英語学習で押さえておきたいポイントと効果的な勉強方法を紹介します!

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英語学習者の皆さん、こんにちは。さて皆さんは日々、どのように英語を学習されていますか?

今回の記事は『英語学習のポイントと効果的な勉強方法』についてです。どのような勉強法が効果的なのか、英語を学ぶ人にとっては気になるところですね。
 
英語学習においてはスタート地点もゴール地点もそれぞれ、使う教材もそれぞれ、進捗スピードも学習頻度も人によってそれぞれですが、それでもやはり効果的な勉強法というものは確かに存在しています。

せっかく英語を学習しようと決めたなら、ポイントを押さえつつも、なおかつ効率よく目標に向かって進んでいきたいですね。それではぜひとも習慣化したいおすすめの学習方法について、一緒に知識を深めていきましょう。

英語学習のポイント

目標を立てる

英語を学習する上で、目標を立てることは大切です。何を達成したいのかを明確にし、それに沿って学習計画を立てましょう。小さな日々の目標を立て、それらをクリアしながら着実にゴールへ向かう計画がおすすめです。

知ることが楽しくなるようなトピック、あるいはあなたの学習に必要なトピックを中心に、無理のない学習計画を立てることをおすすめします。

語彙を増やす

語彙を増やすとはよく聞きますが、具体的にどのくらいの単語を学べば良いのか、指標となる数は一体いくつなのでしょうか。

これに関して、参考になる答えをBBCが特集しています。あなたがもし、最もよく使われる英語の単語を800語覚えれば、英語圏で話される会話の75%を理解することが出来るというものです。

同時に記事の中で、あなたが "Zyzzyva" という熱帯性ゾウムシの英語名を知らないからといって困るとは思えない、とWebb教授は述べています。確かに。ゾウムシの種類は覚えなくても良いかも知れません。それに800語なら、思ったよりも手が届きそうだと思いませんか。

How many words do you need to speak a language?
https://www.bbc.com/news/world-44569277

文の構成を知る

英語圏の語学学校で学ぶと、先生がしばしば英文の中の単語を指し『この単語のpart of speechは何かな』と生徒に尋ねます。Part of speechとは、文章の中でそれぞれの単語はどのような機能を果たしているか、という意味です。

これは英語学習において極めて重要なポイントで、それらを理解することによって、どんなに長い英文であってもスムーズに理解できるようになります。

積極的に話す

ネイティブスピーカー、あるいはネイティブスピーカーレベル並みに英語を話すことの出来る友人、知人と積極的に会話をする時間を作りましょう。英語の環境に身を置くことによって、英語で考え英語で話す英会話力が身に付きます。

オンライン英会話などをも使い、毎日5分でも10分でも、一定時間英語を話す環境に身を置くことをおすすめします。英語に浸るという習慣は、英会話力アップが見込める最も効果的な勉強方法です。

間違いを恐れないで話す

間違いを恐れず、話しましょう。学習において間違いに気づくことは、とても大切な学びの過程です。

どこで勉強するのかを決める

どこで勉強をするのか、これもとても大切なポイントです。

近年では、英語学習アプリを使用したり、オンライン英会話で学習をされる方が増えています。自宅で英会話学習をする事は、時間を効率よく使えるという点においてもとてもおすすめの勉強方法です。

定期的に英会話スクールに通っているという人も、復習と自宅学習をぜひ習慣にしたいですね。通勤の電車の中や毎朝のコーヒーを飲む時など、特定の時間を決めて単語を一つ覚えるなどのスキマ時間を使った勉強方法もおすすめです。

英語上達に役立つ学習アプリ7選!【アプリを活用した学習方法も紹介】
https://nativecamp.net/blog/20220403-app

日本語に翻訳しない

英語初心者で何もかもわからないという人も、まずはわからない言葉があればオンライン英語辞書などで意味を調べたり、synonymと呼ばれる似た意味の単語を調べ意味を理解するなど、英語で理解し英語で考えられるようにする勉強法をおすすめします。

翻訳などのビジネス英語を使う仕事を目標にしている人も、まずは英語で考え英語で理解することが、英語力アップのために効果的です。

なぜなら日本語と英語は根本的に文の構成が異なっているため、日本語で考え日本語を英語に変換していると時間がかかるだけでなく、正確に意味を伝えられなかったり、理解が難しい場合も多いからです。

オンライン英語辞書を使いこなそう

オンライン英語辞書は常に強い味方です。単語の意味を理解し、英語音声で発音練習ができるだけではなく、その単語はどのような役割を持っているのかをも同時に知ることができます。

さらには、その言葉と相性の良い単語の組み合わせ、word familyと呼ばれる仲間について、そして英語学習のための豊富な英文の例など有益な情報をたくさん得ることができます。

毎日の学習を習慣化する

フォーブス誌によると、たくさんの人が新年に抱負を述べるのですが、およそ80%の人が2月までにそれらを放棄するそうです。毎日続けるためのコツは、頑張りすぎない、飽きない、忘れない、こと。学習を習慣化することをおすすめします。

どの教材を使うかを決める

教材選びは大切です。意気込んで教材を揃えたけれど勉強しないまま、なんとなく満足してしまった、という声を聞くことがあります。あなたが英語初心者なのか、社会人でビジネス英語を必要としているのか、あるいは特定の英語試験の受験準備なのかによっても選ぶ教材は変わってきます。

日本にもバラエティ豊かな教材が揃っていますが、海外の出版社であるPearsonやOxford、Cambridgeなどからも、レベルに応じた良い教材がたくさん出版されています。

また、オンライン英会話のネイティブキャンプのように、試験目的、あるいは英語力アップ、リスニング力やリーディング力の強化など、英語レベルや目的によって教材を豊富に揃えてあるオンラインスクールで勉強する方法も、とても効率的でおすすめです。

