今回は、「着替える」を英語でどう言うのか解説していきます!英語で「着替える」に相当する表現は複数あるため、どんなシチュエーションに合うのかチェックしながら覚えていってくださいね。
「着替える」の英語表現
英語では、「着替える」に当たる英語表現が複数あります。
一般的に使える表現もあるものの、限定的な意味合いを持っている動詞だと違和感を伴うシチュエーションもあるため気を付けましょう。
Change
Changeは、「着替える」という意味の英単語のうち最もポピュラーなものです。
洋服に関する会話をしている際にChangeが使われれば「着替える」ですが、他にも「~を取り替える」や「~を乗り換える」といった意味があるため文脈によって日本語訳を変える必要があります。
You should change into your suits.
君、スーツに着替えないとダメだね
Switch
Switchも「着替える」という意味で使われる動詞です。日本語では名詞のボタンの意味で「スイッチ」と言いますが、動詞でも本来の意味は同じです。あるものから別のものへ変えるというニュアンスです。
では、家庭用ゲーム機の「Nintendo Switch」はなぜSwitchと言うかわかりますか?このゲーム機は、据え置き機にも携帯用ゲームにもなるからです。両方を切り替えることでそれぞれの楽しみ方ができるという意味ですね。
I need to switch to my uniform as soon as possible.
できるだけ早く制服に着替えなきゃ
Swap out
Swap outも「着替える」という意味です。ニュアンスとしてはSwitchと似ており、あるものを別のものと取り替えるときに使います。
ひとつの動詞だけでは「着替える」という意味で使うには少し違和感があるため、outもセットで句動詞として覚えましょう。
outは、脱ぎ着で言えば脱ぐ方に当たります。ですから、Swap outを使う際にはSwap out(脱ぐもの)for(着るもの)と、語順に気を付けてくださいね。
She swapped out this pink skirt for blue trousers.
彼女はこのピンクのスカートから青いパンツに履き替えた
trousersはイギリス英語で「パンツ(ズボン)」という意味です。パンツもズボンも複数形で数えるので、発音やスペルに気を付けましょう。
get dressed
get dressedも「着替える」という意味で使えます。こちらもセットで覚えるべき熟語です。dressedは「ドレス」と、日本語でも聞きなれた衣服に関する表現が含まれていますね。
I got dressed after dinner to go to the party.
パーティーに行くために、夕食後に着替えた
Fashionは日本語の「ファッション」という意味?
「着替える」と言えばファッションですが、英語でFashionは服装以外の意味もあるため覚えておくべき単語になります。
Fashionには、「やり方」という意味があるため注意しましょう。英語学習を続けている方なら、old-fashioned「古い」という形容詞をご存じでしょうか。「流行」や「流儀」と訳されることもあり、直接洋服に関係ない場合もあります。
He never changes his own fashion.
彼は自分のやり方を絶対に変えない
「衣類」は英語でどう言うの?
「衣類」というと、英語ではどのような単語を使うのでしょうか。意味が似ているものがたくさんあるので、以下で整理してみましょう。
garment
こちらは「衣料品」や「衣類」を意味する名詞で、「一点の服」という意味合いがあります。「一着」であれば冠詞のaを付けましょう。
I have two garments now.
今、服を2着持ってる
outfit
こちらは上下セットの服を指し、日本語では「一式」と訳すことができます。少しフォーマルな服で使うことが多いですね。
We need to buy a new spring outfit for the party.
パーティー用の服を一式買わないといけないね
apparel
「アパレル」は日本語でもお馴染みですが、英語でも同じ意味です。商業用の衣服という意味で、意味が限定される特徴があります。apparel storeはclothing storeで言い換えが可能です。
I wanna work at an apparel store in the future.
将来はアパレル店で働きたいんだ
attire
こちらは少し硬い表現で、「服装」や「装い」と訳します。Decent attireで「きちんとした装い」です。
Have you seen the British traditional attire?
