英語で「だよね」って言いたい!共感したときに使える英会話フレーズ

だよね、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

多くの人が、英会話を学習する上で見落としがちなものがあります。それは「相づち」です。会話をするときは「だよね」「あぁ、確かに」「へぇー、それで?」などのフレーズで、相手の話に相づちを打たなければいけません。

実は、そんな相づちには様々な役割があります。

・相手の話にリズムを与える
・「話をちゃんと聞いているよ」ということを伝える
・共感や驚きを示す

これらの役割をこなすことで、相手は気持ちよく会話をできるようになり、自然と会話が盛り上がるようになります。そしてその結果、また会話をしたいと思えてもらえて、人間関係が増えていくのです。

というわけで今回の記事では、相づちの中でも使用頻度の高い「だよね」を表す英語表現を紹介していきます。

「だよね」の英語フレーズ

同意を表すフレーズは、日本語でもたくさんあります。同様に、英語でも複数のパターンがあり、ネイティブスピーカーはそれらを使い分けています。

また、意味が同じでも、ニュアンスや共感の度合いが微妙に違ったりする表現などもあり、それも意識しなければなりません。

今回は、「だよね」を表すフレーズを6種類用意しました。

例文も用意しているので、それぞれのシチュエーションを想像しながら、意味、使い方、ニュアンスを習得していってください。

I know

一番幅広く使える「だよね」を表すフレーズは、I knowです。「知っている、理解している」という意味ですが、同意としても使われます。

共感の度合いは比較的高く「うんうん、自分も同じことを思っていたよ。同じだね」くらいの意味合いが込められています。

また、I knowで相づちを打ったり、返答をしたりすると、相手の意見に賛成しているという意思表示になるので、話題によっては気を付けなければいけません。

I can’t believe it’s snowing. It’s March!
I know!

雪が降っているなんて信じられない。今3月だよ!
ホントにね!
It's sad that Iguana Café is closed for good.
Yeah, I know.

イグアナカフェが閉店になっちゃったのは悲しいね。
だよね。
I feel like he could be more careful. The situation might have been different.
Yeah, I know what you mean.

彼はもう少し注意深く振る舞えたように思うな。状況は違ったはずだよ。
うん、確かにね。
6 bucks for the entire lunch? It’s too cheap!
I know, right?

ランチ全体で6ドル?安すぎるよ!
だよねー。

4つの例文を紹介しました。強めの共感のニュアンスが分かったと思います。日常会話では頻出なので、いつでも使えるように覚えておきましょう。

ただ、1つ注意点があります。I knowには多くのニュアンスがあり、使うシーンや口調によって聞こえ方が変わります。

強めの口調で言うと「言われなくてもわかってるよ!」という感じになるし、暗い感じで言うと「わかってるから黙ってて」という雰囲気がでます。相手に不快な印象を与えかねないので、言い方には注意しなければいけません。

「だよね」という共感を表すには、明るいトーンでやわらかい感じで言うと良いでしょう。

また、I know, right? I know what you meanというバリエーションも覚えておきましょう。意味はほとんど同じです。

I agree.

続いてI agreeです。「賛成です」という意味ですね。I knowとほとんど同じ意味ですが、I knowよりも賛成の意志が明確に伝わります。

I knowは会話の空白を埋めるために使われることもありますが、I agreeは相手の言っていることに本当に賛成しているときにしか使われません。共感の度合いは、見てのとおり高めです。

It was the best steak I’ve ever had.
I agree.

今まで食べた中で最高のステーキだったよ。
だよね。
We should let Mr. Dylan know this first.
Yeah, I agree. We can’t decide anything right now.

これはまずディランさんに知らせた方がいいね。
そうだね。今はなにも決められないよ。
First of all, Mrs. Field doesn’t know how to teach!
Yeah?
All she does is give us handouts and sit down. They should fire her.
Yeah, I agree with you.

まず、フィールド先生の教え方はなってないよ。
そう?
プリントを渡して座ってるだけじゃん。クビにするべきだよ。
うん、それは賛成。

I know よりもI agreeのほうが共感具合が強いことが伝わったでしょうか?

また、I agree with youという形も日常会話で使われるので、ついでに覚えておきましょう。

さらに共感の度合いを強めたい場合は、I couldn’t agree with you moreというフレーズがあるので、覚えておいてもよいでしょう。直訳で「これ以上共感できない」ですが、「めちゃくちゃ共感です」という意味になります。

I hear you.

I hear youは、I knowやI agreeに比べるとやや上級者向けのフレーズです。「あなたを聞いていますよ」ではなく、「わかるよ」という共感の意味で使われます。

I know, I agreeとは、共感の度合いが異なるので注意しましょう。

I hear youは、「言いたいことは理解できるし、ある程度共感もできるけど、完全に同調するつもりはないとき」に使います。「まぁ、言いたいことはわかるよ」くらいのニュアンスですね。

I hate history class. It’s so boring.
I hear you, but if you do it right, it’s really interesting.

歴史のクラス大嫌い。退屈だよ。
わかるけど、やりようによっちゃ面白いよ。
Why does Ms. Logan act like that? She thinks she’s a queen or something.
I hear you, but you have to be a jerk sometimes when you are the head of one of the biggest companies in the US.