聞く力

リスニング力を強化しよう

リスニングの強化のために最も必要なことは、何だと思いますか? 海外のニュースを聞いたり洋画を観たりすることでしょうか?もしあなたが英語の単語や熟語をよく知っていて、文の構成も文法もよく理解しているとすれば、海外のニュースや洋画を観たとき、知っている言葉に気づき意味がよく理解出来ることでしょう。

つまりリスニング力を強化するためには、語彙力を伸ばし、文法と構成をよく知る必要があるということです。それではリスニング力を伸ばすために、具体的にどんな英語学習法をすれば良いのかを一緒に考えてみましょう。


Mayumiさんの目標:リスニング力をアップしたい。最終的には、洋画を字幕なしで観て、完全に理解できるようになりたい。

⭐︎毎日の小さな目標:
・一日ひとつの単語(vocabulary)をオンライン英語辞書を使い、発音、機能、使用法とともに学習する
・一日10分、ポッドキャストを聴く

⭐︎週末の小さな目標:
・ひとつの熟語(phrasal verbやcollocationなど)を学習する

in floods of tears  涙があふれる
breathtaking scenery  絶景
familiar landscape 見慣れた風景
scorching hot 灼熱
get stuck in traffic  渋滞に引っ掛かる
work overtime  残業
go wrong  うまくいかない
a casual acquaintance  知り合い など

・テーマを決めて、それに関する単語を学習する
テーマ:Wet Weather 雨の天気
関連する単語:shower 微雨→heavy rain 大雨→pour down 土砂降り→torrential rain 豪雨→flood 洪水 など

・文法の使い方を確認する
文法:名詞+前置詞=Noun + Preposition (for, of, in, to, with)

a reason for 〜の理由
an advantage of 〜の利点
a drop in 〜の減少
a reaction to 〜の反応
a connection with 〜との関連

・CNNやBBCなどのニュースを聴き、聞き取れた言葉やフレーズがどのくらいあるかを確認する

話す力

スピーキング力を強化しよう

スピーキング力を強化するためには、語彙力の強化、文法や文章の構成の理解だけではなく、英会話に慣れることが必要です。イギリスやカナダの語学学校では、新しい文法や言葉を習う時、質問に対する答えを口に出して答えるのではなく、紙に書くことがよくあります。

これはつまり、新しく習った言葉を使っていきなり話すことは誰にとっても難しいので、まずは繰り返し紙に書いて慣れよう、という学習法です。これは落ち着いて考えることができる、なかなか効果的な学習法です。

そしてスムーズに答えが頭に思い浮かぶようになれば、隣の席やクラスメイトとロールプレイを繰り返します。このように、最初は紙に書きそれぞれの使い方に慣れ、それから英語を母国語とする友人、第二言語として流暢に話すことのできる友人などと積極的に会話の練習をすると、英会話力アップが見込めるでしょう。

それらが難しい場合、オンライン英会話スクールなどを使い、一日5分でも10分でも、英語を話す時間を習慣化することも、スピーキング力アップにとても効果的でしょう。

書く力

ライティング力を強化しよう

ライティングスキルを身に付けるためには、語彙力の強化、文法や文章の構成の理解だけではなく、よく使われる文章の形を知り、ライティングのパターンやルールに慣れることが大切です。

同意する、しない、あるいは中立であるなど自分の意見の述べ方、二つの対象を比較する文章の使い方、世間一般論の述べ方、原因や影響について述べる時に使う熟語、それぞれのパターンを自由に使いこなせるよう、英文の作成を繰り返し練習することをおすすめします。

英語でのeメールなどへの返信も同様、挨拶から始まり、本文を簡潔明瞭に記載し、結びの言葉で締める、というルールに沿って書く練習を、日々の習慣にすることをおすすめします。英語圏の友人と積極的にやり取りをしたり、英語学習アプリを使用し、学習することも効果的です。

英作文を得意に!書き方のコツと勉強法を紹介します!
https://nativecamp.net/blog/20240303-writing

読む力

リーディング力を強化しよう

リーディングスキルを伸ばすには、語彙力の強化、文法や文章の構成の理解だけではなく、英文に慣れ、発音、リンキンサウンドのスキルを磨き、強化することも必要です。英語の発音には、日本語に無いものがたくさん存在しています。

それらを正確に聞き取ることのできる、良い耳を育てることをおすすめします。正しい英語の発音を知り、繰り返しの発音練習を習慣化することは、リーディング力アップにとても効果的です。

発音→オンライン辞書などで確認、練習
リンキンサウンド→オンライン英会話の教材、YouTubeなどで正しい英語音声を聞き、繰り返し練習

英語のリンキング(リエゾン)とは?音変化の法則や練習法を解説
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まとめ

今回は、英語学習のポイントと効果的な勉強方法について、どのような英語学習が必要なのかを具体例を挙げながら解説しました。英語学習だけではなく、何かを始めてそれらが楽しくなってくる時というのは、成果を実感し始めたときです。

あなたがポッドキャストや海外のニュースを聴いて理解出来始めた時、洋画の字幕が要らなくなった瞬間、海外の友人の問いかけに詰まることなく自然に返事ができた時、友人からのeメールにすらすら返事が書けた時、エッセイのコツを理解し、conclusionまで美しくまとまった時、英語のニュースや本が母国語のようにスラスラ読むことができ始めた時、あるいは目指していた英語の試験や学校に合格した時。それらの瞬間を想像すると楽しみになりますね。

小さな雨水が川となりやがて大海に合流するように、小さなことでも習慣化すると、必ず大きな力になります。あなたの英語学習に大きな成果が出るよう、祈っています。We wish you all the best.

nativecamp.net

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