英語の動詞には「自動詞」と「他動詞」がある!と学校の英語の授業で習った記憶はありませんか?よくわからない、いつもどっちか迷ってしまう…とお悩みの方も多いのではないでしょうか?!
今回の記事では、「自動詞」と「他動詞」の違いと使い分けを説明します!違いを知って、正しく使い分けられるようにしましょう!また、「自動詞」と「他動詞」の注意すべきポイントについても、例文と一緒にご紹介します。この記事が、みなさんの英語学習の参考になると嬉しいです!
- 「自動詞」と「他動詞」って何?
- 自動詞と他動詞の違い
- 英語学習ワンポイント 留学前に文法用語を覚えよう!
- 自動詞と他動詞の見分け方
- 自動詞としても他動詞としても使える単語
- 自動詞と他動詞で意味が変わる注意すべき単語
- 自動詞と他動詞の使い方の注意点
- まとめ
「自動詞」と「他動詞」って何?
「自動詞」と「他動詞」の使い分けをマスターしよう!といいましたが…そもそも「自動詞」と「他動詞」ってなんでしょうか?
英語を学んでいると必ず見聞きする「自動詞」と「他動詞」という言葉。それぞれ詳しくみていきましょう!
自動詞
まず「自動詞」の定義を英語と日本語でみていきましょう。
自動詞:目的語を必要としない動詞
私は動いた。
他動詞
次に「他動詞」の定義を英語と日本語でみていきましょう。
他動詞:目的語を必要とする動詞
私はテーブルを動かした。
自動詞と他動詞の違い
「自動詞」と「他動詞」の違いをみていきましょう!前項で「自動詞」と「他動詞」の定義と短い例文のみを示しました。確かになんだか違うな…というのは感じ取ってもらえたでしょうか?
「自動詞」は、目的語(動詞が表す動作などの対象となる語)を必要としない動詞です。つまり、「主語と動詞」だけで意味がわかる文章を作ることができます!先ほどの例文をもう一度確認してみましょう。主語(I)と自動詞(move)の過去形のみで、何が言いたいかわかりますね!
私は動いた。
「他動詞」は、目的語を必要とする動詞です。「主語と動詞」に加えて「目的語」が必要になってきます。先ほどの例文をもう一度確認してみましょう。主語(I)と自動詞(move)の過去形に、動かす対象である目的語(the table)を加えて、意味が通る文章になっています。
私はテーブルを動かした。
英語学習ワンポイント 留学前に文法用語を覚えよう!
留学して英語を勉強するぞ!と考えているそこのあなた!ぜひ留学前に文法用語を覚えていってください!
語学学校の授業では、当たり前ですが「英語」で「英文法」が説明されます。英語の文法用語ってあまり馴染みがないですよね。
主語(subject)・動詞(verb)・前置詞(preposition)などの文法用語を覚えていると、授業が理解しやすくなりますよ!
自動詞と他動詞の見分け方
簡単に表すと、「自動詞」は目的語が不要な動詞、「他動詞」は目的語が必要な動詞です。
「自動詞」と「他動詞」の感覚は、なかなか難しいですね…!!では、「自動詞」と「他動詞」を見分けるにはどうすればいいのでしょうか?
見分け方は…「前置詞」があるかないかです!「自動詞」を使う際に、目的語や補語としてのはたらきがある「名詞」を置く場合には前置詞が必要です。一方、「他動詞」は、「他動詞」+「目的語」の形で「〜を〇〇する」と表せるので前置詞が不要です。
We agreed with him.
私たちは彼に同意した。
We discussed the problem.
私たちはその問題について議論した。
自動詞としても他動詞としても使える単語
「自動詞」と「他動詞」の違いと見分け方について、お話してきました。しかし、ほとんどの動詞は、「自動詞」と「他動詞」の両方を兼ね備えています。
なんだか、こんがらがってきそうですが、実際に英単語をみていきましょう!例文も一緒にみていくと、少しずつクリアになってきますよ!
Cut
(原形:cut 過去形:cut 過去分詞形:cut)
This knife will not cut well.
このナイフは切れ味が良くない。
My mother cut the toast in half.
私の母は、トーストを半分に切った。
Drink
(原形:drink 過去形:drank 過去分詞形:drunk)
Last night I drank too much.
昨夜は飲みすぎた。
My daughter wanted to drink apple juice.
私の娘はリンゴジュースを飲みたがった。
Hold
(原形:hold 過去形:held過去分詞形:held)
Hey wait! Hold still here, OK?
ねぇ、待って!そこでじっとしておいて、わかった?
Can you hold my bag for a sec?
ちょっとカバン持ってくれる?
Move
(原形:move 過去形:moved 過去分詞形:moved)
I moved.
私は動いた。
I moved the table.
私はテーブルを動かした。
自動詞と他動詞で意味が変わる注意すべき単語
ほとんどの動詞は、「自動詞」と「他動詞」の両方を兼ね備えていますが、「自動詞」と「他動詞」で意味が変わる単語があります!TOEICや英検などの語学試験でも頻出の問題なので、しっかり覚えていきましょう!!
