byの使い方を詳しく解説!byを使ったフレーズも紹介します!

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皆さん、こんにちは。今日は、byの使い方について学習します。この単語を皆さんも一度は聞いたことがあると思います。しかし、このbyについて深く学習したことはありますか?なんとなく知っているbyについて今日は、一緒に学んで行きましょう。この記事では、by 使い方について詳しく解説していきます。Byを使用したフレーズも覚えて、上手に使いこなしていきましょう。

Byの使い方について

Byは、前置詞と副詞として使うことができます。

前置詞byでは、「〜のそばに」や「〜によって」などと訳すことができます。名詞や代名詞の前に置かれて、その他の単語や文章と関係性を表すことができます。通常は、場所や方向、時間などを表します。「On」や「in」、「at」と同じ位置付けとして「by」があります。代表的なものに手段や方法を表すbyがあります。それ以外の用途についても後ほど説明します。

一方、副詞byは、一般的に「そばに」、「そばを通り過ぎて」という意味で使われます。代表的な物に、自動詞「go(行く)」と一緒に用いて「go by」と表せます。意味は、「そばを通り過ぎる」や、「時が過ぎ去る」です。

それでは、詳しく見ていきましょう。

手段や方法を表すby

交通手段や、連絡手段、支払い方法の際に、使える表現です。「〇〇を使って」、「〇〇で」、「〇〇を利用して」などと訳すことができます。

交通手段で使用する場合

例えば、交通手段で使う際は以下のように使用できます。

By の後に乗り物の単語を使用することで「〇〇で」と表すことが可能です。

「by car(車で) 」、「by train(電車で)」などと使えます。

A: How do you come to school?「どうやって、学校に来ますか?」

B: I come to school by train. 「電車で学校に来ます。」

この際、by の後に「a」や「the」などの他の冠詞は使用しません。

また、これは余談ですが、「徒歩で」と表したい場合は、byを使用せず「on」を使用し「on foot (徒歩で)」と使います。一緒に覚えておくと便利ですね。

さらに、「8時のバスで」などともう少し具体的に示したい場合は、

「By the 8:00 bus」などと表します。この際は、「the」が必要です。

I'll go to Shinjuku by the 10:00 train.

「新宿には、電車で10時までには行く予定です。」

さらに、「車で」を「私の車で」と強調したい場合は、「in my car」に変わります。使い分けが難しいですが、慣れていきましょう。

連絡手段で使用する場合

ここでは、by使い方手紙について触れていきます。

Byの後に電話やメール、手紙などの連絡手段を使用することで、どのような手段で連絡をするのか表現できます。

例えば、「by e-mail(eメールで)」、「by letter(手紙で)」などと使うことができます。

I will send you this material by email.「メールで資料を送ります。」

Please ask me by telephone. 「電話で質問してください。」

支払い方法で使用する場合

支払いでも、byを使用することが可能です。「現金で」と表したい時は、「by cash」と表します。一方、「カードで」と表したい時は、「by credit card」などと使います。レストランでの会計の際に必ず聞かれるので練習しておきましょう。

A: How do you pay?「お支払い方法は?」

B: By cash, please.「現金でお願いします。」

Withとの違い

Withbyと同様、手段や方法という意味で使用します。では、どのような違いがあるのでしょうか。

Byは、以上述べたように交通手段や連絡手段、支払いの方法での手段や方法です。

一方、道具や体の一部を利用しての手段や方法で用いられます。この違いを覚えておけば、間違えずに使い分けできそうです。

She took a photo with her phone. 「彼女は携帯で写真を撮りました。」(道具としての手段with)

She contacted her boss by phone. 「彼女は、携帯で上司に電話をしました。」(通信手段としてのby)

前置詞のby

前置詞byとして使われるのは、手段や方法を表すby以外にも以下の方法で使うことができます。ここではbyの用法を紹介します。

場所や位置を表す

経由を表す

動作主(原因)を表す

期限を表す

数・量・程度を表す

単位を表す

乗除や寸法を表す

手段や方法を表す意外にも様々な場面で使用することができます。一つずつ簡単に見ていきましょう。

場所や位置を表す

Byには場所や位置を表す意味があります。「〇〇のそばに」や「〇〇のそばを通り過ぎて」という意味で使われます。似たような表現として、near とbesideという言葉があります。どちらも「〇〇のそばに」という意味ですが、距離感が少し異なります。

Near はby より少し距離が遠い時に使用します。

一方、besideはbyより距離が近い位置、すぐ横に並ぶレベルの近さである時に使用します。この使い分けも上手にできると良いですね。

The dog is sitting by the man.「犬は、男の人のそばに座っています。」

A group of runners ran by me. 「走者の集団は私のそばを通過しました。」

経由を表す

ここでの経由は、体を経由する少し特殊な表現です。

Byという言葉は、そもそもある状況に至った経緯を表す前置詞です。何かに接したり、経由したりした結果、ある状況になったという一連の流れを表すことができます。

そのような意味から捉えると、体の一部を経由してある状況になったことを表すことも可能になります。

Problems solved by the brain. 「頭を使ったおかげで問題が解決した。」

この経由+体の一部の場合は、「by +the+体の部位の単語」で使用します。冠詞「the」を忘れないようにしてください。

また、飛行機のトランジットなどの場所を経由するときは、通常、「go by way of〜」や、「by way of 〜」、「via」などと使用するので注意しましょう。

