そういう意味なの!?おしゃれな英語のイディオム13選!!

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皆さんは英語の“イディオム”をご存知ですか?例えば“a piece of cake”は「そんなの簡単」という意味です。このイディオムには、「ケーキを食べることは苦になることではない」といった由来があります。

そのまま日本語に訳すと意味がわかりませんが、由来を知ることで理解がしやすくなりますよね。実は英語にはたくさんのイディオムがあるんです!

そこで今回は「おしゃれな英語のイディオム」について、例文とともに徹底的に解説します。知っていると便利で、得した気分になるフレーズばかりなので、楽しく学んでいきましょう。日常会話で使える表現だけではなく、TOEICなどの資格試験やビジネス英会話でも役立つので実践をイメージして覚えていくことをオススメします。

イディオムについて

イディオムとはいくつかの英単語が組み合わさることで、本来持っている英単語の意味とは異なる英語表現のことを言います。

“When it rains, it pours”や“lost at sea”などもよく使われるイディオムです。

おしゃれなイディオム10選

今回は覚えているとかっこいい、明日から早速使いたくなる13個のおしゃれなイディオムをご紹介します!

go with the flow
a perfect storm
when it rains, it pours
actions speak louder than words
the kiss of death
the ball is in one's court
skeleton crew
a smart cookie
lost at sea
on the ball
cold turkey
burn your bridges
what will be, will be

それでは早速、一つずつ意味と使い方を見ていきましょう!

Go With The Flow

go with the flow:流れに身を任せる

Flowが持つ「流れ」の意味から「無理をせずに流れとともに自然体で行こう」というようなニュアンスで使われるようになったイディオムです。1960年代のヒッピームーブメントで使われた言葉と言われています。

A:Everything has been going wrong lately, both at work and in my personal life.
B:There are times when that happens. Let's go with the flow now!

A:最近仕事もプライベートも何もかもうまくいきません。
B:そんな時もありますよね。今は流れに身を任せましょう!

A Perfect Storm

a perfect storm:最悪の状況

「いくつかの悪いことが同じタイミングで起きて、最悪の状況になる」というニュアンスで使われるイディオムです。

It's raining hard today, I dropped my wallet, and I'm late for work. That was a perfect storm.
今日は大雨だし、財布を落としたし、会社にも遅刻してしまった。最悪の状況でした。

When It Rains, It Pours

when it rains, it pours:雨が降れば、いつも土砂降り

いいこと、悪いことどちらでも使うことができます。「いいことが立て続けに起きたり、悪いことが立て続けに起きる」ときに使うイディオムです。また「泣きっ面に蜂」の意味で使われることもあります。

I lost today's game and got a cold, which sucks. When it rains, it pours.
今日は試合に負けて、風邪をひいてしまった。降れば土砂降りです。

Actions Speak Louder Than Words

actions speak louder than words:行動は言葉よりも重要

「あれこれと議論するよりも、直接行動することが重要である」というニュアンスで使われるイディオムです。

A:I'm trying to lose weight this year! I need to be toned and fit in my clothes.
B:I think I heard those words last year. Actions speak louder than words.

A:今年こそは痩せたいんだ!引き締まった体になって、洋服を着こなすんだ。
B:その言葉は昨年も聞いたような気がする。言葉だけではなく行動しないとね。

The Kiss of Death

the kiss of death:命取りになるもの

「一見良いことのように思うことが命取りになったり、災いの元になる行動になる」というニュアンスで使われるイディオムです。語源は聖書にあり、ユダの死の接吻と言われています。

Be careful because that action could be the kiss of death.
その行動は命取りになるかもしれないので気をつけてください。

The Ball is in One's Court

the ball is in one's court:あなた次第

ボールが自分のコートに飛んできたとき、それをどうするかはあなた次第ですよね。このように、何かを決めなくてはいけないことが自分に回ってきたときに使われるイディオムです。このイディオムは19世紀初頭のアメリカで使われるようになったと言われています。

This presentation to my boss went well personally. Now the ball is in his court.
上司へのプレゼンは個人的にはうまくいきました。あとは彼次第です。

Skeleton Crew

skeleton crew:最小限度の要員

“Skeleton”とは「人や動物の骨組み」です。この英単語に「密接にいつも一緒にいるメンバー」の意味を持つ“crew”を合わせることで「何かをするために必要な最低限度の要員」というニュアンスで使われるイディオムとなります。

This company is running a skeleton crew due to budgetary constraints.
この会社は、予算の関係で最小限度の要員で運営しています。

a smart cookie:賢い人、頭がきれる人

直訳すると「賢いクッキー」となりますが、実は“cookie”には「人」「やつ」という意味もあります。これを知っていると納得する表現ですよね。

He is a very smart cookie.
彼はとても賢い人です。

Lost at Sea

lost at sea:どうすればいいのか分からない

直訳すると「海で迷う」というような意味になります。そこから派生して「どうすればいいのか分からない」「とても混乱している」というニュアンスの慣用句です。

I'm lost at sea, so I started reading a lot of books.
どうしたらいいのかわからなくなって、本をたくさん読み始めました。

On The Ball

on the ball:油断しない

かつて、イギリスのグリニッジ天文台で世界の時刻や経度の基準を定めていました。そこにタイム・ボール(time ball)という時刻を管理するボール状の装置がありました。大航海時代、船長はその装置を使って、時刻や経度を知ることで安全な航海になるよう努めていたそうです。

ここから派生して“on the ball”は、周りの様子を察知できる状態、つまり「油断しない」というニュアンスのイディオムとなります。

I try to be on the ball, no matter what I do.
私は何をするにしても、油断しないようにしています。

Cold Turkey

cold turkey:急にやめる、きっぱりやめる

由来はタバコやアルコール、麻薬など中毒や習慣になっているものを急にやめることを示すフレーズでした。それをきっかけに引き起こされる禁断症状の一つが鳥肌です。

この鳥肌が冷えた七面鳥の皮膚に似ているところから生まれた言葉と言われています。「何かをやめたい」に使えるイディオムと覚えておきましょう。

For her health, she has once and for all gone cold turkey on consuming alcohol.
彼女は健康のため、アルコールはきっぱりと断っている。

Burn Your Bridges

burn your bridges:縁を切る

直訳すると「橋を燃やす」となります。つまり、橋を燃やすと行ったり来たりすることができなくなりますよね。そこから派生して「縁を切る」「関係を断つ」という意味のイディオムになります。

We had a lot of problems with him and decided to burn our bridges.
私たちは彼と多くの問題を抱え、縁を切ることにしました。

What Will Be, Will Be

what will be, will be:なんとかなるさ、なるようになる

ちなみに、スペイン語ではQue Sera, Sera.(ケ・セラ・セラ)と言います。最近よく耳にする言葉ですよね。

Life goes well when you have a "what will be, will be" mentality.
「なるようになるさ」という考え方をしていると、人生はうまくいく。

まとめ

皆さん、今回もお疲れ様でした!今回は英語の「おしゃれなイディオム」をご紹介しました。一つ一つの英単語は見たことあるかもしれませんが、聞き馴染みのない表現が多かったのではないかと思います。

英語には面白いイディオムがたくさんありますので、もっと気になる方はぜひ他にも探してみてください。由来や使い方をしっかり理解する覚え方をすることで、頭に入りやすくなります。これを意識して、たくさんのイディオムを覚えていきましょう!

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