皆さんは「provided that」の意味を理解し、正しく使うことができますか?
「あれ、TOEICで見たことあるような・・・」
「初めて聞いた!」
「Provideとthatでどんな意味になるのかな?」
一見難しそうなこちらの表現ですが、意味を理解して使い慣れるととても便利な英語表現です。
今回は「provided that」の意味と使い方を、例文とともに徹底解説します!TOEIC対策など、資格試験やビジネスでも使うことができるので、実際の会話で使うことをイメージしながらしっかり学んでいきましょう。
「provided that」の基本的な意味と用法
まず初めに「provided that」の基本的な意味は以下の通りです。
Ifと同じように「もしならば」というように使われていることが分かります。
それでは早速、どのような使い方をするのか詳しく見ていきましょう!
「provided that」の定義と使い方
前述の通り、意味は「もし〜であれば」「~という条件で」となります。
Provideという英単語は「提供する」という意味を持ちます。つまり、provided thatには「that以下のことを提供する」というニュアンスが含まれるのです。
簡単にまとめると、provided thatは条件を表現するためのフレーズで、仮定法の一つです。
ifと同様に「接続詞」の働きをします。
※接続詞とは、文と文をつなぐための単語やフレーズです。それゆえに「provided that」の後には文が続くことを覚えておきましょう。
<provided that を用いた文の作り方>
来週雪が降ったら、山にスノーボードに行こう。
「来週雪が降ったら」という条件を伝えた上で、「山にスノーボードに行こう」と提案しています。
今週中に宿題を終わらせれば、来週は友達と公園でたくさん会うことができます。
「今週中に宿題を終わらせたら」という条件をクリアすれば「来週は友達と公園でたくさん会うことができる」と伝えています。
Provided thatは、if同様に文中または文頭どちらにも置くことができます。
「provided that」の具体的な使用例
「provided that」を使った基本的な文の構造
Provided thatの方が一般的ですが、「providing that」も同様に使うことができるフレーズなので覚えておくと便利です。大きな違いはないので、どちらを使っても構いません。
使い方に慣れるために、例文にたくさん触れていきましょう!
<provided that の例文>
給与、休日、その他の条件を理解してもらえれば、この仕事に参加すると彼女は言いました。
午前9時までに駅に到着できれば、一緒に美術館に行くことができます。
来週までにこの情報処理を終わらせることができれば、このプロジェクトはうまくいくと上司は言いました。
日常会話での「provided that」の使い方
日常会話で使うために、会話例文もご紹介していきます!
明日一緒に映画館に映画を観にいきませんか?
Bさん:Provided that I finish my work due tomorrow by the end of today, I would like to go see a movie tomorrow!
明日締め切りの仕事を今日中に終わらせれば、私も明日は映画を見に行きたいです!
このパーティーで何を食べたいのか、何が欲しいのか、事前にリストを送ってもらえれば、私が用意することができます。
Bさん:I understand! I will send you the list by email later.
わかりました!後ほどメールでリストをお送りします。
「provided that」と類似表現の違い
Provided thatと同じような使い方をする英語にはどのようなものがあるのでしょうか?
意味とprovided thatとの違いを説明していきます。
<provided thatの類似表現>
・provided however that
・given that
・as long as
・only if
それでは一つずつ意味と使い方を見ていきましょう!
● If
If:もし~ならば、~という条件において
接続詞の働きをするため、ifの後には文章が続きます。
Ifはprovided thatよりも強いニュアンスとなります。
<if を使った例文>
もしあなたが英語初心者だとしたら、どこから勉強を始めますか?と先生は質問しました。
もし日常会話程度の語学を学ぶとしたら、何語を学びたいですか?
● provided, however, that
provided, however, that:ただし、~するものとする
このフレーズの後には、義務や権利を定める文章が続きます。
但し書きを記載する際の表現と覚えておくといいでしょう。
こちらは実際にインターネットで「英語 契約書」と検索してみることをオススメします。
実際に触れる機会は少ないと思いますが、知識として覚えておくといいでしょう。
● given that
given that :~だと仮定する、~を考慮すると
“Given”は「与えられる」という意味を持ちます。
つまり、何かを判断するときや決めるときに「~を与えられたら」と仮定表現することができます。
<given that を使った例文>
強風と雨を考慮すると、今日の試合は中止になる可能性が高いです。
明日は試験だから、今日は映画を観ないで勉強しよう。
● as long as
as long as:~する限りは、~さえすれば
条件を提示したいときに使える表現です。
Ifの言い換え表現としても使うことができます。
<as long as を使った例文>
怪我や病気もなく健康でいられる限りは、今やっていることを続けたいし、それをもっと大きくしていきたい。
なぜそうなるのかを理解し、覚え方のコツさえつかめば、学習能力は格段に向上するだろう。
● only if
only if:~の場合に限り
何かをするために必要な限定条件を伝えるときに使用できる英語表現です。
「〜する場合に限り」→「〜する場合にしかない」という否定文と考えられるため、帰結節では倒置が起きます。少し難しいので、今回はこういった表現もあるという程度に覚えておくといいでしょう。
<only ifを使った文章の作り方>
・帰結節では倒置が起こり、主語と助動詞の順番が置き換わる
このテストに合格した場合のみ、次の面接に進むことができる。
<only if を使った例文>
彼女は食事管理と運動を続けた場合に限り、健康を保つことができるでしょう。
まとめ
皆さん、今回もお疲れ様でした!
今回は「provided that」の使い方をご紹介しました。
少し複雑な内容で難しかったという方も、実際に英作文を書いてみたり会話の中で使ってみることで頭にインプットされるので挑戦してみてください。間違っても気にしないことです。英語はとにかく実践あるのみ!
◇経歴
観光業界や英会話スクールで計5年以上勤務、英語学習についてもSNSで発信中
◇資格
TOEIC875
◇留学経験
アメリカ語学留学 2ヶ月
留学で得たものは"英語力"だけではありません。
英語だけではなく、自分自身の成長を感じたいなら、短期間でも行ってみる事をオススメします!
英語圏で暮らした日々は、一生忘れることのない経験になるはずです。
◇海外渡航経験
アメリカ圏に短期語学留学経験、海外旅行は5ヵ国以上
◇自己紹介
映画や音楽を通して英語の楽しさを知り、学生時代は英語通訳コースにて勉強をしました!その後、新卒から現在まで英語を使う仕事をしています。今も日本にいながらも英語力UPする方法を探し、日々勉強中です。夢は世界遺産と映画のロケ地を沢山巡ること、そしてブロードウェイで全てのミュージカル作品を鑑賞すること!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.