寒くなってきた「木枯らし」って英語でなんて言う?天気に関する表現も

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今回は、寒くなると吹く風、「木枯らし」を英語で言う方法を解説していきます!また、天気や気候にまつわる表現も学習していくので、英語で天気予報を見るのに役立つフレーズが満載です。この記事に出てくる英語表現を暗記したら、ぜひBBCなどで実際の英語の天気予報を見てみてくださいね。

「木枯らし」の英語表現

「木枯らし」には以下のような定義があります。

「10月半ばから11月末に初めて吹く毎秒8メートル以上の北よりの風のこと」だそうですよ?

秋から冬になる時に寒い風が吹いて、赤や黄色に染まった葉を飛ばしてしまいます。この様子から、木を枯らす、つまり「木枯らし」と言われるようになったと言われています。そういう情景を思い浮かべると、英語では以下のように「木枯らし」を表現することがわかるでしょう。

the first cold wintry wind

もう、読んで字のごとくですね。直訳すると、「最初に吹く冷たい冬の風」です。英語では、「木枯らし」を示す名詞がありません。ですので、少し説明口調になってしまいます。

正解はないので、the first cold wind of winterなどもOK!自分が意味が近いと思ったもので伝えましょう。

Here it comes! The first cold wintry wind.
「来た来た!木枯らしだよ」

木枯らしを英語で説明してみよう

さて、「木枯らし」を一言で言うとthe first cold wintry windなどで表せますが、もう少し詳しく説明する場合にはどういった英語を使えば良いのでしょうか。先ほど「木枯らし」の定義を確認したので、和訳するようなイメージで例文を作ってみてください。以下にいくつか例を載せておきます。

Kogarashi is a wind that blows from late autumn to early winter.
「木枯らしは、晩秋から初冬にかけて吹く風です」

説明したい単語を主語にし、まずKogarashi is a wind「木枯らしは風です」と大本の文章を作ります。その後、関係代名詞を使って先行詞となるwindを後からさらに修飾していきました。「晩秋」や「初冬」というと難しく感じるかもしれませんが、英語なら遅いことはlate、早いことはearlyを使えば簡単です。

It blows the leaves and people feel cold.
「葉を落とし、寒さを感じさせる風です」

「木枯らし」は先の例文の中で一度出てきた単語なので、こちらの例文では代名詞のitから始めています。「葉」は英語でleafですが、複数形にするとleavesと変化するので気を付けましょう。名詞の最後がfで終わるものは複数形になると-vesと変化する傾向があります。「狼」のwolfも、複数形だとwolvesです。葉っぱは大抵1枚だけを指すのではなく複数枚を指すので、leavesの方が使うかもしれません。

The cold wind means the shifting seasons in Japan.
「その冷たい風は、日本の四季の移り変わりを意味します」

日本の四季の変化は比較的はっきりしているため、よく「四季の移り変わり」という言い回しを使いますよね。英語では、今回the shifting seasonsで表現してみました。「変化」はchangeでも良いので、change of seasonsと言い換えることもできます。

関連表現

「木枯らし」のように、天候にまつわることを英語で言うにはどうしたら良いのでしょうか。特にイギリスでは、日本と似ていて毎回の会話に必ずと言っていいほど天気の話が出てきます。1日の間に四季があると言われる気候であるため、その移り変わりについてなら誰とでも話せるからでは?と、イギリス人の方が話していました。以下で、天候について使える表現を学んでいきましょう!

天気予報

まずは、天気予報でよく使われるフレーズをおさらいしておきましょう。以下はすべて形容詞です。

・晴れている:fine/sunny
・曇っている:cloudy
・雨が降っている:rainy
・雪が降っている:snowy
・霧がかっている:foggy
・風が強い:windy

絶対に覚えておかなければならないのは、天候を表す時に使う主語はitであるということです。上記のような形容詞を使うのであれば、be動詞を使って以下のように言います。

It is rainy today.
「今日は雨だ」

一部は中学校で習うため、基礎単語になっています。しかし、意外と難しいのは形容詞の他に動詞もあること。使い方が異なるので中学時代に間違えた方も多いのでは?違いを明確にするために、以下の動詞も見ていきましょう。

・雨が降る:rain
・晴れる:clear up
・雪が降る:snow

動詞の場合は、主語の次に来るので以下のように言います。

It rains today.
「今日は雨だ」

形容詞と動詞の違い、わかったでしょうか。さすがに大人になってから間違えると恥ずかしいミスですのでご注意を!

