動名詞を使った構文の基礎:熟語や慣用表現に関する例文付き

動名詞, 構文, ネイティブキャンプ

動名詞の基本理解

動名詞は、動詞の原形に “-ing” を付けた形で、名詞的な役割を果たします。動名詞は主語、目的語、前置詞の後などに使われることがあります。

動名詞を用いた熟語や慣用表現

1. be interested in ~ing

意味: 〜することに興味がある

I am interested in learning new languages.
私は新しい言語を学ぶことに興味があります。

2. succeed in ~ing

意味: 〜することに成功する

She succeeded in climbing the highest mountain.
彼女は最高峰の山を登ることに成功した。

3. believe in ~ing

意味: 〜することを信じる

We believe in preserving nature for future generations.
私たちは将来の世代のために自然を保存することを信じています。

4. be good at ~ing

意味: 〜することが上手い

He is good at playing the guitar.
彼はギターを弾くのが上手です。

5. be fond of ~ing

意味: 〜することが好きである

She is fond of baking on weekends.
彼女は週末に焼き菓子を作るのが好きです。

6. be afraid of ~ing

意味: 〜することを恐れる

Many people are afraid of speaking in public.
多くの人々は公共の場で話すことを恐れています。

7. be sorry for ~ing

意味: 〜したことを後悔する、謝罪する

I am sorry for arriving late.
遅れて到着して申し訳ありません。

8. be ashamed of ~ing

意味: 〜したことを恥じる

He was ashamed of lying about his grades.
彼は成績について嘘をついたことを恥じていました。

9. be proud of ~ing

意味: 〜したことを誇りに思う

Parents are often proud of their children's achievements.
親はしばしば子供の成果を誇りに思います。

10. think of ~ing

意味: 〜することを考える

Sometimes, I think of moving to a new city.
時々、新しい街に引っ越すことを考えます。

11. be on the point of ~ing

意味: 〜する寸前である

He was on the point of leaving when the phone rang.
電話が鳴った時、彼は出かけようとしていたところだった。

12. make a point of ~ing

意味: 〜することを重要視する、意図的に〜する

She makes a point of visiting her grandparents every week.
彼女は毎週祖父母を訪ねることにしている。

13. feel like ~ing

意味: 〜する気分である

Do you feel like going out for dinner tonight?
今夜、外食に行きたい気分ですか?

14. cannot help ~ing

意味: 〜せずにはいられない

I cannot help thinking about the future.
未来のことを考えずにはいられません。

15. Would you mind ~ing?

意味: 〜してもらってもいいですか?

Would you mind closing the window?
窓を閉めていただけますか?

16. look forward to ~ing

意味: 〜することを楽しみにしている

I look forward to meeting you in person.
あなたに直接お会いするのを楽しみにしています。

17. How about ~ing?

意味: 〜するのはどうですか?

How about going to the beach this weekend?
この週末、ビーチに行くのはどうですか?

18. What do you say to ~ing?

意味: 〜することについてどう思いますか?

What do you say to starting our own business?
自分たちのビジネスを始めることについてどう思いますか?

19. be used to ~ing

意味: 〜することに慣れている

I am used to waking up early for work.
仕事のために早起きすることに慣れています。

20. be accustomed to ~ing

意味: 〜することに慣れている

She is accustomed to living alone.
彼女は一人暮らしに慣れています。

21. never...without ~ing

意味: 〜することなしには...しない

He never leaves the house without checking the locks.
彼は鍵を確認せずに家を出ることはありません。

22. It goes without saying that~

意味: 〜は言うまでもない

It goes without saying that honesty is the best policy.
正直が最善の策であることは言うまでもありません。

23. be worth ~ing

意味: 〜する価値がある

The book is worth reading.
その本は読む価値があります。

24. There is no ~ing

意味: 〜することはない

There is no telling what the future holds.
未来が何をもたらすかは分かりません。

25. It is no use ~ing

意味: 〜しても無駄である

It is no use worrying about things you cannot change.
変えられないことを心配しても無駄です。

26. of one's own ~ing

意味: 自分自身の〜する選択

She bought a house of her own choosing.
彼女は自分で選んだ家を買いました。

27. on ~ing

意味: 〜したときに

On arriving home, I found a surprise waiting for me.
家に着くと、驚きが私を待っていました。

28. in ~ing

意味: 〜することにおいて

In studying history, we learn about the past to understand the present.
歴史を学ぶとき、私たちは現在を理解するために過去を学びます。

