「Who knows?」の意味や英語フレーズ、ネイティブの使い方を徹底解説!

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皆さんは、ネイティブスピーカーがよく言う「Who knows?」の意味をご存じですか?よく使う日常会話フレーズなのですが、直訳して使うと少し違和感があります。今回は、「Who knows?」の意味や、それにまつわる便利なフレーズ、ネイティブスピーカーの使い方を解説していきます!ぜひ、英会話の中で使ってみてくださいね。

「Who」の基本的な使い方を解説

ではまず、「Who knows?」を理解するために「who」の基本的な使い方を解説します。一言で言えば「誰が」で良いのですが、せっかくなのでここで中学文法も復習しておきましょう。

「who」は英語で非常に重要な疑問詞の一つです。日常会話や文章で、人物に関する情報を尋ねる際によく使用されます。では、「who」の基本的な使い方とその例について解説していきます。

質問文での使用

「who」疑問詞として、質問文で主語や目的語として使用されます。早速例を見てみましょう。

Who is she?

「彼女は誰なの?」

Who did you meet yesterday?

「昨日誰に会ったの?」

この使い方が一番多いですね。疑問詞が文頭に来て、その後の文は疑問文の形になります。be動詞を含む文であればbe動詞が主語の前に来ますし、一般動詞を含む文であればdo, does, didなどから続けます。

文末に「?」が付くと上げ調子で読みたくなるかもしれませんが、疑問詞が文頭に来ている場合は肯定文と同じような読み方にし、上げ調子では読みません。

間接疑問としての使用

「who」間接疑問として、主語や目的語を修飾する際に使うこともあります。

I wonder who she is.

「彼女が誰なのか気になるな」

間接疑問文とは、肯定文の中に疑問が含まれている文のことです。直接的な疑問文ではないので、疑問文とは語順が異なります。疑問詞として「who」を使う場合は、上記で解説した通り、その後は疑問文の語順となります。しかし、間接疑問文では疑問詞の後は肯定文と同じ語順になります。ミスしやすい点なので注意しましょう。

関係代名詞としての使用

「who」関係代名詞としても使用され、先行詞が人物である場合に用いられます。

The person who called you is my friend.

「あなたに電話をかけたのは私の友達だよ」

She is the one who won the competition.

「彼女はそのコンペで優勝した人です」

関係代名詞は、説明したい名詞を修飾する用法です。例えば、最初の例文では説明したい名詞(先行詞)は「the person(人)」であり、その名詞を説明しているのが「who called you(あなたに電話をかけた)」になります。

以上が、「who」の基本的な使い方です。これらの例を参考にして、日常会話や文章でスムーズに「who」を使いこなしましょう!

「Who knows?」の意味は?

では、本題に入りましょう。「Who knows?」の意味は「わからない」です。

「Who knows?」は、直訳すると「誰が知っていますか?」となりますが、実際には「誰にもわからない」「誰も知らない」という意味合いで使われる表現です。このフレーズは、特定の答えや結論がない状況や、予測できない未来の出来事を指す際によく使われます。

例えば、友人が将来の計画や未来の展望について尋ねるとき、「Who knows?」と答えることで、自分でも確信が持てない、もしくは将来の出来事については予測が難しいことを表現できます。

また、「Who knows?」は、控えめな態度や不確実性を示す際にも利用されます。特定の答えがない場合や、未来の不確かな状況に対して用いられるため、会話の流れを締めくくる表現としても使われることがあります。

では、例文をチェックしてみましょう。

Do you think it will rain tomorrow?

「明日雨降ると思う?」

Who knows?

「分からないな」

What do you think will happen in the future?

「将来何が起こると思う?」

Who knows?

「誰にも分からないよ」

Do you think she'll accept the job offer?

「彼女、仕事のオファーを受けると思う?」

Who knows?

「どうかな」

Do you think we'll find a solution to this problem?

「この問題について、我々は解決策を見つけられると思いますか?」

Who knows?