Run
「自動詞」と「他動詞」で意味が変わる単語の代表格「run」!
「自動詞」の意味は、「走る」
「他動詞」の意味は、「〜を経営する」
(原形:run 過去形:ran 過去分詞形:run)
I was running for 4 hours.
私は4時間走っていた。
My older brother runs a café in our hometown.
私の兄は地元でカフェを経営している。
Stand
お馴染みの英単語ですよね!「他動詞」の意味は英会話でもよく出てくるので、例文ごと覚えてしまいましょう!
「自動詞」の意味は、「立つ」「他動詞」の意味は、「〜を我慢する、耐える」
(原形:stand 過去形:stood 過去分詞形:stood)
Good morning, class. Can you guys stand up, please? Let's make 3 teams.
みなさん、おはようございます。ちょっと立ち上がってもらえますか?3つチームを作りましょう。
I can't stand his behavior anymore.
彼の行動にはもう耐えられない。
Attend
「Attend」は、「〜に出席する」でお馴染みですよね!あまり馴染みがないかもしれませんが、「自動詞」では違う意味があるんです!
「自動詞」の意味は、「注意を払う、気に留める」「他動詞」の意味は、「〜に出席する」
(原形:attend 過去形:attended 過去分詞形:attended)
My son wasn't attending to his English lesson.
私の息子は英語の授業を聞いていなかった。
My boss and I are going to attend the meeting tomorrow.
私の上司と私は、明日の会議に出席する予定だ。
Do
簡単なようで奥が深い「do」という単語。使い方を覚えるととても便利な単語です!
「自動詞」の意味は、「行う、済ます、適する」「他動詞」の意味は、「〜をする」
(原形:do 過去形:did 過去分詞形:done)
Do in Rome as the Romans do.
郷に入っては郷に従え。
Don't worry. I'll do the washing up. Just sit and relax.
気にしないで。洗い物は僕がするよ。座ってのんびりしておいて。
自動詞と他動詞の使い方の注意点
最後に「自動詞」と「他動詞」の使い方の注意点をご紹介します!
他動詞みたいな自動詞に注意!
「To apologize(謝罪する)」「to complain(文句を言う)」「to agree(同意する)」は、他動詞と間違えやすい単語です。
目的語や補語としてのはたらきがある名詞を置く場合は、前置詞が必要です!忘れないようにしましょう!
君は私に謝るべきだよ。
君はどうしてお父さんに文句を言っているの?
我が社は彼らの申し出に同意した。
自動詞みたいな他動詞に注意!
「To marry(と結婚する)」「to discuss(について議論する)」は、自動詞と間違えやすい単語です。
ついつい「marry with」や「discuss about」と前置詞を付けてしまいそうになりますが、これらの単語は「他動詞」のため前置詞は不要です!
私の娘は6月に恋人と結婚する予定だ。
我々はこの問題について議論を続けている。
受動態に注意!
受動態にできるのは、目的語をもつ「他動詞」のみです。簡単な例文で確認していきましょう。
I got this book.
私はこの本を買った。
This book was got by me.
この本は私に買われた。
「This book」が目的語で、受動態の文では主語になっています。目的語がないと受動態は作れませんよね!また、能動態と受動態が1つの文に入っていると違和感があります。
私はドイツで生まれて、オーストラリアで育った。
「Be born」は「be」+「bearの過去分詞形」で受動態です。「Grew up」は「grow up」自動詞の過去形で能動態です。より自然な英語にするには、1つの文には1つの態!を意識しましょう。
I was born in Germany and was raised in Austria.
※「Raise」は「育てる」という意味の他動詞
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「英語の「自動詞」と「他動詞」の正しい使い分けについて説明しました。「自動詞」と「他動詞」、なかなか難しいトピックでしたね!
まずは、注意が必要な動詞をフレーズで覚えていきましょう。テキストのフレーズに自分や友人を登場させてアレンジすると覚えやすいですよ。そして、あとはひたすらアウトプット!
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◇経歴
語学留学、大学学部留学、留学アドバイザー業務、海外特許法律事務所とのやりとりなど
◇英語に関する資格
IELTS 6.0(学生時代に受験)
現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇海外渡航経験
イギリス(語学留学、ホームステイ、旅行)
スイス(人文科学系学部に学部留学、大学寮滞在、旅行)
フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国(すべて旅行)
◇自己紹介
小学生の時に映画で観たロンドンの街並みに魅了され、英語学習を開始。
大学時代にロンドンで語学留学、スイスで学部留学を経験した。留学アドバイザー、法律事務を経て、現在は英語の学習を続けながら、育児に奮闘中。
バイリンガル育児にも関心があり、楽しく!をモットーに日々試行錯誤している。
滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っている。
趣味は、語学学習(英語に加えてドイツ語・韓国語にも挑戦中!)、旅行、食べ歩き、ヴァイオリン、世界の料理を作ること。
将来の夢は、家族と一緒にたくさん旅行をすること。
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I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.