気になるフィリピンの交通事情と交通手段についてご紹介!!

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旅行や留学でフィリピンに訪れる際、チェックしておきたいのが『交通手段』ですよね。

現地でどのように移動すれば良いのか、どんなことに注意しなければいけないのか、詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、フィリピンの交通事情と交通手段について詳しく解説していきます。

フィリピンに渡航予定の方はぜひ参考にしてみてください。

フィリピンの交通事情について

フィリピンでの主な交通手段は、以下の5つです。

【フィリピンの交通手段】

①Grabタクシー

②ジプニー

③バス

④トライシクル

⑤電車

順に特徴を解説していきますね。

Grabタクシー

フィリピンの交通手段としておすすめなのが、Grabタクシーです。

Grabタクシーは東南アジアで広く普及しているタクシー配車アプリで、通常のタクシーよりも簡単かつ安全に利用できる点が魅力です。

アプリを通して目的地を設定し配車するので、ドライバーに直接「◯◯に行って欲しい」と伝える必要がなく、英語が苦手な方でも問題なく目的地に到着できます。

また、予約時に料金を確認できるので、ぼったくりの心配がありません。フィリピンでは外国人相手にタクシードライバーが通常よりも高い料金を請求しトラブルになるケースが多発していますが、Grabタクシーであれば安心して移動が可能です。

クレジットカードを登録しておけば、降車時に自動で決済できるので、現金を用意しておく必要もありません。アプリは日本にいてもダウンロードできるので、渡航前に準備しておくと安心です。

もし通常のタクシーを利用する場合は、必ずメーターがついているものを選びましょう。悪質なタクシーだと、メーターを隠して「メーターがない」と嘘をつかれることもあるので、必ず乗る前に確認することが大切です。

ジプニー

ジプニーは、フィリピンで最もメジャーな交通手段の1つです。

アメリカ占領時代に使われていたジープを改造して作られたのが始まりで、今では街中を走る交通手段として使われています。

車体がカラフルに装飾された小型の乗合バスのようなもので、どこでも乗り降りが可能。多くの現地フィリピン人が通学や通勤にジプニーを利用しています。

ジプニーの車体前に行き先が表示されており、それぞれ決まった区間を往復しています。乗ってしまうと行き先がわからなくなるので、必ず乗る前に車体を見て行き先を確認しましょう。

料金は10フィリピンペソ程度です。お金は乗車時に現金で支払うので、細かいお金を用意しておくとスムーズに乗車できます。

格安で移動したい人や、フィリピンらしさを楽しみたい方におすすめの移動手段です。

1台につき15〜20人ほど乗っており、ぎゅうぎゅう詰めな場合もあるので、乗車時はケガやスリに気をつけましょう。

バス

長距離を移動する場合は、バスの利用が便利です。

フィリピンでは首都マニラ以外は鉄道が走っていないので、マニラからバギオに行くなど長距離を移動する場合はバスの利用がおすすめ。運賃が安く、手軽にマニラ郊外に小旅行が可能です。

長距離バスに乗る際は、バスターミナルに行き、そこでチケットを購入します。インターネットでチケットを買うことができないので、直接チケットカウンターで買う必要があります。行き先によっては当日だと売り切れになる場合もあるので、前日までにカウンターに行きチケットを買っておくのがおすすめです。

また、フィリピンのバスは車内の冷房が強すぎて寒いと感じる場合も多いので、利用の際は羽織るものを持っていくと良いでしょう。

空港とマニラ市内の間も「UBE Express」という名前のバスが走っているので、空港から市内までの移動手段にもおすすめです。

トライシクル

トライシクルは、バイクに人が乗れる荷台がついた、バイクタクシーのようなものです。

ジプニー同様にフィリピンならではの乗り物で、現地の雰囲気を味わいながら移動できます。

荷台のサイズは3人用〜5人用で、格安で短距離移動が可能。車では入れない狭い道も、トライシクルであれば通行できます。「タクシーで移動するほどの距離ではないけれど、歩くと遠い」という距離の場合は、トライシクルの利用がおすすめです。

ただし、外国人観光客はぼったくりのターゲットにされやすいので、乗る前に必ず料金を確認する必要があります。乗る前に運賃相場をチェックしておき、ドライバーから相場よりも高い値段を言われた場合はきちんと値段交渉しましょう。

電車

フィリピン・マニラでは、電車も走っています。

車やバスよりも早く移動することができ、運賃も13フィリピンペソ〜と格安です。

LRT・LRT2・MRTの3つの電車が走っており、通常15〜20分感覚で運行しています。

朝夕のラッシュ時には5分おきに運行していますが、かなり混雑するのでラッシュ時の利用は避けた方が良いです。電車に乗るために20分以上待たなければならないというケースも多く、スムーズに目的地に辿り着けない可能性が高いです。

