今回の記事は、eitherの使い方の徹底解説です。『お待たせしました!』と言っても過言ではないくらい、この単語を完全マスターするためのポイントをとにかくわかりやすくまとめています。
この英語 eitherは、重要な役割を持ち、かつ大変使い勝手の良い言葉です。欧米で使用されている主要な辞書などでは、この英語 eitherは最高ランクの使用頻度だとはっきり明示されています。ここでポイントを押さえて eitherをマスターすれば、英語表現の幅が広がり会話が盛り上がること間違いなし。
Either という言葉を初めて聞いた人も、これまでに英語学習をする中で何度か見たことはあるけれど使い方や意味が曖昧、、という人も、もはや心配はありません。ここでしっかり例文を確認しながら一緒に学習し、言葉の使い方を完全マスターしましょう。
Eitherの意味と使い方
Eitherは英文法の中で、多くの機能を持っています。ここではよく使われる用法について学びます。
さて、あなたが友人Nancyとどこのレストランでランチをとろうかと会話をしている場面を想像して下さい。友人Nancyがあなたに話しかけます。『ねぇ、お腹すいたよね。中華料理AかイタリアンBか、どちらかに行こうよ!』
中華料理かイタリアン、どちらもいいですね。美味しそう!迷いますね。う〜ん、イタリアンAもいいし、中華料理Bもいいな。どちらもすごく美味しいって評判をよく聞くし。でも私、どちらにも行ったことがないんだ。
基本の either A or B
Mayumi:I haven't been to either A or B so far.
中華料理AかイタリアンBかどちらかに行こうよ!
私、これまでにAもBもどちらにも行ったことがないんだ。
Eitherは使い方によって英語表現の幅がある言葉ですが、最初の例文Nancyの質問にあるように、『AかB、二つのうちのどちらか』と使われるだけでなく、Mayumiが答えたように否定文では『AもBもどちらも』といった意味でも使われています。
Eitherには三つ以上の使い方があると言われる事がありますが、実際その通りです。しかし心配は無用です。ポイントを押さえれば難しくはありません。
ほとんどの場面でeitherは、
2、どちらも、
3、どちらでも、
という意味で使われています。これらの使い分けは文脈によります。
例文をあげて、この『AかB、二つのうちのどちらか』そして『AもBもどちらも』あるいは『AでもBでもどちらでも』が英会話の中で実際にどのような意味で使われているか、一緒に確認していきましょう。
マテオは、フランス語とイタリア語のどちらかを話します。
B:I am not sure. He is either French or Italian.
A:彼はどこの出身なの?
B:わからないな。彼はフランス人かイタリア人のどちらかだ。
私はランチにシチューかパスタのどちらかを食べます。
彼は朝食にシリアルかスコッチエッグのどちらかを食べます
B:Either. It doesn't *matter.
A:紅茶かコーヒーはいかが?
B:どちらでも。
*Matter:ここで使われている英語matterは、重要という意味を表す動詞です。Does notと否定文にすることで、重要ではないという意味になっています。すなわち、紅茶でもコーヒーでも種類は重要じゃないよ、どちらでもいいよ!という風に答えています。
関連記事: no matterの意味と使い方とは?no matterを徹底解説します!
https://nativecamp.net/blog/20230622-no_matter
形容詞のeither
英語学習者にとって、eitherは使い方がちょっと複雑で難しい、、と聞く事がありますが、実は使い方はとてもシンプルです。形容詞としてのeitherの使い方はこちらです。
1、二つのうちのどちらか。主に選択をする場面で使われます。
バスまたは列車で行くことができるけど、どちらにしても4時間はかかるよ。
どちらを選んでも良いよ。
どちらのケーキを選んでも美味しいよ。
2、どちらも、という意味で使われることもある
either side of=両側、両隣
犬たちは私の両側に寝転んでいた。
教室で、彼らは私の両脇に座っていた。
私の家の両側に木が生えていました。
レストランの両側に銀行がありました。
本は彼の両脇に挟まれていた。
*Sandwiched=サンドイッチは皆さんご存知の通り、名詞としてよく使われていますが、動詞としても使う事の出来る語です。
あのね、電車で大きな人たちにサンドイッチされたんだよ!(挟まれたんだよ!)
などと表現できます。
代名詞の「either」
代名詞は英語でpronounと言います。名詞や名詞句の代わりに使われる言葉を指します。
1、二つのうちのどちらか。主に選択をする場面で使われます。
代名詞としてのeitherの使い方は、アメリカ英語でもイギリス英語でもよく使われる用法なので、ここはしっかりポイントを押さえておきたいですね。
B:You can eat either.
A:チョコレートとフルーツがあるよ。
B:どちらでも食べていいよ。
あなたたちどちらか、私に傘を貸してくれないかしら?
B:Either. It doesn't *matter.
A:紅茶かコーヒーはいかが?
B:どちらでも。
2、否定文が2つの物事または人物の両方について、事実であることを示すのに使用されます。
ロサンゼルスとロンドンに住んだことがあるけど、どちらの街も好きじゃないな。
B:I don't like either.
A:チキンと魚のどちらが好きですか?
B:どっちも好きじゃないな。
Nancy:I don't know.
Mayumi:I don't either. あるいは Neither do I.
知らないな。
彼がどこにいるか、知ってる?
