【おうち英語】子育て中の方必見!おうち英語ってなに?

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今回特集していくテーマは「おうち英語」です。グローバル化に合わせ、日本で英語教育の若年化が進んでいますが、早期英語教育に関して多くの方が興味のあるトピックのひとつが「おうち英語」ではないでしょうか。

ここからはおうち英語とは一体どのような英語学習なのかについて触れたのち、おうち英語を行うことのメリットとデメリットを確認していきます。実際にお子様と一緒におうち英語に取り組む際に意識するべきポイントや具体的な初めかたについても触れていきますので、これからおうち英語にチャレンジしてみたい!という方はぜひ、参考にしてみてくださいね。

おうち英語とは

まず初めに、近年英語教育の界隈で話題の「おうち英語」とは一体どのようなものなのかを確認しておきましょう。おうち英語とは、お子様が幼少期の頃から日本にいながらも良質な英語に触れさせたいと思われる方の間で流行している新しい英語教育です。保護者の方がプレイヤーや監督となり、教師の代わりを務めます。家庭教師の先生を雇ったり、英会話教室に通わせることなく保護者の方の自信が先生の代わりになります。

教室に通わせたり家庭教師を雇う必要もなく、お子様との日常生活そのものを英語学習とすることができる点でとても魅力的なおうち英語ですが、多くの保護者の方が不安に思うのが自分が行っているおうち英語の方法が正しいのかどうか?効果があるのかどうか?という点です。そこでここから先は、おうち英語を行う上でメリットとされている点とデメリットとされている点を比較してみましょう。

おうち英語のメリットとデメリット

おうち英語のメリット

おうち英語を行うことのメリットと言われていることの1つに、「海外経験なしにネイティブスピーカー並の英語力を身につけることが可能である」ということが挙げられます。実はこれまでに、おうち英語を実践された多くのご家庭でお子様の英語力がネイティブスピーカーと同じくらいの英語力を身につけることに成功した例があるそうです。

インターナショナルスクールに通わせたり、週に何回も英会話教室に通わせたり、高いお金を出して海外留学をすることなくおうちで生活しているだけで英語力が身につくなんて、とっても魅力的な英語学習の方法ですよね。

また、経済的にも良心的なのがおうち英語の魅力の1つ。塾や英会話教室に子供を通わせるとなると、月会費や月謝がたくさんかかるのが現実ですよね。それ以外にも子育てにはたくさんの出費があるのに、多くのお金を子供の英語学習に使うことはできません。そんな時、おうち英語は費用の面でグッと他の方法よりも安く済ませることが可能です。

さらに、おうち英語は保護者の方の英語力が0でも成功できる例がたくさんあります!おうち英語を学ばせるには、親が英語に精通していないと無理なのでは?と考える方が多くいらっしゃるかと思いますが、実はそうではありません。これまでに、保護者の方が英語の知識ゼロでもお子さんの英語力がぐんとアップしたという例はたくさんあるそうです。
  
なぜかというと、おうち英語ではおうちの人が英語を教えるわけではありません。おうちの人は、英語の学習環境を作って子供にそれを与えるだけでいいんです!後ほど詳しく説明しますが、これがおうち英語では保護者の方が英語力ゼロでも続けられる大きな魅力の1つと言われています。

おうち英語のデメリット

ここまでおうち英語を行う上でのメリットを紹介してきましたが、一方でデメリットも存在していることもしっかりと認識しておきましょう。

1つ目のデメリットと言われる点は、お子様にあった教材やコンテンツを選ぶのに時間がかかることです。自分のお子さんのレベルや興味関心、理解度などにしっかりとあった教材を選んであげることがとても重要であり、最も時間を取られてしまうプロセスになります。すでに教材やコンテンツ、カリキュラムが用意されている英語教室やスクールと比べると、この点で億劫と感じてしまう方もいるかもしれません。

さらに、おうち英語に興味があるのは保護者の方で、そもそもお子さんにやる気や興味がない場合、そのままおうち英語を強制し続けるとお子さんが英語嫌いになってしまう可能性もあります。おうち英語が効果を発揮するのはお子さんが英語学習を楽しんでくれた場合です。子供に対する過度な期待やプレッシャーを与えてしまっては元も子もありませんよね。

おうち英語にて親が意識するポイント

おうち英語のメリットとデメリットを理解した上で、おうち英語に取り組む興味や意欲のある方は、親として意識しておくべきポイントをまとめました。これらのポイントを意識しながら、実際におうち英語にトライしてみましょう!

