【自宅学習】子供の英語学習をサポートする際のポイント！

自宅学習, 子供, ネイティブキャンプ

今回特集していくのは「自宅での子どもの英語学習のサポートの仕方について」です。お子さんがいらっしゃる方で、英語教育にご興味のある方は、お子さんがいつから英語学習を開始するのが適切なのか、どのような学習方法を行ったらいいのか、親としてサポートするべきことは何か、などさまざまな疑問が湧いてくると思います。

そこでこのコラムでは、子どもから英語学習を始めることのメリットや利点、そして親として子どもの英語学習をおうちでサポートするためのポイントを解説していきます。さらに、小学生の学年別に効果的とされる英語学習方法も紹介。おすすめの自宅学習方法と合わせて実際に自宅で取り組みやすいものを厳選し、紹介していきます。

おうちで英語環境を作ってあげたい、おうちで英語に触れる機会を増やしてあげたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

子どもからの英語学習
子どもの英語学習をサポートする際のポイント
小学生の学年別英語の学習法
おすすめの自宅学習法
- 動画配信サービスを利用して英語に触れる
- 小学生向けオンライン英会話を利用する
子どもの自宅学習にネイティブキャンプのオンライン英会話！
まとめ

子どもからの英語学習

急ピッチで進められるグローバル化、国際化の流れに乗り、英語教育の重要性が問われ続けています。その中で、お子様の英語教育に熱心に取り組まれる保護者の方の数も多いです。しかし、実際にはお子様が何歳になったときが英語学習の始めどきなのか、早期英語教育を行うことのメリットは何か知らない人も多いはずです。

そこでまずは子どもの頃から英語学習に触れることのメリットと同時に親として知っておくべきデメリットも紹介していきます。英語学習を始めるのは何歳が適切なのかについても言及していきます。

メリットその1：英語耳の育成がしやすい

子どもの頃から英語を含んだ外国語に触れる点としてメリットとされるのは音声面の習得に関する事項が多いです。俗に言う「英語耳」の育成のために早期の英語教育は重要とされています。

言語の習得に関して、第二言語習得論という研究分野の学者たちは「臨界期」が存在すると主張します。臨界期とは、「人が外国語を学習するのに適切な時期があり、その時期を過ぎてしまうと習得が難しくなる。その効率よく学習できる期間のこと。」という仮説のことです。英語を始める年齢が遅くなるほど、習得が難しいとされるのです。特に音声の面に関して、日本語と英語は使用される周波数が異なるので幼少期に英語に触れていないと聞き分けが難しくなるそうです。

メリットその2：文化的理解と多様性への理解が深まりやすい

英語の言語自体の習得とともに、英語を学ぶことを通して経験することのできる文化的背景の異なる人たちとの出会いや、異文化交流体験、外国への興味が育ちます。子どもの頃から英語に触れることで、異なる文化や歴史、社会への抵抗感がなくなり、国際人としての思考や価値観を手に入れることができます。

メリットその3：子供の脳は3歳までに80% ・6歳までに90%が発達する

脳科学の観点から、子どもの脳は約6歳までに爆発的な成長を遂げ、この時期に言語能力やコミュニケーション能力が発達するとされています。この時期に学んだことの吸収力はものすごいです。

言語力が発達する時期に英語に触れることで、英語圏の子どもと同様に自然に英語をまねることから習得をし始めます。

デメリットその1：言語の混乱に陥る可能性

幼少期から複数の言語を学ぶ際、子どもが言語を混同してしまう可能性もゼロではありません。一定の期間、二つの言語の文法と混同させて発言するなどの現象が見られることも。また、学校や家の外で英語と他の言語を使い分けることが強いられる場合にも同様の混乱が見られる場合もあるそうです。

母語も英語も「日常会話レベル」でとどまってしまうと、その後の認知面や論理的思考力の発達が疎かになる恐れも。この状態をセミリンガルといいます。>計画に単純に子供の英語学習時間を増やし続けたり、混乱を招くような教え方を強いると起こりうる問題です。

デメリットその2：過度なプレッシャーや期待は厳禁

国際化社会の中で日本全体が英語を話すことのできる人材を求めている風潮の中、どうしても保護者としては子どもに英語を話せるようになってほしいと願いますよね。

子どものためを思って英語で楽しい経験をさせてあげたかったり、親が導いてあげようとしますが、実は子どもにとっては負担になっている場合も。特に、お子さんがまだ英語に興味を示していないにも関わらず英語学習を強いるのはよくありません。

幼児教育はあくまでも子どもの自主性に基づいた学習であるべきということを常に念頭に置いておきましょう。

子どもの英語学習をサポートする際のポイント

では、実際にお子さんがおうちで英語学習をスタートする際に親としてサポートするべきことはあるのでしょうか？サポートする場合、どのような点に注意して行うべきでしょうか？

参考資料：幼児教育に英語は何歳から必要？メリットとデメリットや意義について | 0歳からの幼児教室 | 【ベビーパーク/ キッズアカデミー】
https://www.babypark.jp/column/necessity-childhood-education/

小学生の学年別英語の学習法

子どもの頃から英語学習に励むことのメリットとデメリットを確認したところで、ここからは小学校の学年別におすすめとされる英語の学習方法について紹介していきます。

小学校1〜2年生

小学校低学年の子どもたちは、まだ母語の正しい使い方も十分に習得できていません。そのため、文法や古文などの仕組みを説明しても理解ができないことが大半です。この時期は、自然と子ども達が英語自体に興味を持つように教材で誘導することが大切です。

例えば、英語の絵本の読み聞かせを行ったり、映像コンテンツを利用するのもおすすめ。この時期にはアルファベットを書く練習も楽しくできるといいです。小学校でひらがなやカタカナ、簡単な漢字を習い始める時期ですので、文字の学習はできます。

小学校3〜4年生

中学年である3〜4年生は、スピーキングの基礎固めとしてフォニックスを取り入れるのがおすすめ。物事の理解力も高まる年齢なので、音声と文字に関する規則性を知ることで、発音の正確性を高めることができます。聞いたものをそのまま真似するだけの状態から、アクセントの位置やピッチまで自分で調整して話すようになります。

だんだんと発音の規則になれたら、短い英文から音読をさせるのもいいでしょう。初歩的な英単語で構成されている短いフレーズから始めましょう。イラスト付きの暗記カードなども使って英単語学習を始めるのにも適している時期です。