接尾辞・接尾語を知ると語彙力アップ!?動詞・形容詞・名詞ごとに意味も含めて一覧形式でご紹介します!

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今回の記事では、覚えておくと便利な『英語の接尾語(接尾辞)』について解説していきます。

それぞれの接尾語の持つ役割やニュアンスを一覧形式で分かりやすく紹介していくので、ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね!

接尾辞・接尾語とは

接尾語(接尾辞)とは、単語の終わりにつく部分のことです。

英単語は「接頭語」「語根」「接尾語」の3つのパーツから構成されており、語根の前につくのが接頭語、後につくのが接頭語です。

接尾語には、語根に意味やニュアンスを付与したり、品詞を変化させたりという役割があります。

例えば、「Happy(形容詞)」に接尾語「-ness」をつけると「Happiness(名詞)」になるといった例が挙げられます。

接尾語を覚えておくことで単語の意味や品詞が推測しやすくなり、語彙力を効率的に身につけることが可能です。

動詞の接尾語

最初に、動詞の接尾語を見ていきましょう。

ate

接尾語「-ate」には、「〜する/させる」という意味があります。
動詞で用いられることが多いですが、形容詞や名詞に使われることもある接尾語です。

・Educate(教育する)
・Collaborate(協力する)
・Activate(活性化する)
・Celebrate(祝う)
・Communicate(コミュニケーションをとる)

en

「-en」「変化する」というニュアンスがある接尾語です。

「Brighten(明るくする)」「Weaken(弱める)」など、物事や状態を変化させる動詞に使われることが多いです。

また、「Break→Broken」など、動詞から過去分詞を作る際にも「-en」が用いられます。

・Brighten(明るくする)
・Lengthen(長くする)
・Weaken(弱める)
・Thicken(厚くする)
・Deepen(深くする)

fy

接尾語「-fy」には「〜する」というニュアンスがあり、名詞や形容詞を動詞に変換する役割があります。

・Clarify(明確にする)
・Simplify(単純化する)
・Intensify(強化する)
・Magnify(拡大する)
・Diversify(多様化する)

ize

「-ize」も、名詞や形容詞を動詞に変える接頭語です。

・Organize(組織する)
・Analyze(分析する)
・Realize(実現する)
・Prioritize(優先する)
・Energize(活気づける)

形容詞の接尾語

次に、形容詞の接尾語を見ていきましょう。

able

「-able」「〜できる」というニュアンスを持つ接尾語です。
例えば、「動詞:Use(使う)」「-able」をつけることで「形容詞:Usable(使える)」となります。

・Reliable(信頼できる)
・Sustainable(持続可能な)
・Adaptable(適応力のある)
・Comfortable(快適な)
・Enjoyable(楽しい)
・Valuable(価値のある)
・Remarkable(注目すべき)

al

名詞の後ろに接尾語「-al」がつくと、形容詞になります。

・Cultural(文化の)
・Historical(歴史的な)
・Political(政治の)
・Medical(医学の)
・Educational(教育の)
・Environmental(環境の)
・Social(社会の)

ent

「-ent」も形容詞を作る際に用いられる接尾語です。

・Convenient(便利な)
・Independent(独立した)
・Excellent(優れた)
・Confident(自信のある)
・Patient(忍耐強い)
・Efficient(効率的な)
・Different(異なる)

「President(大統領)」「Accident(事故)」のように、名詞に用いられることもあります。

ful

接尾語「-ful」には「満ち足りている・充実している」というニュアンスがあります。

例えば、「Joyful(喜びに満ちている)」「Colorful(色彩が豊か)」など、何かで満たされている状態を表す形容詞に使われることが多いです。

・Powerful(強力な)
・Beautiful(美しい)
・Graceful(優雅な)
・Wonderful(素晴らしい)
・Helpful(役立つ)
・Careful(注意深い)

ive

「-ive」は、主に性質や特徴を意味する形容詞に使われます。

・Active(活発な)
・Creative(創造的な)
・Productive(生産的な)
・Talkative(おしゃべりな)
・Effective(効果的な)
・Attractive(魅力的な)
・Innovative(革新的な)

less

「-less」は、「〜がない・〜が少ない」というニュアンスがある接尾語です。
否定的な意味や状態を強調する役割があります。

・Endless(終わりのない)
・Limitless(無限の)
・Hopeless(絶望的な)
・Heartless(無情な)
・Speechless(言葉を失った)
・Powerless(無力な)
・Careless(不注意な)

ic

名詞に接尾語「-ic」がつくことで、形容詞形になります。

「Energetic(エネルギッシュな)」など特徴や性質を示す形容詞に使われる他、「Historic(歴史的な)」「Economic(経済の)」など、特定の分野が学問に関連する名詞に「-ic」をつけて形容詞化できます。

