I’m afraid の意味と正しい使い方を解説!似た表現も紹介します

afraid、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

「怖い」を意味する単語と言えば形容詞「afraid」。「of」や「to」、「for」が続いたり、「主語+動詞」の文章が続いたりなど、様々な形があるのはご存じですか?

それぞれの意味を認識せずに誤った使い方をしてしまうと、相手にうまく言いたいことが通じない可能性もあります。

また「scared」や「unfortunately」など、「afraid」の類似表現もいくつかあり、表現の幅を広げる上ではいずれも重要です。

そこで今回の記事では、「I’m afraid」の意味と正しい使い方、似た表現を紹介していきたいと思います。例文も載せているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

I’m afraid の意味は?

形容詞afraidの意味は「恐れて・心配して・怖気付いて」などがあります。afraidの使い方の一つ「I’m afraid」の意味は「恐れている」ですが、後に何が続くかや文脈によって、意味やニュアンスが少し異なります。

I’m afraid (I am afraid)の使い方は大きく分けると、以下の2パターンです。

①I'm afraid + 前置詞
②I'm afraid 〜

それぞれ順番に解説していきます。

I'm afraid + 前置詞 の場合

まずは「I'm afraid + 前置詞」のパターンから見ていきましょう。

「I’m afraid」には、以下に挙げる前置詞3種類が付きます。

①I’m afraid of 〜
②I’m afraid to 〜
③I’m afraid for 〜

それぞれ意味や文法にやや違いがあるので、解説していきます。

I'm afraid of 〜

「I’m afraid of 〜」は、「〜を恐れる」という意味で使います。

「of」は前置詞なので、以下の例のように、名詞または動名詞(〜ing)が続きます。動詞の原形が続くのは文法的に間違いなので、注意しましょう。
I’m afraid of dogs.
犬を恐れています。
I’m afraid of losing.
失う・負けることを恐れています。
×I’m afraid of lose.
⇨「of」の後に動詞の原形は続かないので、要注意。

I'm afraid to 〜

「I’m fraid to 〜」は、「怖くて〜できない」という意味で使います。恐怖であり、できればしたくないといった気持ちを表すときに使えます。

「to」の部分は「To不定詞」になるので、以下のように後に動詞の原形が続きます。「I’m afraid of 〜」とは異なり、動名詞は続かないので注意しましょう。
I’m afraid to sing on stage.
ステージ上で歌うのは怖くてできません。
×I’m afraid to singing on stage.
I’m afraid to tell him the truth.
真実を彼に伝えるのは怖くてできません。
×I’m afraid to telling him the truth.

I'm afraid for 〜

「I’m afraid for 〜」は、「〜の安否を心配している」という意味で使います。

ニュアンス的には「be worried about 〜」に似ており、以下のように、人の名前や目的格の人称代名詞(me, you, her, him, themなど)が「for」の後に続きます。
I’m afraid for my daughter.
私は娘の安否が心配です。
I was afraid for your dog.
私はあなたの犬の安否が心配でした。

I'm afraid 〜 の場合

次に、「I’m afraid 〜」の場合の、以下4つのパターンを見ていきましょう。

①I’m afraid (that) 〜
②I'm afraid to say that 〜
③I'm afraid so.
④I'm afraid not.

I'm afraid (that) 〜

I’m afraidのなかでも「I’m afraid (that) 〜」は、「恐れ入りますが〜でございます」という意味で使います。相手にとっては不都合なことを、丁寧に伝えるときによく使われるフレーズです。このため、ビジネスシーンでよく使われます。I’m afraidと先方が切り出したら、その時点でできないと言われるか、何かを断られるかと思って間違いありません。

文章の形は「I’m afraid (that) 主語 動詞」のようになり、関係代名詞の「that」は省略されるのが通例です。
I’m afraid the show is sold out.
恐れ入りますが、舞台は満席となっています。
I’m afraid we don’t accept credit cards.
恐れ入りますが、クレジットカードでのお支払いは受け付けておりません。

I'm afraid to say that 〜

「I’m afraid to say that 〜」は、「大変申し上げにくいのですが、〜です」という意味で使います。意味的には「I’m afraid (that) 〜」とほぼ同じで、相手にとっては不都合なこと、悪いお知らせを丁寧に伝えられる表現です。

また、関係代名詞「that」の後には、「主語+動詞」が続きます。
I’m afraid to say that we would like you to call our customer support first.
大変申し上げにくいのですが、まずは私どものカスタマーサポートにご連絡ください。
I’m afraid to say that the service is no longer available.
大変申し上げにくいのですが、そのサービスはもう終了しています。

I'm afraid so.