29. come into being

意味: 存在するようになる、生まれる

The new regulations came into being after much debate.
多くの議論の後、新しい規制が成立した。

動名詞の誤用と正しい使用法

よくある間違い

英語を学ぶ際に、動名詞とto不定詞の使い分けは多くの人にとってつまずくポイントです。

例えば、「stop」の後に動名詞を使うと「〜するのをやめる」という意味になりますが、to不定詞を使うと「〜するためにやめる」という意味になります。これは、動詞によって意味が大きく変わることを示しています。

動名詞
He stopped smoking.

彼はタバコを吸うのをやめた。
ここではタバコを吸う行為を止めたことを意味します。

to不定詞
He stopped to smoke.

彼はタバコを吸うために立ち止まった。
ここでは別の行為を中断して、タバコを吸うために立ち止まったことを意味します。

他にも、「remember」や「forget」などの動詞は、動名詞とto不定詞を使い分けることで、意味が変わります。動名詞を使うと過去の行為を、to不定詞を使うと未来の行為を指します。

動名詞
I remember telling you the story.

私はあなたにその話をしたことを覚えています。
過去に話をしたことを覚えている状況です。

to不定詞
Remember to tell me the story.

その話を私にするのを忘れないでください。
未来に話をすることを忘れないようにという意味です。

このように、動名詞とto不定詞は文脈によっても異なる意味を持ち、正しい使い方をマスターすることが英語の流暢さを高める鍵となります。

to不定詞と動名詞の違い

動名詞とto不定詞は、英語において異なる文脈や意味で使用されます。動名詞は、行為そのものや行為の結果を指すのに対し、to不定詞は、行為の目的や意図を表すことが多いです。

また、特定の動詞や表現の後には、動名詞かto不定詞のどちらかが自然に続くことが決まっているものもあります。

動名詞を使用する動詞の例: enjoy, avoid, finish, mind
to不定詞を使用する動詞の例: hope, decide, agree, plan

これらの違いを理解することは、英語の正確な使用において重要です。

動名詞を正しく使うためのコツ

動名詞を使う際には、動詞の意味が名詞的な行為や状態を指すかどうかを考えることが大切です。

まとめ

動名詞の構文は、英語学習者にとって時に複雑に感じられるかもしれませんが、その使い方を理解すれば英語の表現が格段に豊かになります。動名詞と分詞構文の違いを把握することは、英文法の基礎を固める上で非常に重要です。

例えば、「by studying」(勉強することによって)というように、「by ~ing」は文法の中でよく使われます。

動名詞の例文を中学英語から高校英語に至るまで学ぶことで、動名詞構文の一覧を作成し、それを書き換える練習をすることができます。また、「there is no denying」(否定できない)のように、動名詞を含む構文は日常的な表現にも頻繁に登場します。

動名詞構文の覚え方に、メガフェプス(MEGA FEPs)という記憶術があります。これは、動名詞を使うべき場面を示す単語の頭文字を取ったもので、英語の学習において有効なツールです。動名詞と不定詞の違いを理解することは、進行形や完了形、さらには副詞節や形容詞句の構築にも影響を与えます。

動名詞は、名詞的用法だけでなく、動詞派生名詞や形容詞的用法、前置詞inと組み合わせた表現など、英語のさまざまな文脈で活用されます。例文を通じて動名詞の使い方を学ぶことは、文章をより自然で流暢なものにするために不可欠です。

このように、動名詞構文は英語のコミュニケーションにおいて中心的な役割を果たし、その形式動詞や可算名詞としての機能は、言語の柔軟性と表現力を高めます。本記事の解説を通じて動名詞の構文を学び、その知識を実際の状況に応用することで、英語の理解をさらに深めることができるでしょう。

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