「分かりませんね」

「Who knows?」のニュアンスはわかるようになってきたでしょうか。「一体誰がわかると言うの?」「誰にもわからないことだよ」と、そんな意味合いを含んでいるフレーズです。一度覚えると便利なので、ついつい口癖のように使ってしまいそうになる表現でもありますね。

ネイティブが使う!「Who」に関連する英語表現

では、「Who knows?」と似ている、ネイティブスピーカーがよく使う「who」に関する英語表現をいくつかご紹介しましょう!「Who knows?」と構造が同じなので、セットで覚えることをおすすめします。疑問詞who + 動詞 + ?がパターンとなっています。

Who cares?

このフレーズは、他人の意見や感情に無関心なことを表現する際に使用されます。「誰も気にしない」という意味です。

I heard they canceled the concert.

「彼ら、コンサートをキャンセルするってよ」

Who cares?

「どうでもいいね」

Who can say?

この表現は、何かが明確に答えられない状況や、未来の不確実性を示すときに使われます。「誰が言えるだろう?」という意味で、答えが不確かなシチュエーションでよく使われます。

Do you think they'll arrive on time?

「あいつら、時間通りに来るかな」

Who can say?

「どうだろうね」

Who’s counting?

このフレーズは、数量や数値が重要でないことを表現する際に使われます。具体的な数や量に関心がない場合に使用され、「誰が数えているの?」という意味になります。

I think I've had five biscuits already.

「もう5枚クッキーをもらったと思う」

Who's counting?

「え、(誰が・なんで)数えてるの?」

Who’s with me?

この表現は、自分の提案や計画に賛成してくれる人がいるかどうかを尋ねるときに使われます。「私と一緒に行動する人は?」という意味で、他の人が自分に賛同するかどうかを確認する際に使います。

I'm thinking of starting a new project. Who's with me?

「新しいプロジェクトをスタートさせようと思います。賛成の人?」

I’m in! Let’s get started.

「賛成!早速始めようよ」

意味は文字通りではない!?英語の俗語も紹介

次は、スラング的な「who」を使った英語表現をご紹介します。英語学習者がスラングを使うとネイティブスピーカーにはちょっとびっくりされることがありますが、洋画や海外ドラマを理解する上でスラングは欠かせません。ネイティブスピーカー同士ではスラングが飛び交っているので、リスニング強化のためにも覚えておきましょう!

Who’s your daddy?

このフレーズは、俗語やスラングとして使われる表現で、通常は他人をからかったり挑発したりする場面で用いられます。例えば、自慢してきて鼻に付く人に対し、本当にあなたは言うほどすごいのですか、と挑戦的に疑問を呈するときに使います。直訳だと「あなたのお父さんは誰ですか?」ですが、実際にはそのような意味では使われません。

I'm the best player on the team.

「このチームで俺は一番良いプレイヤーだね」

Oh yeah? Who's your daddy?

「そう?どうしてそう思うの?」

Who wears the pants?

このフレーズは、通常は男性が家庭や人間関係で支配的な役割を果たしているかどうかを尋ねる際に使われます。直訳すると「誰がそのパンツを履いてるの?」ですが、誰が決定権や権力を持っているかを尋ねる軽蔑的なニュアンスのある表現です。

I wanna go out with my friends tonight, but I need to cook for my husband.

「今夜友達と出かけたいけど、夫の食事作らないとね」

Oh, who wears the pants in your relationship?

「旦那さんがそんなことさせてるの?」

Who died and made you king?

このフレーズは、他人が高慢な態度や自信過剰な行動を示したときに使われます。直訳すると「誰が死んで、あなたを王にしたの?」ですが、実際には、相手の権限や権力に疑問や挑戦を示す表現です。「Who's your daddy?」と似た意味ですね。

I'm in charge here. Do what I say.

「ここでは私が責任者です。私が言ったようにして」

Who died and made you king? We'll do it our way.

「あなたにそんな権限あるの?私のしたいようにやります」

まとめ

「Who knows?」のニュアンスや、「who」を含むネイティブフレーズは知っているとなかなか興味深くはありませんか?

今回解説した英語フレーズは表現パターンが似ているので、英会話学習に向いています。使い分けができるよう意味を確認し、使える場面を想像してみてください。言い方次第で相手に伝わる意味合いが変わることもあるので、自分が伝えたいことを明確にすることが重要です。

質問に見えても会話の締めに使うことが多いものでもあるので、定番表現として覚えておきましょう!

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