みなさんが毎日使っているドライヤー。英語で何と言えばいいかご存知でしょうか?
女性の方だと、海外旅行に行くときに、使い慣れたドライヤーを持っていくか、現地のコンセントの形は合うのかなど、迷うこともあるかもしれませんね。
今の時代、中学・高校生が修学旅行で初めての海外!なんてこともありますよね。
今回は、学生から大人の方まで様々な方が使える「ドライヤー」の英語表現についてご紹介してみたいと思います。
ドライヤーって英語で何て言う?
まずは、「ドライヤー」を英語で言うときの表現についてチェックしてみましょう!
「ドライヤー」は英語で、“hair dryer”と言います。ただのドライヤーではなく「ヘア」をつけるのは、ただの“dryer”だと「乾燥機」という意味になってしまい、何のことだかよくわからなくなってしまうからです。
このほか、お洗濯の乾燥機なら“laundry dryer”、お手洗いにある手の乾燥機なら“hand dryer”などと言います。
ところで、ドライヤー以外のヘア家電についてはどんな言葉が使われるのでしょうか?ちょっとチェックしてみましょう。
ヘアアイロン
hair straightener
→“straight(まっすぐ)”という単語から派生した動詞“straighten(まっすぐにする)”に“-er(~なもの)”をつけることで「〇〇をまっすぐにするもの」という意味になり、ヘアアイロンを表します。
海外ドラマや洋画でもよく登場するので、“hair straightener(ヘア・ストレイテナー)”は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
コテ
iron, curling iron
→英語では、コテのことをむしろ「アイロン」と呼ぶんですね。
日本語で「コテ」と言う場合は基本的に巻き髪を作りたい時ですから、“curl(カール)”という単語を使って、“curling iron(カーリングアイロン)”と表現することもあるようです。
くるくるドライヤー
hot brush
→くるくるドライヤーは、ブラシの形をしたドライヤーのことですね。自然な巻き髪を作るのにぴったりの道具です。
やはり「ブラシの形」というところで、英語でも“brush”という単語を使って表現されるようです。
直訳すると「熱いブラシ」ということですから、案外単純な単語で成り立っていることがわかりますね。
頭皮ケア家電
scalp massager
→今は、頭皮マッサージができる家電もたくさんありますよね。
マッサージ器のことを英語で“massager”と言うため、頭皮と言う意味の“scalp”を付けて
「頭皮マッサージ器」という意味にすればOKです。簡単ですね!
海外でドライヤーを使う際の注意点
それでは、海外でドライヤーを使う際の注意点を見てみましょう。旅行や留学を控えている方、必見です!
海外のドライヤーは電圧が違う!
日本で使っているドライヤーの電圧が100Vなのに対して、アメリカは120V、イギリスは240Vなど、国によって電圧はそれぞれ異なります。
その他の電化製品と同様に、変圧器を使って対応することもできますが、ドライヤーの場合、メーカーによっては変圧器の使用を推奨していない場合もありますから、やはり海外対応のドライヤーを持参するのが安心なようです。
コード近くのスペック表示に「AC100-240V」と記載されていれば、海外対応です。
変圧器を使うときは性能に注意!
他の電化製品を使うことも考えて、変圧器を持っていこうと考えている方も多いかと思います。この場合は、性能をしっかりとチェックしておくようにしましょう。
ドライヤーの消費電力は1200W程度のものが多く、電化製品の中では高い水準ですので、低性能なものだと漏電や故障の危険性があります。
機能も大切
長時間のフライトや慣れない海外の環境で、髪の毛が驚くほど乾燥してしまった経験のある方は多いと思います。
そんな時は、マイナスイオンやプラズマクラスターイオンなどの搭載された機能性の高いドライヤーだと、現地でもヘアケアできて安心です。
ロングヘア―の方は特に、機能にも注目して選んでみましょう。
変換プラグの有無をよく見て!
海外のプラグは、細長い縦の穴が2つ空いているタイプの日本のプラグとは違う場合があります。
海外でドライヤーを使用する場合はこのプラグの形を合わせなければなりませんので、始めから変換プラグが付属しているようなドライヤーを選ぶようにすると良いでしょう。
宿に用意がある場合も!
事前に確認しておこう
ホテルのグレードや行き先の国にもよりますが、宿にドライヤーの用意がある場合もあります。
性能はわかりませんが、現地の環境で使うのであれば、現地のドライヤーが一番安心ですから、HPでチェックしたり事前にメールで問い合わせたりして確認しておきましょう。
日本からドライヤーを持っていく場合はコンパクトなものを選びましょう。海外に持っていく荷物はできる限り小さくまとめるのが一番です。
面倒だから充電式でいいや!と思ってしまったあなたへ
そもそもコードを使うからこんな面倒なことになるんじゃないの?と感じて充電式ドライヤーの利用を検討している方、ちょっと待って!
ご存知の通り、リチウム電池の充電式家電は飛行機に持ち込んだり預けたりすることが出来ないことがあります。
ですから、充電式のドライヤーは空港で捨てていかなくてはならなくなる危険性が高いのであまりおすすめできません。
やはり何らかの形でコード式を海外対応にしていくしかないと思われます。
合わせて読みたい、電化製品の英語表現はこちらから!