イギリスの伝統的な服って見たことある?
costume
こちらは日本語にもなっている「コスチューム」のことです。イベントなどで着る服装で、Halloween costume「ハロウィーンコスチューム」などと使います。
I want to know the right place to buy a Halloween costume.
ハロウィーンコスチュームを買うのに良い場所が知りたいの
「衣類の種類」を英語で覚えよう!
ファッション用語は英語がそのままカタカナで使われていることも多いですよね。以下に、に英語と日本語で意味が同じ用語を集めたので確認してみてください。
blazer
こちらはブレザーです。制服として学校が導入していることが多いですよね。英語では、聞き取れてもスペルを見たときに「ブレザー」だと認識できないことも多いのではないでしょうか。
vest
ベストのスペルは、BではなくVであることに注意しましょう。よって、発音するときも下唇を軽く噛みます。
fleece
こちらはフリースです。ポリエステルなどの化学繊維を起毛させた素材のことですが、この素材で作った服のことも指します。もともとfleece「羊毛」という言葉でした。
pajamas
こちらはパジャマです。注意しなければならないのは複数形であり、sを付けることです。日本語では単数形や複数形に注意を払わないので、時折つけ忘れるものもありますよね。
cargo pants
こちらはカーゴパンツのことです。ポケットのついたカジュアルなパンツのことです。cargoは「貨物」や「貨物船」という意味で、作業着に由来するそうです。
shirt
こちらは皆さんご存じ、シャツです。日本語でワイシャツと言うこともありますが、英語のwhite shirtの発音がワイシャツに聞こえるからであって、Y-shirtではないことにご注意を。しかし、Tシャツは、そのままT-shirtでOKです。
top
こちらはトップスのことです。パンツやパジャマは複数形にし忘れないようにと書きましたが、逆にトップスは1着のときに複数形にはしません。
sweater
小学生のテキストにも載っているセーターです。このスペル、皆さんは不思議に思ったことはありませんか?sweat「汗」をかく-er「人」でなぜセーターとなるのか。実は、セーターのような厚手の服は、もともとスポーツなどをして汗をかき、ダイエットするために使われていたそうなのです。この話が由来となったと言われています。
overalls
オーバーオールは日本でもお馴染みですが、イギリスではこれはつなぎのことを言います。そしてこちらは複数形にしなければ衣服としてのつなぎの意味になりません。
日本語では通じない?衣服に関する注意すべき英語
ここからは、注意したい衣服の英語をご紹介していきます!日本語と似ているけれど、そのまま言っても伝わらない、そんな知らないともどかしい思いをするかもしれない名詞です。
overcoat
こちらはコートのことです。overが付いているのが日本語と違う点ですね。ちなみに「オーバー」は和製英語のため、英語でoverとだけ言っても伝わりません。
uniform
こちらは学校などの制服のことです。「ユニフォーム」というと、日本語では制服よりもスポーツウェアの印象が強いですよね。
dress
こちらはおしゃれな服のことで、主に正装を指します。しかし、女性をより美しくしてくれるあの「ドレス」だけでなく、カジュアルな服でもキレイめと言われる服であればいずれもdressと表現できます。
sleeveless shirt
こちらはスペルから想像できるでしょうか。和製英語であるノースリーブのことです。sleevelessは、sleeve「袖」が-less「ない」という意味です。
pants
こちらはアメリカ英語では「ズボン」ですが、イギリス英語では「男性のパンツ(下着)」になります。同じ英語圏でも違う意味になるので、洋服売り場でおすすめの「ズボン」を教えてほしいと店員さんに言ったら、イギリスではちょっと嫌な顔をされるかもしれませんよ?ちなみに、「ズボン」はjuponというフランス語が由来です。
shorts
こちらはショーツと日本語にもなっていますが、アメリカでは「男性用のパンツ(下着)」であり、イギリスでは「短パン」とこちらも意味が変わります。
まとめ
「着替える」は、一般的にはchangeという動詞で伝えることができます。change into~のセットを覚えておけば、英会話でもすぐに言えるでしょう。衣服についてはイギリス英語とアメリカ英語で違う点もあるので、興味がある国の英語から覚えていきましょう。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.