英語の勉強をしている人は多いと思いますが、毎日の仕事やプライベートの忙しい日常の中で、集中する時間を取ることはなかなか難しいのではないでしょうか。だからこそ、勉強するときはしっかりと集中して、短い時間で効率よく成果を上げることが重要です。
今回は英語の勉強に集中するためのコツと共に、集中するための環境作りについてご紹介します。
気になるモノが目に入らない環境づくり
集中力を高めるにあたって、学習環境はとても重要です。余計なものが目に入ると気が散るので、机は片付けてスッキリとしておきましょう。机の上のテレビのリモコンや読みかけの本、仕事関係の資料など、不要なものは離れた場所に置いて、集中出来る環境を作ります。
また、ノートやペン、テキスト、電子辞書、イヤホンなど、勉強に使うものはすぐ手に取れる場所にあらかじめ揃え置いておきます。自宅だとテレビや趣味のものなどが多くあって、どうしても集中できない人は、カフェや図書館など自宅以外の場所で勉強するのもおすすめです。
適度な休憩をはさむ
人が継続して集中していられるのは、約40分程度だと言われています。さまざまな研究でも、60分間連続で勉強するよりも、15分おきに休憩を挟んだほうが効率よく記憶できることがわかっています。
勉強している最中に色々なことを考えてしまったり、今後の予定などが気になってしまったりする方も多いでしょう。また解いている問題が難しかったり、疲れがたまっていたりするとどうしても睡魔が襲ってきます。せっかく勉強のために机に向かっているのに、疲れた体や眠気と戦いながら長時間勉強するのは非効率です。
そんな時は、例えば15分間集中するなど、最低学習時間を設定しておくと取り組みやすくなります。長い時間ダラダラと机に向かっているよりも、15分間しっかりと集中して勉強して、終わったら軽い体操やコーヒーブレイクを入れたりと、メリハリをつけたほうが気持ちの切り替えがうまくいくものです。効率よく勉強するためには、心身ともにリラックスしている状態であることが必須条件なのです。
計画を立てる
目標が無いまま何となく勉強していると、なかなか集中することができません。具体的な目標があると、そこから逆算して学習スケジュールを立てやすいというメリットがあります。
おすすめはTOEIC試験に申し込んで、ゴールを設定することです。ゴールを明確にすることによって、スケジュールを立て、その計画に基づいて勉強するモチベーションが生まれます。
注意点は、無理なスケジュールを立ててしまうことです。英語の勉強を始めたばかりの頃は、やる気に満ち溢れていてつい詰め込んでしまいがちですが、時間にも体力にも集中力にも限界があるので、欲張りすぎると結局非効率になって、本来の集中力が発揮できなくなってしまいます。
集中できないときは休んでOK
机に向かっていてもどうしても集中できないという時は、思いきって他のことをしましょう。おすすめはストレッチなどで体を動かすことです。固まっていた筋肉がほぐれてリフレッシュすることができます。また、外に出ると気分転換になるので、近所を散歩して外の空気を吸ってもいいですし、ベランダに出て深呼吸するだけでも効果があります。疲れている時は、少しだけ仮眠を取ると回復します。
あくまでも集中力を取り戻すのが目的なので、リフレッシュする時間を決めてから机を離れるようにしましょう。
英語学習とスマホの相性
最近は、リスニング音声の再生や辞書代わりとして、スマートフォンやタブレットを活用する人も増えてきました。SNSや動画サイトなどにも英語学習に関する情報が多くありますので、非常に便利です。
しかし、実は英語学習とスマホの相性は最悪なのです。スマホはユーザーの時間と集中力を奪い取るためのアプリがたくさん詰まったデバイスです。最初は英語の勉強をしていたはずなのに、気づけばゲームに手が伸びていたり、SNSの投稿やニュースに目がいっていたということはありませんか?英語の勉強中に友達からメッセージが来たり、ニュースの通知が来たりすると、集中が途切れて勉強の手を止めてしまうでしょう。どうしてもスマホを利用する場合は2台持ちにして、片方はネットが繋がらない状態にしておいて、英語学習に関連するアプリのみを利用することをおすすめします。
英語学習に欠かせないアイテム
英語の勉強を効率的にするためには、アイテムを活用することも効果的です。ここでは英語の学習に役立つアイテムと、その選び方をいくつかご紹介しましょう。
タイマー
時間を意識することは、効率的に勉強するためには欠かせません。時間を測りながら取り組めば、時間内に終わらせようと必死になりますし、どの問題にどのくらい時間をかけているのかも明確になります。
タイマーは勉強に使える最高のアイテムだと言えるでしょう。その種類は100円ショップで売られているキッチンタイマーから、10,000円近くする高級タイマーまで色々です。しかし、重要なのは価格ではなく、10分、1分、10秒単位の細かな時間設定ができること、タイマーとストップウォッチの両方が使えること、音だけでなく光で知らせてくれる機能付きであることです。