私も知らないな。
接続詞の「either」
二つのうちのどちらか。主に選択をする場面で使われます。
あなたは、数学、芸術のいずれかを学ぶことが出来る。
ここでの数学、芸術はいずれも同じ重み ( 同じ重要さ、あるいは同じ価値 )で扱われており、選択肢として提示されています。
あなたは、お店に行くか、家にいるか、どちらでもいいよ。
こちらも同様、お店に行くか、家にいるか、選択肢の提示です。
あなたは、ホットチョコレートを、朝に飲んでも、夜に飲んでも、どちらでもいいよ。
こちらはどうでしょうか。朝に飲んでも、夜に飲んでも、と同じく選択肢の提示をしていますね。同じようなパターンで使われる事が多いので、either A or Bのフレーズをぜひ口に出して何度も練習して下さい。
紅茶かコーヒーかどちらか
ペンか鉛筆のどちらか
数学か理科のどちらか
either A or B, either A or B。Eitherを使った文章、これはぜひ積極的に使いたい英会話のうちの一つです。
副詞の「either」
副詞は英語でadverbと言います。Adverbは動詞、形容詞、別の副詞、または文章全体の意味を補足する働きをします。
副詞としてのeitherは、alsoやtooの代わりに否定文で使うことができます。否定句の後に付けて、その感情や状況がすでに述べたものと似ていることを表すことが出来ます。(neitherも使えます)
Nancy can't come and I can't either.
ナンシーも私も行けない。
Nancy can't come and I also can't go.
ナンシーも私も行けない。
Neither Nancy nor I can come.
ナンシーも私も行けない。
上記のように、私も、と説明している所はalsoやtooを使っても意味は同様ですが、eitherを使うことによって格段に英語表現の幅が広がります。積極的に使いたいですね。
あのレストランは高い評判を得ているし、値段も高くないよ。
ナンシーはりんごもオレンジも嫌いです。
関連記事:果物を使ったイディオムやスラングなどの英語表現を勉強しよう!
https://nativecamp.net/blog/20220304-fruits-idiom
まとめ
今回はeitherの使い方や用法を、形容詞、代名詞、接続詞、副詞としてどのように英語表現出来るかを例文をあげて徹底解説しました。いかがでしたか?
Eitherは、肯定文、否定文で
1、どちらか、
2、どちらも、
3、どちらでも、
という意味で使える、とても使い勝手の良い言葉です。ぜひ使いこなして英語の表現の幅を広げて下さい。

◇留学経験
・イギリス ロンドン
・カナダ トロント
これまで、イギリス・ロンドンのWimbledon School of Englishとカナダ・トロントのiLSC Language Schoolで、文法やアカデミックライティング、国際的な社会問題、ジャーナリズムなどのコースを選択し、2年間にわたり徹底的に学びました。
これらの学びを通じて英語のスキルを高めるとともに、国際的な視野を広げる貴重な機会を得ることができました。特に、アカデミックライティングのコースでは、論理的な構成や明確な主張の展開、信頼できる証拠を基にした議論の方法を学び、映画をテーマに議論するコースでは、さまざまな文化的背景を持つクラスメイトたちと積極的に意見を交わしながら、異なる視点から物事を考える力を養いました。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
これまでに滞在した国や島:イギリス、ドイツ、スペイン、オーストリア、スイス、フランス、イタリア、インドネシア、バリ、タイ、ランカウイ、プーケット、ハワイ、グアム、サイパン、アメリカ、オーストラリア、カナダ、パンコールラウ、香港、マレーシア、シンガポール、メキシコなどです。
◇自己紹介
これまでいろんな国を旅して来て、たくさんの人々と知り合い数多くの得難い思い出があります。世界各地に友人ができ、やはり共通の言語は英語なので、今では日常的に英語を使っています。また、イギリスやカナダに滞在し、家を借りたり銀行口座を開設したり、現地の学校の申し込みをしたりした経験から、正確な英語を使う必要性を感じました。
英語のスキルでは、リスニングが得意です。また、COLLOCATIONと呼ばれる、英語の言葉が何とペアになっているかに関しての専門的なコースを取ったこともあり、皆様に少しでも有益な情報をお届けしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
◇留学への思い
これまでの留学経験を通じて、さまざまな国の人々と出会い、共通の言語として英語が必要不可欠であることを実感しました。現在では日常的に英語を使い、世界中の友人とコミュニケーションを取っています。
異なる母国語を持つ人々と円滑に意思疎通を図るためには、英語は欠かせないツールです。英語は単なる言語にとどまらず、異文化への理解や国際的な問題に対する深い洞察を得るための重要な鍵であることを強く感じています。
留学では、学業以外の思い出も、留学生活をさらに思い出深いものにしてくれました。ロンドンでは、クラスメイトとフランスやイタリアを訪れ欧州の文化を体験したり、週末にロンドンの地下鉄「チューブ」に乗りピカデリーでミュージカルを楽しんだりと、充実した時間を過ごしました。
トロントでは、ワールドカップ期間中にキャンパスのロビーに設置された大きなテレビの前で、世界中の学生たちと共に相手や自分の国の試合を応援し、にぎやかなひとときを楽しみました。
これからも、みなさんに有益な情報をお届けできるようつとめていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.