立冬の11月から見られる、「霜」って英語でなんていうの?霜柱やつららについてもご紹介します!

霜, オンライン英会話, ネイティブキャンプ

 

今回は、英語で「霜」を何と言うか解説していきます!冬になると現れる霜は日常会話の中でも出てきます。後半では冬にまつわる英単語もご紹介しているので、英文作りのために活用してみてくださいね。

霜とは

そもそも霜とは何か、先に確認しておきましょう。

霜とは、0度以下の物体の表面についた氷の結晶です。空気中にある水蒸気が固体化することで現れます。地中の水分が凍ると霜柱となります。暑い地域以外であれば、どちらも身近にあるものではないでしょうか。

霜ができることを、日本語では「霜が降る」と言ったり、「霜が降りる」と言ったりします。日本語を学習する外国人の方が暗記をするのに難しい表現かもしれませんね。霜のでき方を知っていれば、それは空から降ってくるものではないとわかりますし、降りるという表現もしっくり来ないかもしれません。

霜が降りやすい条件は、気温が5度以下の朝で、風が穏やか、かつ晴れている時です。こういった条件下では霜が発生しやすくなります。霜は0度以下の物体に付くのになぜ気温が5度以下で霜ができやすいのか、疑問に思った方はいませんか?それは、地面付近の気温はより低くなりやすいからです。よって、気温が5度でも霜はできます。

また、霜をよく見てみると結晶がとてもキレイな形をしています。針状のものもあればうろこ状のもの、羽根状のもの、扇子状のものなどが見られます。観察に適しているのはつるつるしたガラス面です。

実際に霜が車の窓などに降ると見えづらくなるため取り除く必要がある厄介なものですが、自然現象として見ると幻想的だと言えます。

霜 英語表現

では、「霜」を英語で表現するとどうなるのか、以下で見ていきましょう!よく使われる形容詞もセットで覚えておくとスッと口を付いて出てきますよ。

frost

「霜」は英語でfrostと言います。Frosted-edを付けると形容詞化でき、「霜の降りた」と訳せます。Frostyも使えます。

霜がひどいようなら、以下のような表現が使えます。

a severe frost

Severe「ひどい」という意味で、日本語でも「シビア」と言います。「霜を取る」という動詞はひとつの英単語で表すことができるので、こちらもぜひ覚えてくださいね。

defrost

Frostに、否定を表すde-を付けることで動詞になります。知らなくてもスペルを見れば意味が想像できるタイプの単語です。

We don’t want any more frost!
もう霜はたくさん!

こちらの例文の直訳は「これ以上霜はほしくない!」です。日常生活を送る上ではあまりありがたいものではありませんかね。

霜柱 英語表現

「霜」は英語でfrostでしたが、「霜柱」はどうでしょうか。正確に言うと2つの言い方がありますが、使うのはその一方がほとんどです。

needle ice

「霜柱」は、英語でneedle iceと言います。単語がそのまま霜柱そのものを表していますよね。まさに氷の針ですから。

Look at the needle ice! It's my first time seeing them this winter!
この霜柱見て!この冬初めて見た!

frost column

「霜柱」frost columnとも言います。しかし、ネイティブはこちらはあまり使わないようです。

I’m looking for some pictures of frost columns.
霜柱の画像を探してるんだよ

つららってなんていう?

冬に外で見かける現象には、霜以外にもつららがありますよね。軒下にぶら下がっていると相当冷えていることがわかります。つららも冬に使える英単語なので覚えておきましょう!

icicle

「つらら」は英語でicicleと言います。スペルを見ると、icic…と面白い書き方をすることがわかりますね。

最後に-cleと付いていますが、これは他の単語にも見られ共通の意味があります。「指小辞(ししょうじ)」と言い、サイズが小さいことを意味します。ですから、icicleice「氷」-cleが付いた形となります。

「寒い」ってどうやって表現する?

冬になると皆さん口癖のように「寒い!」と言いますが、英語ではどのように表現すればいいのでしょうか。It’s cold!だけでは語彙力が乏しい印象になってしまうので、他のフレーズもどんどん覚えて実生活で使ってみましょう!

frosty

Frostyは、「霜の降りた」「凍る寒さの」という意味です。先ほど出てきましたよね。霜が降りるほどの寒さを表します。

It is so frosty this morning!
Why don’t we drink coffee?