数字の見やすさを重視する場合は、液晶画面に数字が表示されるデジタル式がおすすめです。大画面の液晶のデジタル式は、離れた場所からでも数字を視認しやすいのがメリットです。一方のアナログ式タイマーは、時間の経過を視覚的に把握しやすいのが魅力で、残り時間や経過時間を感覚で掴むのに最適です。安価で手軽に扱えるお気に入りの製品を、是非探してみてください。
イヤホン
英語のリスニング学習で欠かせないアイテムと言えば、イヤホンです。PodcastやYouTube動画を使ってリスニングの学習をするときに、イヤホンがあると大変便利です。
イヤホンには無線タイプ、有線タイプ、ノイズキャンセリング機能、防水機能などさまざまなタイプや機能のものが存在します。耳栓のような形をしていて、耳にフィットするタイプのイヤホンは、カナル型イヤホンです。現在はカナル型イヤホンが主流になっていて、価格や性能のバリエーションが豊富です。一方でデメリットとして、耳にピタッとフィットするので、長時間使っていると疲労を感じることもあります。
耳にひっかけて装着するタイプのイヤホンは、インナーイヤー型イヤホンです。圧迫感がないので耳が疲れにくいというメリットがあります。外の音を聞き取りやすいので、イヤホンをしていても外の音を取り入れたい人におすすめです。デメリットは、カナル型ほど耳にフィットしないので、音漏れがしやすい点です。
また、周りの雑音を遮断してくれるノイズキャンセリングという機能を装備したものもあります。この機能があれば、騒がしいカフェや電車の中でも集中して勉強に取り組むことが可能です。リスニング中に周りの音が聞こえてくると、つい気になってしまい集中が途切れてしまいます。この機能があれば、周りの音を気にすることなく集中することができます。外出先でイヤホンを使うことが多い人は、ノイズキャンセリング機能が付いている商品を選ぶことをおすすめします。
電子辞書
電子辞書は、紙の辞書に比べるとコンパクトで持ち運びに便利です。スマホで電子辞書アプリを使ったり、英単語を検索したりする人もいますが、気が散ってしまって時間と集中力を奪われるくらいであれば、電子辞書を使った方がいいでしょう。電子辞書は、文字を入力するだけで調べられますし、中には音声や動画で発音を学べる機能や、タッチペンで画面にメモ書きできる機能を備えた電子辞書も存在します。
電子辞書の選び方のコツですが、家庭の医学や冠婚葬祭辞典、ビジネス用語など、使う頻度の低そうなたくさんの辞書が入っているものは除外していいでしょう。電子辞書は毎日使うものなので、まずは自分で手に取ってみて、ストレスがなく使いやすいものが1番です。地域の電器店で、実機を自分で触ってチェックしてみることが重要です。
学習に集中する環境の作り方
勉強を始める前は、まず場所をきちんと整理して集中できる環境を作ることが大切です。ここでは効率的な勉強を行う上での大事な環境作りについてご紹介します。
仕切られたスペースを確保する
勉強部屋のレイアウトが効率に深く関わっていることは科学的に実証されていて、狭く仕切られた空間は広い空間に比べて勉強効率がいいと言われています。誰にも邪魔されない空間は、集中に効果があるのです。
例えば、図書館などの区切られた自習スペースで勉強していると、普段よりも集中できたという経験はないでしょうか。それと同じように、狭い空間では余計なものが視界に入らないので、集中して勉強することができ、成果が上がるのです。自分の部屋を区切って使えるのであればそれに越したことはありませんが、自宅のスペースでは難しい場合は、リビングの一角を仕切ってもいいですし、誰も使っていない時間帯のお風呂場や寝室でもかまいません。また家に限らず、ネットカフェや会議室、自習室など、仕切られた空間で自分に合っていれば、そこが効率的な勉強スペースになります。
誘惑をなくす
仕切られた空間は勉強専用のスペースです。そこで集中するためには、電子機器や書籍など、勉強に関係のないものは持ち込まないことです。そうしたものが目につくと、ついそこに意識がいってしまいます。机には参考書や教材などを置いてしまいがちですが、それも集中を妨げる要因になってしまいますので、基本的に何もない状態をキープすることが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、集中して効率的に成果をあげるための方法やアイテムについてご紹介しました。英語の勉強するときはしっかりと集中して、アイテムを活用しながら、短い時間で効率よく成果を上げることを目指しましょう。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.