しい経験を大切にしています。これまでの経験を活かし、留学の良さを伝えていけたらと嬉しいです。