・Dramatic(劇的な)
・Basic(基本的な)
・Scientific(科学の)
・Academic(学問の)
・Fantastic(素晴らしい)
・Strategic(戦略的な)

ish

「-ish」は、「〜っぽい」というニュアンスがある接尾語です。

「Childish(子供っぽい)」のように「〜っぽい」と表現したり、「Yellowish(黄色がかった)」「Smallish(小さめの)」と曖昧に程度を表現したりなど、大まかな特徴や性質を表します。

・Boyish(男の子っぽい)
・Foolish(愚かな)
・Selfish(わがままな)
・Stylish(おしゃれな)
・Blueish(青みがかった)

また、正式な単語の他にも、日常会話では様々な名詞に「-ish」をつけて「〜っぽい」「〜くらい」「〜頃」と表現することがあります。

・You have a John Lennon-ish hairstyle.
ジョン・レノンっぽい髪型だね。
・She looks 20-ish.
彼女は20歳くらいに見える
・Can we meet at 3-ish?
3時頃に会える?

ilke

接尾語「-like」には、「〜のような」というニュアンスがあります。

・Childlike(子供のような)
・Ladylike(女性らしい、淑やかな)
・Businesslike(仕事のような、事務的な)
・Dreamlike(夢のような)
・Activelike(活動的な)
・Cloudlike(雲のような)

名詞の接尾語 最後に、名詞の接尾語を紹介していきます。

age

「-age」は名詞をつくる接尾語です。

・Package(包み、パッケージ)
・Baggage(手荷物、荷物)
・Cottage(小さな家、別荘)
・Message(メッセージ、伝言)
・Village(村)
・Damage(損害、被害)
/・Marriage(結婚)

al

「-al」も名詞を作る時に用いられる接尾語です。

・Arrival(到着)
・Approval(承認)
・Survival(生存)
・Betrayal(裏切り)
・Proposal(提案)

cy

名詞の接尾語「-cy」は、概念を表す単語や特徴を表す単語によく使われます。

・Accuracy(正確さ)
・Privacy(プライバシー)
・Democracy(民主主義)
・Transparency(透明性)
・Efficiency(効率)
・Frequency(頻度)

ence/ance

「-ence/-ance」は、行動・状態・性質を表す名詞に使われることが多い接尾語です。

・Difference(違い)
・Appearance(外見)
・Performance(パフォーマンス)
・Ambiance(雰囲気)
・Distance(距離)

er

「-er」は、主に人を表す名詞に使われる接尾語です。
「Teach(教える)→Teacher(教える人=教師)」のように、その動作をする人や職業を表現します。

・Teacher(教師)
・Driver(運転手)
・Dancer(ダンサー)
・Painter(画家)
・Singer(歌手)

ism

「-ism」は、主義・特性を表す名詞に使われる接尾語です。

・Racism(人種差別)
・Capitalism(資本主義)
・Activism(活動主義)
・Pacifism(平和主義)
・Socialism(社会主義)

ity

接尾語「-ity」は形容詞を名詞に変える接尾語で、「状態・性質・程度」を表すニュアンスがあります。

・Equality(平等)
・Reality(現実)
・Simplicity(単純さ)
・Creativity(創造性)
・Diversity(多様性)

ment

「-ment」は、動詞を名詞化する役割がある接尾語です。

・Development(発展)
・Movement(動き)
・Adjustment(調整)
・Management(管理)
・Placement(配置)

ness

「-ness」は、形容詞を抽象名詞に変える接尾語です。
「Happy(形容詞/幸せな)→Happiness(名詞/幸せ)」のように、抽象的なものを表す名詞に使われます。

・Kindness(親切)
・Sweetness(甘さ)
・Cleverness(賢さ)
・Darkness(暗闇)

tion/sion

「-tion/-sion」は、動詞を抽象名詞に変える接尾語です。

・Information(情報)
・Decision(決定)
・Discussion(討論)
・Conversion(変換)
・Revision(改訂)

まとめ

今回は、英語の接尾語をまとめて紹介しました。

接尾語を覚えておくと新出の語彙でも品詞や意味を推測しやすくなり、読解力や表現力を効率的に伸ばせます。

ぜひ今回の記事を参考に、英語の接尾語を覚えてみてくださいね!

 

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