「今日は寒いからすごい重ね着してきた」
「もっと厚着して出かけなさい!」
日本では、寒い季節になると「重ね着」や「厚着」をして暖かくしますよね。
この記事では「重ね着」「厚着」の英語表現を紹介します。重ね着の効果や「putとwear」の違いについてもまとめました。ぜひ英語学習にお役立てください!
重ね着・厚着 について
まず、「重ね着」と「厚着」の違いについて詳しく解説します。「重ね着」も「厚着」も寒冷な気候や地域での防寒対策に関する服装のことを指しますが、下記のような違いがあります。
重ね着とは?
複数の衣服を重ねて着るスタイルやテクニックのこと。必要に応じて着る服の枚数を変えることで、体温を柔軟に調節できます。また、「重ね着」をおしゃれとして楽しむことも可能です。複数のレイヤーをバランス良く見せることで様々な着こなしができます。
厚着とは?
厚手の衣服やコートを着込むこと。重ねて着ることもあれば、単一の厚手のアウターウェアで寒さから身を守る場合もあります。厚着は、外部の寒冷な気温から直接保護する目的があり、複数の薄手のレイヤーを組み合わせるよりも一枚で強力な暖かさを確保したい時の着方です。
重ね着の効果について
続いて、「重ね着」の効果についてより詳しく説明します。重ね着にはおもに以下4つの効果があります。
重ね着のおもな効果
保湿性:複数の薄手の衣服を重ねることで、空気がその間に入り、保温効果が向上します。各レイヤーが体熱をキャッチしてくれるため、より暖かさが維持されます。ぴったりと身体にフィットする服よりも、少しゆとりがあり空気が間に入るサイズの服のほうが保温効果が高いことがポイントです。
体温調整:気温や活動レベルに応じて服の数を変えることができるので、体温を調節するのに役立ちます。暑いときは脱ぎ、寒いときは着ることで体温調整が簡単にできます。
柔軟性:重ね着は様々な状況に対応できる柔軟性の高い着方です。気温や活動に応じて柔軟に脱ぎ着でき、快適さを確保できます。
おしゃれ:おしゃれやファッションの面でも効果的です。異なるデザインや色のアイテムを組み合わせることで、個々のスタイルや好みに合わせた着こなしを楽しめます。
また、「重ね着」は下半身にも活用できます。タイツや靴下を重ねて穿いたり、腹巻でお腹周りを温めることも保温に効果的です。「重ね着」は、防寒対策はもちろんのこと、体温調節やおしゃれなど、様々なメリットを持つ着こなし方です。
重ね着 英語表現
ここからは、「重ね着」の英語表現を7つ紹介します。
・wear layers
・putting on clothes in layers
・wearing clothes one over another
・wrap up warm
・pile on the layers
・bundle up
それぞれ例文とともに詳しく解説していきます。
layering
最初の英語は「layering」です。辞書には次のように紹介されています。
<layeringの意味>
名詞:〔保温またはファッションとしての〕重ね着、レイヤリング
引用:https://eow.alc.co.jp/search?q=layering
日本語でも「レイヤリング」はよく使われるファッション用語で、「重ね着」を意味します。
ただし、日本語で「レイヤリング」というと、おしゃれとしての意味合いが強く、防寒対策というよりも、半袖の下に長袖を着たり透ける素材を重ねたりするような着こなしをイメージする人が多いでしょう。
新しい国に旅行にいくとき、重ね着は賢い選択です。重ね着は、必要に応じて着たり脱いだりできるので、様々な気温に柔軟に対応できます。
wear layers
「Wear layers」も「重ね着」を意味する英語です。「Wear」は「着る」、「layers」は「層」を指す単語で、直訳は「何層も着る」となります。
冬には、人々は暖かさを保つためによく重ね着をします。
秋は、一日の中で気温が大きく変動する可能性があるので、必要に応じて簡単に脱ぎ着できできる重ね着は良い考えです。
putting on clothes in layers
「Putting on clothes in layers」も「重ね着をする」を意味するフレーズです。
「Putting on clothes」は、「洋服を身に付ける」と和訳します。「In layers」は、何かが層を形成していることを指しているため、二つを合わせて「重ね着をする」の意味になります。
冬には氷点下の気温から身を守るためには、服を重ね着することが不可欠です。
wearing clothes one over another
「Wearing clothes one over another」を直訳すると「1枚の服の上にもう1枚服を着る」です。つまり「重ね着する」ことを意味しています。
「One over another」は、何かが階層的に重なっている状態を指すフレーズです。洋服以外にも、本やミルフィーユのような食べもの、建築物などさまざまな状況に活用できます。
寒い季節は、重ね着をして暖かさを保ちます。
wrap up warm
「Wrap up warm」は、寒冷な天候に対処するために、暖かい服を十分に着るという意味の英語表現です。ネイティブスピーカーが日常的に使う決まり文句のため、まるごと覚えてしまうと良いでしょう。
暖かくしてね。
外に出るときはあたたかくしてね。雪が降ってるよ。
外は寒いので、犬の散歩に行く前に暖かく着こむことにしました。
pile on the layers
「Pile on the layers」も「重ね着」を意味する一般的な表現です。
「Pile」には「積み重ねる」という意味があり、「pile on〜」で「〜を積み重ねる・積み上げる」と和訳します。「Pile on the layers」で「層を積み重ねる」となるので「重ね着する」となります。
他にも「pile on books」で「本を積み重ねる」、「pile on boxes」で「箱を積み重ねる」などと活用できます。
気温が下がったので、わたしは重ね着することにしました。
山にスキーに行くとき、母はいつも私に暖かさを保ち、風から身を守るために重ね着するようにいいました。
bundle up
「Bundle up」は「暖かく着込む」を意味するフレーズです。辞書には次のように紹介されています。
自動詞:〔衣類を〕暖かく着込む・〔毛布などに〕くるまって体を暖かくする
他動詞:〔暖かくなるように衣類を〕十分に着せる
引用:https://eow.alc.co.jp/search?q=bundle%20up
厚着して暖かくしてね!
外は激しい雪なので、出かける前にしっかりと着込んでね。
寒い日に外に出る前、祖母はいつも帽子と手袋、厚手のコートで暖かく着込むように言います。
おまけ put onとwearの違いについて
最後に、「put on」と「wear」の違いについて解説します。
どちらも服を着るときに使う動詞ですが、実は両者には明確な違いがあります。
<put onとwearの違いは?>
I put on a hat.
私は帽子を被りました。
I wear a hat.
わたしは帽子を被っています。
着ている動作を表すには「put on」を使い、着ている状態を表すには「wear」を使いましょう。
まとめ
この記事では、「重ね着」「厚着」を意味する英語フレーズをたくさん紹介しました。複数の言い方があるので、使いやすい表現をいくつかピックアップして練習してみてくださいね!
会話の中でこれらの表現を使いたくなったら、ぜひオンライン英会話「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。
ネイティブキャンプには120ヵ国以上の魅力的な講師が揃っています。しかもレッスンは24時間予約不要で受け放題なので、スキマ時間を利用してたくさんアウトプットできますよ!今なら7日間の無料体験を実施中。まずは無料体験からスタートしてみましょう!

◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.