誉め方に注意!

お子さんが何かできるようになった時には、「すごいね!」ではなく「〇〇ができるようになったね!」という言い方をしましょう。

「すごいね!」という褒め方を続けると、「誉められるために勉強をする」「誉められたいから英語を頑張る」という報酬を目的としたモチベーションが形成されてしまう恐れがあるためです。そうではなく、できるようになった事柄をそのまま述べるような伝え方にシフトしてみましょう。

英語or日本語の直訳を答えとして教えないよう注意!

「猫の英語はcatだよ。」「勉強するは英語でstudyだよ。」「bookは本という意味だよ」のように、英語→日本語もしくは日本語→英語の直訳を答えとして直接教えてしまうのは避けましょう。これを続けると、お子さんの脳が英語脳となるのを遠ざけてしまい、英語を英語で考える癖付けをするのが難しくなってしまいます。

お子さんのレベルにあった教材を選ぶ

現在のお子さんの英語の理解度や語彙レベル、リスニング力などよりもはるかに上のレベルの教材を用意して使用するのは避けましょう。内容が全くわからないものを聞かされ続けてお子さんのやる気を削いでしまうだけでなく、英語習得にも効果が少ないです。お子さんの英語レベルの少々上のレベルのものを用意してあげるのが一番いいとされています。

「英語=お勉強」にしない

お子さんが夢中になって行っていることを勉強として紐付け、認識させてしまうのはあまり良くありません。特に、6歳児までは「無意識のインプット」と呼ばれるものが一番効果的と言われています。ですので特にその期間は、英語を勉強しているということを意識させないことが重要と言えるでしょう。

「英語のお勉強の時間だよ〜。」「お勉強たくさんして偉かったね。」などの褒め方にも注意が必要です。おうち英語では、保護者の方が英語に触れられる環境を作ってあげるだけでお子さんは自然に英語に触れるようになりますので、勉強を強制させるような声がけや行動は控えましょう。

スクリーンタイムは制限時間を設ける

子供の脳の発達の研究で、メディアが子どもの成長によくない影響を及ぼす恐れがあるとの報告もされています。断定はできないものの、リスクがあるかもしれないことを考えて英語の動画の流しっぱなしはやめましょう。あらかじめ1日のうちみてもいい時間帯や長さをルールとして決めておくといいですね。

保護者の方のジャパングリッシュは控える

保護者の方がいわゆる「ジャパングリッシュ」と呼ばれる日本語と英語が混ざった話し方をするのは控えた方がいいでしょう。例を出すと、「It’s almost dinner timeだから wash your handsしてね〜。」という感じです。

このジャパングリッシュ、お子さん自身が発言するのは問題がないと言います。むしろ、英語習得の過程では時折みられる発言だとか。一方で保護者の方がこれを行ってしまうと、ただでさえ日本語と英語を同時に習得中であるお子さんが混乱してしまう恐れがあります。

おうち英語の始め方について

最後に、実際におうち英語を始めてみたい!と思った方に向けて、おうち英語のはじめ方を伝授しておきたいと思います。おうち英語を始める際には以下3つの方法からスタートしてみましょう。

1. 英語の掛け流し
2. 英語の絵本
3. 英語の動画

上記のどれもが、お子さんにたくさんの英語のインプットを吸収させるための学習方法になります。幼い頃からとにかく大量の英語の音や単語、フレーズ、会話に耳を慣れさせることで、年齢を重ねて英語を聞いたときに徐々にそれらを認識し、意味や使い方を理解するようになります。上記の3つの方法はそのために必要な学習方法です。

英語の掛け流しにはYouTubeなどでお子さんの英語レベルにあった音声教材を選択することがおすすめ。英語の絵本には、Graded Readersというお子さん一人一人の語彙レベルにあった適切な本を選んで読むことができるシリーズ本が発売されており、おうち英語におすすめです。また、英語の動画としては同じくYouTubeの英語教育系のチャンネルをサブスクライブして見るのがおすすめです。

どれも英会話教室やインターナショナルスクールなどに通うよりも圧倒的に低コスト、低予算で始められることもおうち英語の魅力の1つですね。

まとめ

このコラムではここまで、早期英語教育として話題の「おうち英語」について特集してきました。おうち英語がどのようなものなのか知らなかった方も、もともと興味があった方もおうち英語のメリットとデメリット、行う際のポイントをしっかりと理解できたのではないでしょうか。実践する際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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