ドライヤーについて英語で話してみよう!
海外でドライヤーを使おうとすると、いろいろと厄介ですね・・・。日本でどんなに万全の準備を整えても、やはり現地でドライヤーについて英語で質問・相談しなければならない場面が出てくるかもしれません。
そこでここでは、ドライヤーにまつわる英語表現を見ていきたいと思います。
・ホテルの内線で「ドライヤーをください」と伝える
ホテルにチェックインして部屋を見渡しても、ドライヤーが見当たらない!と思った場合、まずは内線でフロントに確認しましょう。
フロント:Good afternoon, Front Desk. How can I help you?
(こんにちは、フロントでございます。何かございましたか?)
あなた:Yes, this is (名前)in room〇〇. I’d like to borrow a hair dryer.
(はい、私は〇〇号室の××です。ドライヤーをお借りしたいのですが。)
フロントに電話すると大抵の場合早口で応答されますが、落ち着いて名前と部屋番号を伝え、要件に移りましょう。
“I’d like to~.”(~したいのですが)という表現は、とても丁寧で相手を問わず使えるフレーズですので覚えておくといいですね。
・電気屋さんでドライヤーを購入する
店員:Hello, how are you?
(こんにちは、ご機嫌いかがですか?)
あなた:Hi, I’m good. Thanks!
(こんにちは。いい調子です。どうも!)
店員:Can I help you?
(何かお探しですか?)
あなた:I’m looking for a hair dryer.
(ドライヤーを探しているんです。)
店員:Sure, it’s right here.
(かしこまりました。こちらでございます。)
あなた:Do you have any recommendations?
(おすすめのドライヤーはありますか?)
店員:This one is really popular among tourists.
(観光客の方々にはこちらが人気ですよ。)
あなた:Oh, I see. What is the voltage of this dryer?
(そうなんですね。このドライヤーの電圧はいくつですか?)
店員:It’s 100-240V. You can use it outside the country.
(100-240Vです。この国以外でもご使用いただけますよ。)
あなた:That would be useful. Okay, I’ll take this.
(それは便利ですね。わかりました、これにします。)
電気屋さんに限らず、さまざまなショッピングシーンで使える英会話でしたね。
欧米では入店時に「いらっしゃいませ」と言うのではなくスモールトークを交わすことが多いです。
“How are you?”と聞かれたのに無視してしまうことの無いよう気を付けましょう。
また、おすすめを聞くフレーズ“Do you have any recommendations?”は、ショッピングに限らずレストランなどでも使える万能フレーズです。
こういった一言で店員さんとの会話を盛り上げておくと、そのあとの接客にも力を入れてくれるので気持ちよく買い物できます。店員さんのおすすめを聞いた後は、自分の必要とするスペックが満たされているかどうか、納得いくまでしっかりと確認しておきましょう。
先ほどご紹介した会話では電圧について尋ねていましたが、ドライヤーに限らず、買い物中に使える表現としては以下のようなものもあります。
Do you have 〇〇 one?
(これの○○なものはありますか?)
→○○の部分に色やサイズなどを入れると、希望を的確に伝えることが出来ます。
What is this made of?
(これは何でできていますか?)
→原材料を聞くフレーズですね。ちょっとした雑貨などにも使えて便利です。
持ち運びも考えると、壊れやすい素材かどうかなど気になりますよね。
It’s too 〇〇.
(これでは○○すぎます。)
→服を選ぶときの「大きすぎる/小さすぎる」など、実際に試着したり手に取ったりしたときの感覚で希望を伝えるフレーズです。
簡単ですが相手に伝わりやすいので、覚えておきましょう。
Could you give a little discount?
(少し割引してもらえますか?)
→ちょっと難易度が上がりますが、あわよくば価格交渉もしたいところですね。
ダメもとで聞いてみる分には何も問題ありませんので、できる限り事前の会話で店員さんと仲良くなっておいて、頑張って交渉してみましょう!
どれを買うか決めたら、“That would be 〇〇(nice, goodなど).”といった「気に入った!」と分かるようなニュアンスの言葉をはさんで“I’ll take this.(これにします。)”と言えると完璧ですね。とてもスムーズな流れです。
まとめ
旅先や留学先で使える、ドライヤーの英語表現についてご紹介してまいりました。
参考になるものはあったでしょうか?
ちょっとしたものであれば「現地調達でどうにかなる!」という考えでも問題ないかと思いますが、特に女性のみなさんにとって、ドライヤーの有無や使い心地は死活問題ですよね!
現地での生活を快適なものにするために、日本にいるうちからしっかりと準備して旅立つようにしましょう。
また、今回はドライヤーを例にとってさまざまな英語表現を見てまいりましたが、そのほとんどがドライヤー以外のものにも応用できる表現となっています。
ぜひ覚えておいて、お買い物やお食事のときなど、応用して使ってみてくださいね!
高校時代イギリスに短期留学し、大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。金融機関勤務を経て、2017年結婚を機にフリーランスとしての活動を開始。現在はオンライン英会話スクールNativeCampで講師を務めるほか、TOEICコーチとしても活動(直近スコア915点)。趣味は海外旅行。