電車利用の際は、チケット売り場もしくは自動券売機で切符を買います。SuicaのようなICカードもあるので、長期滞在の人や頻繁に利用する予定がある人はICカードを購入するのがおすすめです。自動券売機で購入・チャージでき、路線によっては割引運賃が適応されます。

レンタカー

フィリピンには運転手付きのレンタカーサービスがあります。

自分で運転する必要がないので、車で移動したい人におすすめな交通手段です。

2〜3名の場合はミニバンやセダンタイプ、4〜10名の場合はバンタイプの車をレンタルするのが一般的です。

日本語でやりとりができる日本人経営のレンタカー会社も多いので、あらかじめ旅行日程や希望を伝えておくとスムーズに利用できます。

交通機関を利用する際に気を付けること

今回紹介したようにフィリピンの交通手段にはそれぞれ特徴があるので、目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。

便利かつ格安で利用できるフィリピンの交通機関ですが、いくつかの注意点もあります。

フィリピンで安全に移動するために、利用の際は以下の点に気をつけてくださいね。

交通事故に気をつける

フィリピンでは交通事故が多く、特に首都であるマニラでは頻繁に交通死亡事故が起こっています。

フィリピンは日本のように歩行者優先ではないので、車が止まることを期待して無理な横断をしてはいけません。

特に首都マニラはバイクやタクシーの数が多く、車間距離が狭い、クラクションがあちこちで鳴っているという状況が日常茶飯事です。歩行時でも注意を怠ると事故に巻き込まれる可能性があるので、車道の近くを移動する場合は周囲を気にしながら歩きましょう。

スリ・置き引きに気を付ける

フィリピンではスリや置き引きといった盗難事件が頻繁に発生しており、特に移動中は狙われやすいタイミングです。

特にジプニーや電車は車内が混雑していることが多く、人混みに紛れて財布などを盗まれるケースが多発しています。

乗車時は、荷物から目を離さない、貴重品は抱き抱えて持つ、ポケットにスマホや財布を入れないといった対策が必要です。

また、そうした公共交通機関を利用する際は、高価なものを持ち歩かない、華美な格好はしないといった防犯対策も必須です。お金を持っていそうな格好をしていると、それだけで犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。たくさんの人が利用する交通機関を使う場合は、目立つ格好・行動は避けましょう。

ぼったくりに気を付ける

記事の前半でもお伝えしましたが、通常のタクシーはぼったくりが多く、相場以上の運賃を取られることがあります。

Grabタクシー以外を利用する際は、必ずメーターがついているタクシーを利用するようにしましょう。

タクシーの他に、トライシクルも料金が一律ではなく値段交渉が必要です。外国人観光客を狙ったぼったくりも多いので、必ず乗る前に料金の確認することが大切です。

また、ジプニーやトライシクルに乗った時に、大きいお金を出すとお釣りがもらえない場合があります。本当にお釣りの用意がない場合もあれば、嘘をついて多めに運賃をとろうとする場合もあるので、利用の際は少額の現金も用意しておくと良いでしょう。

渋滞に気を付ける

フィリピン・マニラはアジアで最も渋滞がひどい国と言われています。

通勤ラッシュの時間帯(朝6時〜10時/夕方16〜20時)の渋滞は、ハマると全く動かなくなってしまうので、Grabタクシーやバスなど車で移動する際は注意が必要です。移動に倍の時間がかかる場合もあるので、渋滞を見越して行動するようにしましょう。

また、タクシーに乗って渋滞にハマった場合、ドライバーが倍の料金を請求してくることもあります。そうしたトラブルを避けるためにも、通勤ラッシュ時間は避けて移動するのがベターです。

車酔いに気をつける

最後に、フィリピンの道は舗装が綺麗にされていない場所が多く、ドライバーの運転が荒いので、車酔いしやすいです。

普段から車酔いしやすいという人は、酔い止め薬を持っていくと良いでしょう。

まとめ

今回の記事では、フィリピンの交通手段と注意事項について詳しく解説しました。

フィリピンでは多様な交通手段があるので、目的に応じて適切なものを選ぶことが大切です。

他の交通手段と比べると少し割高ですが、安全に移動したい場合にはGrabタクシーの利用がおすすめです。フィリピンに旅行・留学する際は、事前にアプリをダウンロードしておくと良いでしょう。

フィリピンでは外国人観光客を狙った犯罪も多いので、特にぼったくりやスリには気をつける必要があります。記事の後半で紹介した注意点に気をつけて、滞在を楽しんでくださいね。

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