「毎日ではないけれど、ときどき町の図書館に行く」「ときどきおばあちゃんの家に行くとお小遣いがもらえる」「ときとき遠くのスーパーまで買い物に出かける」など、日常会話で「ときどき」という機会はとても多いのではないでしょうか。
そんな「ときどき」ですが、英語ではさまざまな言い方があります。そこで今回は「ときどき」を意味する複数の英語表現をご紹介します。
また、あわせて「ときどき」のように何かの「頻度」を表す英語表現についても詳しく解説していきたいと思います。みなさんが、この記事を読んで、日常会話でよく使う表現を正しく使いこなせるようになれば幸いです。それぞれ、例文とともに詳しく解説していきますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。
「時々」の英語表現
英語で「ときどき」を意味する単語はいくつかあります。ここからは、日常会話でよく使われる「often」、「sometimes」、「occasionally」の3つを詳しく解説していきます。
一つ一つどのような使われ方をするのか、チェックしていきましょう!
Often
「Often」は副詞で「よく、しばしば、多くの場合」と訳されることも多く、「ときどき」のなかでも特に頻度が高い場合に使われます。目安ではありますが、「いつも」を頻度100%とした場合、「often」は70〜60%くらいとイメージするとわかりやすいかと思います。
毎日するわけではなく、習慣になっているわけでもないけれど、どちらかと言えば行う頻度が高い場合に「often」を使うと良いでしょう。次にご紹介する「sometimes」よりは頻度が高いイメージです。
なお、「often」はカジュアルな日常会話でもビジネスシーンでも使われます。ちなみに、「often」の発音は「オッフン」と「オフトゥン」の2とおりがあります。イギリス英語をベースに話す人は「オフトゥン」のようにtを発音することが多いです。
アメリカでは「オッフン」と発音する人が多いようです。ただし、イギリスだから・アメリカだからと100%はっきりとわかれているわけではありません。調べたところによると、アメリカでも「オフトゥン」と発音する人もいるようです。
なお、「every so often」というフレーズもあり、こちらは「often」よりも少し頻度の低い「ときどき、ときおり」を意味します。文末に置かれることが一般的です。
私のおじいちゃんとおばあちゃんはときどき(よく)食事に出かけます。
ウィリアムはときどき(よく)学校を休むんです。
私たちはそのレストランにはよく行くんです。
私の義理の父は一人暮らしで、ときどき(よく)孤独を感じています。
こういうことは滅多にありません。
私はときどきお母さんに電話します。
Sometimes
「Sometimes」は「ときどき」を意味する英単語として、おそらくみなさんが最初にイメージするものではないでしょうか。目安ではありますが、「いつも」を頻度100%とした場合、「sometimes」は40〜60%くらいとイメージするとわかりやすいかと思います。上記の「often」よりは頻度が低く、次にご紹介する「occasionally」よりは頻度が高いイメージです。
文頭、文中(動詞の前)、文末のいずれにも置くこともできます。また、こちらも日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使われます。
なお、スペルがよく似ていますが、「sometime」は「いつか」という意味になります。sの有無だけの違いではありますが、意味が全く異なりますので、気をつけてくださいね。
僕のガールフレンドのジョークは面白いのですが、ときどき行き過ぎてしまいます。
ときどきそのカフェに行きます。
通常は私たちの会社でミーティングを行いますが、ときどき相手の会社で行うこともあります。
彼女はときどきタクシーに乗ります。
ときどき、気分転換にランチに出かけることもあります。
Occasionally
「Occasionally(発音:オケージョナリー)」は「ときどき」のなかでも「たまに」というニュアンスに近い副詞です。これまでご紹介してきた「often」、「sometimes」よりも頻度が低いイメージです。「いつも」を頻度100%とした場合、「occasionally」は30〜40%くらいとイメージするとわかりやすいかと思います。
なお、より頻度の低さを強調したい場合には「very occasionally」や「only occasionally」という表現が使われます。
また、ニュアンスとしては「occasionally」の方が「sometimes」よりもフォーマルな響きがあります。文頭、文中(動詞の前)、文末のいずれにも置かれます。
派生語としては、「occasional(形容詞:たまに起きるもの、ときどきの)」や「occasion(名詞:機会、大きな出来事、行事)」などがあります。名詞を使った「on occasion」という表現は「occasionally」と同じ意味になります。
チームメンバーは仕事の後、ときどき飲みに行きます。
友人とは街でときどき会います。
たまに図書館で勉強することもあります。
私は姪とたまにしか会いません。
普段は甘いものは食べないのですが、たまにチョコレートを食べることがあります。
頻度を表す英語表現
ここからは、「ときどき」のように頻度を表す英語表現をご紹介します。
Always
「Always」は「いつも、常に」という意味があります。少しだけ頻度を下げたい場合は「almost always」という表現が便利です。
彼女を訪ねるときはいつも花を持っていきます。
彼はいつも優しいです。
花子は家族からずっと「花ちゃん」と呼ばれてきました。
彼らはいつも良き友人でした。
Never
「Never」は「まったくない、決してない」という頻度0%のものを指します。
もう二度とこのカフェには行きません。スタッフはとても失礼でした。
私は彼の言葉を決して忘れないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、日常会話やビジネスシーンの会話で非常によく搭乗する「ときどき」を意味する英語表現について、さまざまな単語をご紹介しました。それぞれのニュアンスや使われ方の違いを理解するきっかけになればうれしいです。
また、あわせて「always」や「never」といったさまざまな「頻度を表す英語表現」についても例文とともにご紹介しました。「ときどき」をはじめとする頻度を表す語は会話で欠かせないものであり、間違えてしまうと文の意味が大きく変わってしまいます。だからこそ、いざというときにパッと適切な表現が口から出たら助かりますよね。
今回ご紹介した単語やフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。
今回ご紹介したフレーズをそれぞれ適切なシーンで使うことができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。
また、今回学んだ「ときどき」やそのほかの頻度を表す英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブはどのように使い分けているのか、感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!
レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。今回ご紹介した「ときどき」に関する英語表現をさらに練習しても良いですし、頻度を表す語を使いながら講師とディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.