天気予報では「~のち〇〇」といった表現もよく使われますが、英語ではこれを~and (later)〇〇と言います。

It’ll be rainy, and later, sunny today.
「今日は雨のち晴れです」

「~時々〇〇」は、occasionallyやsometimesを使って表せます。

Occasionallyは「時折/たまに」と訳し、sometimesは「おそらく/そのうち」と辞書に載っています。違いは、sometimesの方がoccasionallyよりも確率が高いことです。

It's sunny and sometimes rainy.
「晴れ時々雨だね」

その他、天気予報でよく聞く単語を集めてみたので暗記してみてください。まずは、海外旅行中などに聞いたら注意しなければならない単語です。

・大雨注意報:heavy rain advisory
・大雨警報:heavy rain warning
・洪水警報:flood warning
・大雨洪水警報:heavy rain and flood warning
・暴風警報:strong wind warning
・波浪警報:high wave warning

「警報」は、英語でwarningと言います。日本語でも聞く単語ではあるので、あとはネイティブスピーカーの発音を正確に聞き取れるかどうかが勝負どころです。

天気予報で解説される天気図関連の用語は、英語学習者の中でも一部の方しか知りません。現地に住んで、日常的に天気予報を見ている方の方が知っています。

・高気圧:high pressure
・低気圧:low pressure
・前線:front
・寒冷前線:cold front
・温暖前線:warm front
・停滞前線:stationary front
・台風:typhoon
・ハリケーン:hurricane

これらの天気図用語は、中学生の理科で習います。「気圧」は「圧」ですからpressure、「前線」は「前」という漢字があるからfrontと覚えると暗記しやすいと思います。

気候

「気候」は、英語で climateと言います。語学を学んでいるなら多少なりとも海外の文化を知らないことには真にそこの言語を理解したとは言えません。ということで、世界の気候を英語でどう表すのか、こちらも知っておきましょう!

温暖気候 Mild climate
熱帯気候 Tropical climate
熱帯雨林気候 Tropical rainforest climate
サバナ気候 Tropical savanna climate
砂漠気候 Desert climate
氷雪気候 Ice cap climate
ツンドラ気候 Tundra climate
温暖湿潤気候 Humid subtropical climate
地中海性気候 Mediterranean climate
寒帯 Polar climate
亜寒帯 Subarctic climate
温帯 Temperate climate
熱帯 Tropics
乾燥帯 Arid

だいたいの単語の後ろにはclimateが付いていますね。見ればわかるけど自分から言うとなると思いつかない単語も多いのではないでしょうか。あらためて覚えておく必要があります。

Which climate does Scotland belong to?
「スコットランドはどの気候に属しているの?」

湿度

湿度は、英語で humidityと言います。日本は特に湿度が非常に高い国で、夏は高すぎる気温と湿度で参ってしまう方も多いですよね。熱中症になる原因でもあります。

湿度の高い・低いはhighとlowで表すため比較的簡単です。また、「湿度が高い」という形容詞はhumidで、こちらもよく使うので覚えておいてくださいね。

The humidity is higher in summer, so I really hate Japan.
「夏は湿度が高いから本当に日本が大嫌いだよ」

湿度で体がべたべたする場合は、wetを使うと良いですよ!「濡れている」という意味なのでちょっと大げさですが、普通に使います。べたべたする様子はstickyでもOKです。

まとめ

「木枯らし」という英語はないので、短くわかりやすく説明して伝えることが重要です。また、天気予報で使う単語は重要単語なので、BBCを聞いたりネット記事を見たりして英語フレーズや英訳を確認し、英単語力を上げていきましょう。ネイティブスピーカーが日常的に見聞きする単語であれば使用頻度も高く、覚える優先順位も高くなりますね。

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