「I’m afraid so.」は、「恐れ入りますがその通りでございます」「残念ながらその通りです」という意味のフレーズです。

相手が言った・質問してきたことは正しいけれども、その人には不都合な結果である場合、残念な気持ちに対しての共感を示しながら同意することができます。

ちなみに「so」は「I think so.(そう思います)」や「I guess so.(そう推測します)」、「If so,(もしそうなら)」などのように、前に出てきた内容を指すのにも使えることも覚えておきましょう。
A:You mean, I can’t get a ticket, right?
B:I’m afraid so.

A:ということは、チケットを買えないということですよね?
B:恐れ入りますがその通りでございます。
A:Do I have to wait here until tomorrow morning?
B:I’m afraid so.

A:明日の朝まで私はここで待たなければならないのですか?
B:恐れ入りますがその通りでございます。

I'm afraid not.

「I’m afraid not.」の意味は、「恐れ入りますが違います」であり、丁寧ではあるものの否定をした形の表現です。カジュアルにも「実はそうじゃないんだ」のニュアンスで使うことができます。

「I’m afraid so.」とは逆で、相手の言った・質問してきたことが正しくない場合、柔らかく誤っていることを伝えるために使います。
A:Did I pass the exam?
B:I’m afraid not.

A:私は試験に合格しましたか?
B:恐れ入りますが、不合格です。
A:Can I get a ticket online?
B:I’m afraid not.

A:オンラインでチケットは購入できますか?
B:恐れ入りますが、できません。

ここまでI am afraidの各使い方の意味をみてきました。そして、I’m afraid if(もし〜なのか心配です)といった使い方もあります。I’m afraidを理解すると会話の幅が広がることが分かります。

I’m afraid と似た表現

最後に、ここまで解説してきた「I’m afraid」と似た表現として、以下に挙げる3つを厳選して紹介していきたいと思います。
①I’m scared of 〜
②unfortunately
③I’m sorry, but 〜

I’m scared of ~

「I’m scared of 〜」は「〜を恐れている」という意味で、「I’m afraid of 〜」にかなり似ている表現です。
I’m scared of my boss.
私は上司を恐れています。
I was scared of my mom when I was a child.
私は子どもの頃、お母さんのことを恐れていました。

ちなみに、「afraid」と「scared」には以下のような違いもあるので、ついでに覚えておきましょう。

afraid:性格など内面的な要因で感じる恐怖
scared:外部に存在する怖いものに対して感じる恐怖

unfortunately

「unfortunately」は「不幸にも」という意味で、「fortunately(幸運にも)」の対義語です。

「I’m afraid 〜」のように「残念ながら」というニュアンスもあり、ビジネスのようなフォーマルな場でもよく使われます。
Unfortunately, you didn’t win the lottery.
残念ながら、あなたは抽選に落ちました。
Unfortunately, your purchase cannot be refunded.
残念ながら、ご購入いただいたものへの返金はできかねます。

I’m sorry, but ~

「I’m sorry, but 〜」は、「申し訳ございませんが」という意味の表現です。

相手にとって都合の良くないことを丁寧に伝えるための言い方で、「I’m afraid 〜」や「I’m afraid to say that 〜」と同じように使えます。
I’m sorry, but there is nothing we can do for you at this point.
申し訳ございませんが、現時点で私たちにできることは何もありません。
I’m sorry, but we would like you to fill out this form first.
申し訳ございませんが、まずこのフォームをご記入ください。

I’m afraidの意味 まとめ

では本記事のまとめです!

I’m afraid of 〜:〜を恐れる
I’m afraid to 〜:怖くて〜できない
I’m afraid for 〜:〜の安否を心配している
I’m afraid (that) 〜:恐れ入りますが
I'm afraid to say that 〜:大変申し上げにくいのですが〜です
I'm afraid so.:恐れ入りますが、その通りです
I'm afraid not.:恐れ入りますが、違います

いかがでしたでしょうか?「I’m afraid」だけでも何通りもの使い方があり、それぞれ意味が少しずつ異なるので、しっかりと覚えておきましょう。また、シーンに応じて使い分けられるよう、口に出して練習することも重要です。

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