動作主(原因)を表す

ここではby使い方人について学習します。英語では、本の説明などをする際に、〇〇によって書かれた本と表現します。このように、動作主を表したい時にもbyが使えます。人物などに限らず、原因になる物事に対しても使える表現です。

Harry Potter was written by J.K. Rowling. 「ハリーポッターは、 J.K. Rowlingによって書かれました。」

My house was destroyed by the earthquake. 「地震によって、私の家は破壊されました。」

期限を表す

ここからはby 使い方時間について考えていきます。

いついつまでに提出などの表現をしたい時にもこのbyはよく使われます。

The homework must be finished by tomorrow. 「その宿題は明日までに終わらせなければなりません。」

Byの後には「tomorrow(明日)」や「〇o’clock(〇時)」 など具体的な期限を表す単語がきます。

いつも悩ましいのが、同じ意味を表す「until」との違いです。「Until」は、動作や状態がずっと続いているという意味での期限を表しています。例を見ながら確認していきましょう。

She will be home by 6:00 p.m.「彼女は、6時までに家に帰ります。」

She will be home until 6:00 p.m. 「彼女は、6時まで(ずっと)家にいます。」

このように、日本語では同じ意味を表す言葉「〇〇まで」でも、全く異なる意味になります。

数・量・程度を表す

数・量・程度にもbyが使えるというのはどういった方法なのでしょうか。ここで見ていきましょう。

例えば、比較級にこんな文章があります。

My sister is four years older than me.「私の姉は、私より4歳年上です。」

この表現をbyで言い換えることが可能です。

My sister is older than me by four years.

このように表現しても同じ意味になります。

このように、具体的な数字と共に、数や量、程度を表すこともできます。

Japanese prices had decreased by 10 percent last year. 「日本の物価は去年、10パーセントも下落した。」

単位を表す

卵をダースで買ったなどと、単位を表したい場合もbyが使えます。

I bought eggs by the dozen. 「私は卵をダースで買った。」

また、給料の支払い方法の際、「〇〇決めで」などと言いたい場合にも使うことができます。

By the hour で時給、by the week で週休、by the month で月給と表せるので一緒に覚えてしまいましょう。

I’m paid by the month from the company.「会社からは月給をもらっています。」

乗除や寸法を表す

計算の際にも使用できるのがこのbyです。掛け算を英語で表す場合、

2×3=6を英語の読み方で「two times three is six」と言うのを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。この「times」を使った表現は、掛け算の計算に用いられるのですが、実際は口語で使うことが多いようです。

これを「two multiplied by three is six」と置き換えることができます。掛け算の際には「multiplied by 」が使えます。

同様に、割り算の場合は、「divided by 」を使用します。例えば、6÷3=2を表現したい場合は、「six divided by three is two」と表現します。「Divide」は「分ける」と言う意味があるので直訳すると、「6は3によって2に分けられた」という意味です。

Byを使ったフレーズ

Byを使用したイディオムやフレーズはたくさん存在します。ここでは以下3つのフレーズをご紹介します。丸ごと覚えてしまいましょう。

By and By

「By and by」「やがて」や「まもなく」といった意味で使用することができます。古語表現であり、「after a while(やがて)」や「soon(まもなく)」と同じ表現です。

Time Goes By

「Time goes by」「時間が流れる」と表すことができます。曲の歌詞などに登場するのでぜひチェックしてみてください。ちなみに、このフレーズに「as」をつけて、「As time goes by」にすると、「時が経つに連れて」という訳になります。こちらもよく使用できそうですね。

When you have fun, time goes by so quickly. 「楽しい時は一瞬で時がすぎる。」

As time goes by, we become a true couple. 「時が経つにつれて、私たちは本物のカップルになっていく。」

Go By

副詞by では、go by「そばに」や「そばを通りすぎて」と訳せると学習しました。

このgo by は直訳すると、「通り過ぎる」という意味です。そこから、「〇〇によって判断する」、「鵜呑みにする」などと意味を解釈することも可能です。

Don't go by what your mom said.

「あなたのお母さんが言ったことを鵜呑みにしない方がいいわ。」

その他にも、よく使用される表現として、「by the way (ところで)」や「step by step (一歩ずつ)」などがあります。ネイティブスピーカーもよく使用する表現です。「By the way 」は話題を変えたい時などに、「step by step」は、何かうまくいかなくて落ち込んでいる友達などに励ましの表現でそれぞれ使えます。ぜひ使ってみてください。

By the way, how is your relationship with him?

「そういえば、彼との関係はどうなの?」

Don’t worry. This task is so heavy. You do it step by step every day.

「心配しないで。この任務はとても重いの。あなたは一歩づつ進んでいるわ。」

まとめ

いかがでしたか?普段、みなさんが使っているbyよりもより多くの種類があることを知ったのではないでしょうか。想像以上に奥深いbyの使い方でした。この記事を通して、ぜひbyの使用マスターになってください。

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