今朝はすっごく寒いね!
コーヒーでも飲まない?

こちらの例文では単にcoffeeと言っていますが、鋭い方なら「a cup of coffeeじゃないの?」と突っ込むかもしれませんね。確かに文法的にはそちらの方がより正しいと言えるのですが、ネイティブは会話上ではそんなにきっちりしていません。私たちも、会話で常に正しい日本語の文法を使っていませんよね。

特に親しい間柄の人との会話では、a cup ofa glass ofなどは省略し、そのままドリンク名を言うだけでOKです。もちろんa cup of coffeeを使っても構いませんが、少し丁寧な印象を与えるかもしれません。

chilly

Chillyは、「寒々する」「(ブルっと震えるほど)冷え冷えしている」という意味です。体がふるえるくらいの寒い時に使ってみてください。

I feel chilly. I don’t wanna have a cold now.
寒いな。今風邪引きたくないんだけど

nippy

Nippyは、「(身を切るように)寒い」「凍てつくような」という意味があります。ちょっと可愛い音ですよね。

Are you sure you’ll go now? It is nippy outside.
今から出かけるとか正気?外めっちゃ寒いよ

freezing

Freezingは、「(凍りつくほど)寒い」「とても寒い」という意味です。冷凍庫は英語でfreezerと言うので、それくらい寒いところを表現できます。

It’s freezing cold!
めっちゃ寒い!

Freezing coldと、coldfreezingの後に続けるととてもネイティブらしい自然な表現になります。冬にはよく聞きますよ。

icy

Icy「氷の」「氷のように冷たい」「凍った」という意味です。こちらは「氷」を意味するiceから来ているのでわかりやすいですね。ただ、いざ実生活の中で言えるかというと、意外と出てこないものなので練習しておきましょう。

The road was so icy yesterday.
昨日、道路がすごく凍ってた

その他の冬にまつわる英語表現

では、最後に冬にまつわる英語表現をいくつかご紹介しておきますね。自由に例文を作り、身近なものについて言ってみましょう!

snow:雪
snowflake:雪の一片
blizzard:吹雪
avalanche:雪崩
snowman:雪だるま
snowball:雪玉
snowball fight:雪合戦
igloo:かまくら
sled:そり
snow shovel:雪かき用のシャベル
snowplow:除雪車

ちなみに、かまくらの絵文字をおにぎりと間違える外国の方がいるという面白い話があります。絵文字は英語でそのままemojiと海外にも浸透しているのですが、日本独自のものも多いため謎が多いそうです。門松は意味がわからないし、海苔が巻いてあるおせんべいは火災に遭ったかまくらと表現する方もいて笑えます!

また、日本が得意とする漫画は世界中で人気ですが、漫画でしか使わない表現が絵文字になっているとこれもまた謎だそうです。急いでいる時にキャラクターの背後に出るおならのような風のような白い物体は使い方がわからないと言いますし、怒った時に使う怒りマークは地獄への入口と解釈する人もいます。あれは頭に浮かぶ血管を表現してできたようですね。皆さんも海外の方へ向けて絵文字を使う際にはご注意を!

そしてこちらは冬に着る衣服にまつわる英語表現です。

glove(s):手袋
mitten(s):ミトン
scarf:マフラー
hoodie:パーカー
beanie:ニット帽子
snowsuit:スノースーツ

手袋やミトンなどは普通両手に使うものですから、複数形にするのを忘れずに!また、マフラーはそのまま「マフラー」と言うと車のマフラーを想像されてしまうので必ずスカーフと言ってくださいね。パーカーは、英語圏だと日本のものよりもっと厚手の服を意味します。

そして、こちらが冬に温まれる便利器具です。

heater:暖房
kerosene:灯油
fireplace:暖炉

まとめ

「霜」は英語でfrostでしたね。frozenなどと似ているため比較的覚えやすいかと思います。

冬になると使える「寒い!」という表現はバラエティー豊かなので、英語での言い回しを複数持ち、毎回同じ単語を使わないよう気を付けるとより英語力が上がります。

季節によって使う頻度が高くなる単語は割と多いので、今回ご紹介したような単語を正しく使えるようにしておきましょう!

 

nativecamp.net

nativecamp.net