お墓参りを英語で語る:日本の伝統と文化を英語で表現しよう!

お墓参り, オンライン英会話, ネイティブキャンプ

 

「3月のお彼岸にはお墓参りに行きます」
「毎年家族でお墓参りする習慣があります」

日本ではお彼岸やお盆にお墓参りに行く人も多いのではないでしょうか?

今回は、「お墓参り」について話す際に必要な英単語や英語表現を複数まとめました。日本のお墓参りの基本的な知識や、世界のさまざまな埋葬方法などについても紹介します。
ぜひ英会話の学習にお役立てください。

 

 

お墓参りの基本とは?

最初に、日本のお墓参りについての基本的な知識や作法を紹介します。

日本のお墓参りの正しい知識を身に付けておくことで、海外の人にも正確な情報を伝えられます。「お墓参りの基本について考えたことがなかった」「そういえば、あまり詳しく知らないな」という方は、ぜひ確認してみてください。

お墓参りは、故人を偲んで冥福を祈り、供養する意味があります。同時に、故人との思い出に浸る機会としての意味も持っています。生前の思い出を振り返り、感謝の気持ちを表すための大切な時間です。

中には、一度も会ったことがないご先祖様が眠っている場合もあるでしょう。お墓参りは家族や親族の結びつきを強化するための儀式としての側面もあり、日々の感謝をご先祖様に伝えながら、将来の家族の幸福や健康を祈る場でもあります。

お墓参りは、特定の時期や頻度が決まっているわけではありませんが、日本では春と秋のお彼岸、そしてお盆の年に3回行うことが多いです。

また、お墓参りの際の作法にも厳格な決まりはありません。通常は「お墓の掃除」「お花や物のお供え」「お線香を差し上げてお参り」「お花以外のお供え物の後片付け」が一般的な手順です。

「お墓」を表す英単語

続いては、「お墓」を表す英単語を2つ紹介します。

・grave
・tomb

それぞれ例文とともに詳しく解説します。

Grave

<graveの意味>
名詞:墓、墓所、死に場所
引用:https://eow.alc.co.jp/search?q=grave

「Grave」は、地中に遺体を埋葬するための穴や場所を意味します。日本語の「お墓」に最も適した単語です。

I visited my mother’s grave.
わたしは母のお墓を訪れた。
Every year, I visit my father's grave to pay my respects.
私は毎年、父のお墓参りに行って供養しています。
I placed fresh flowers on my father's grave.
私は父のお墓に生花を供えました。

Tomb

<tombの意味>
名詞:墓所、墓地、埋葬室、霊廟、墓石、墓標
引用:https://eow.alc.co.jp/search?q=tomb

「Tomb」故人を埋葬するための建造物や構造物を指します。地中に埋葬された場所に建てられた墓石や墓標、建築物などがあるでしょう。

また、「tomb」は、一般人ではなく、歴史的な人物や宗教的指導者のために建てられることが多く、観光名所として多くの人が訪れる場合もあります。

People visit the famous king's tomb to learn about his achievements.
人々は彼の功績を知るために有名な王の墓を訪れます。
Families sometimes build small tombs for their loved ones.
家族は愛する人のために小さな墓石を建てることがあります。

「お墓参り」に関する英語表現

ここからは、「お墓参り」に関する英語表現を紹介します。

<「お墓参りに行く」の英語>

「お墓参りに行く」と英語で言いたい場合は、「go to visit a grave」
「visit a grave」と表現します。
「祖父のお墓参りに行く」は、「I’m going to visit my grandfather’s grave.」ですね。

<お彼岸の英語>

日本独自の文化である「お彼岸」は英語でも「Higan」です。ただし、「Higan」が何かを知っている外国人は少ないため、しっかりと説明する必要があります。

"Ohigan" is a Buddhist event in Japan.
お彼岸は日本の仏教の行事です。
During this period, people visit graves to pay respects to their ancestors and remember the deceased.
この期間中、人々は先祖に敬意を表し、故人を偲ぶために墓地を訪れます。

その他の関連表現

「お墓参り」について話す際に覚えておくと便利な関連表現3つを紹介します。

・ancestor
・annual event
・tradition

「お墓参り」以外の場面でも使える単語なので、ぜひこの機会に練習してみてくださいね。

Ancestor

<ancestorの意味>
名詞:先祖、祖先
引用:https://eow.alc.co.jp/search?q=ancestor

「Ancestor」は、家系において、親や祖父母、曽祖父母など、遡ることのできる血縁関係にある人々を指します。
「祖先の」と言いたい場合は、形容詞である「ancestral」を使いましょう。
例えば、「祖先のルーツ」は「ancestral roots」と表現できます。

I visited my ancestors’ grave.
私は先祖の墓を訪れました。
My ancestors came from Asia several generations ago.
私の先祖は数世代前にアジアからやって来ました。

Annual event

「Annual event」は、「年次イベント」を意味するフレーズです。毎年定期的に行われるイベントや行事に対して使われる表現です。

Our family's annual event is visiting the graves of our ancestors during Ohigan.
我が家の年次行事はお彼岸の先祖のお墓参りです。
Many cultures have an annual event of remembering ancestors, which often involves visiting graves and leaving offerings.
多くの文化では、先祖を偲ぶ年次行事が行われており、多くの場合、お墓を訪れたり、お供え物を置いたりします。
The city’s annual event, the summer festival, attracts visitors from all around.
市の年中行事である夏祭りには、世界中から観光客が集まります。

Tradition

<traditionの意味>
名詞:〔伝承された〕伝統、しきたり、慣習、習わし
引用:https://eow.alc.co.jp/search?q=tradition

「Tradition」は、代々引き継がれてきた行動や行事、儀式などを指します。

In our family, it's a cherished tradition to visit the graves of our ancestors every year.
我が家では、毎年先祖のお墓参りをするのが大切な習慣になっています。
In our family, it's a tradition to gather for a big meal on mother's birthday.
私たちの家族では、母の誕生日に集まって豪華な食事をするのが伝統です。

おまけ 世界各国の故人の弔い方やお墓参り事情

最後に、世界各国の故人の弔い方やお墓参り事情について紹介します。世界各地には独自の変わった埋葬の仕方がたくさん存在します。

<空葬(チベット)>

チベットでは、一部の文化で死者の遺体を解体し、鳥によって食べられる空葬が行われます。そのため、「鳥葬」と呼ばれることもあります。この独自の埋葬方法は、遺体が自然に還り、死後の生命が循環することを象徴しています。

<バルーン葬(日本)>

亡くなった人の遺灰を特製の気球に詰め、空中に放出するという形の埋葬方法。遺灰は風に乗って広がるため、暗い土の中に埋めたくないという人から支持を得ている方法です。

<液体火葬(アメリカ)>

故人の遺体を液体窒素に浸し、振動や音波で遺体を震動させながら細かく粉砕する方法。火を使わないため、アメリカやイギリスなどの先進国で環境にやさしい埋葬方法として注目されています。

まとめ

この記事では、お墓の英語やお墓参りの関連表現をたくさん紹介しました。毎年お墓参りに行っている人は覚えておくと便利ですね。

会話の中でこれらの表現を練習したくなったら、ぜひオンライン英会話「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。

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