ローガンさんってなんであんな振る舞いをするの?自分のことを女王かなんかだと思ってるよ。
わかるけどね。でも、アメリカ最大手の会社のトップでいるには、時には嫌な奴にならなきゃいけないんだよ。
We should start working on this project as soon as possible, or we’ll fall behind other companies.
I hear you, but I disagree. We don’t have enough time and people.

このプロジェクトにいち早く取り組むべきべきです。でなければ、他者に後れを取ってしまいます。
言いたいことはわかるけど、反対だ。十分な時間と人員がない。

共感のあとに、それに反する自分の意見を述べることが多いです。自分の意見を言いたいけど、相手を頭から否定したくないときに使うと良いでしょう。

また、I can hear youと、助動詞のcanを入れてしまうと、「聞こえますよ」という意味になり、「理解できる」の意味は無くなってしまうので気を付けましょう。

続いては、right? です。シンプルなフレーズですが、意味と使い方もシンプルです。

相手が何か言って、それに共感できればright?で返事をすることができます。相づちにちょうどいいフレーズでしょう。

ただし注意点もあります。1つは、かなりカジュアルな表現なので、ビジネスシーンでは多用は避けた方がいいです。

もう1つは、あまり使いすぎると、適当に返事をしていると思われかねないので、連続で何度も使わない方がいいでしょう。Right? のあとに何か付け足すなどして、ちゃんと話を聞いていることをアピールするなどの工夫が、場合によっては必要になります。

The sequence of that movie was terrible.
Right? That was a typical money-grabbing movie.

あの映画の続編ひどかったよな。
やっぱり?典型的な金儲け映画だよ。
That new Mexican restaurant is amazing.
Right? Did you try the enchiladas there? That was the best enchilada I’ve ever had.

あの新しいメキシカンレストランすごくいいよ。
だよね!あそこのエンチラーダ食べた?今までで最高のエンチラーダだったよ。
Ugh, it’s too hot. I’m sweating just standing.
Right? I can’t agree with you more.

うわ、暑すぎるよ。立ってるだけで汗かいてくる。
だよね。激しく同意。

right? のみだとどこかそっけなくなりますね。同意する文章を述べるときの前置きのような使い方が、一般的です。

Me neither

Me neitherは、変化球です。これまでのフレーズのように、同意したいときにはいつでも使える、というものではなく、限られたシチュエーションでしか使えません。

そのシチュエーションは「相手が否定文で意見を述べて、それに同意するとき」です。

neitherが「~もまた…でない」という否定の意味を持つ単語であるため、肯定文に対する相づちには使いません。

I don’t like pizza.
Me neither. I can’t take oily food.

ピザ嫌いなんだよね。
私も。脂っこい食べ物苦手。
I can’t go to the party.
Me neither. I need to visit my parents this weekend.

パーティーには行けないんだ。
俺も行けない。今週末は親のところに行かないといけないんだ。
I can never imagine him being a parent.
Me neither. I don’t think he’ll ever have a child.

あいつが親になるところは全く想像できないよ。
私も。彼が子供を持つことは今後無いと思うわ。

否定の文章に対して、「自分も~ではない」という意味を持ったフレーズですね。少しトリッキーですが、上手く使えると「お、この人英語できるんだな」と思ってもらえます。

Exactly

最後はexactlyです。同意を表すフレーズですが、これまで紹介したフレーズとは少しニュアンスが異なります。

「あなたの言っていることに同意する」という基本は変わらないのですが、その中に「全くその通り。よくぞ言ってくれた。」という雰囲気が含まれています。同意の度合いは非常に高いと思っていいでしょう。

This rice tastes bad.
Yeah, I know. It’s really dry.
Exactly. I think they overcooked it.

このご飯マズい。
確かに。すごく乾燥してるよね。
そう!たぶん長い間炊きすぎたんだよ。
I like using ABC Air when I travel.
Yeah, they have cheap airline tickets, and the customer support is really good.
Exactly! I wish every airline was the same way.

旅行をするときはABC航空を使うのが好きです。
ええ、航空券は安いし、カスタマーサポートもすごくいいですよね。
本当にそうなんですよ!全ての航空会社が同じようならいいのですが。

相手が自分の言いたいことを代弁してくれた、というくらい強い同意の意味があるのが分かるでしょうか。また、同意以外にも「正解です」というような意味もあるので、辞書で他の意味や使い方も調べてみてください。

まとめ

独学の学習者に多いのですが、文章の組み立て方は上手だけど、会話のキャッチボールが上手く出来ないという人がいます。完成された文章を交換し合うことだけが会話ではありません。相手の言ったことに対してリアクションをすることも、会話においてとても重要な要素です。

いくら高いレベルの文章が作れても、相手の言っていることに対して反応できなければ、それはコミュニケーションとは言えません。

今回紹介した「だよね」のフレーズのように、相づちやリアクションのフレーズを増やしていくことも心がけてみましょう。

また、このような会話で使えるフレーズを練習するのなら、ネイティブキャンプがおススメです。

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