「回転する」と言いたい時に、英語で何と言うかご存知ですか?
日常会話で意外とよく使う単語ですが、パッと出てこない方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんな「回転」を意味する英語表現について詳しく解説していきます。各単語のニュアンスの違いを例文つきで紹介していくので、ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね!
turn
「turn」は多様な意味を持つ動詞で、「回転する・回る」という意味があります軸を中心にくるっと回転することを指し、上下や左右に回ることを指す動詞です。
日本語でもくるっと回ることを「ターン」と呼んだりしますよね。バレエのターンのように人が回転する動き以外にも、英語では風車の回転といった物が回転する様子や、ドアやハンドルを回す動作なども「turn」と呼びます。
(風車の羽根はそよ風でゆっくりと回転します。)
(シーリングファンは回転して部屋内の涼しい空気を循環させます。)
(風車の羽根は風に乗って回転する。)
(彼女はバレリーナが優雅につま先で回るのを見ていました。)
(公園のメリーゴーランドが子供たちを乗せて回っています。)
(彼女はドアを開けるために鍵を回した。)
(屋根の風見鶏は回転して風向を示す。)
spin
「spin」は、速く回転することを指す動詞です。
日本語でもフィギュアスケートの速い回転を「スピン」と呼んだりしますよね。「turn」と同様に「回転する」を意味する動詞ですが、違いは回転のスピードにあります。プロペラの高速回転など、速いスピードで回転することを指すのが「spin」です。
(フィギュアスケーターは氷上で優雅なスピンをみせました。)
(飛行機のプロペラは大きな力で回転し、前に進む力を生み出しました。)
(彼女は指の上でバスケットボールを回転させた。)
(シーリングファンが高速で回転していました。)
(体操選手は水平棒で素晴らしい連続スピンを披露した。)
rotate
「rotate」は、物が軸を中心に回転することを意味する動詞です。発音記号は「róʊteɪt」で、「ロウテイト」のように発音します。
「turn」が一般的な回転する動作を指すのに対し、「rotate」はより専門的な場面で使われることが多いのが特徴です。特に科学や数学、工学などの分野で回転運動を指す時によく使われ、地球の自転も「rotate」と表現します。
(地球は自転しており、これが昼と夜を引き起こしています。)
(車のタイヤは前に進むときに回転します。)
(体のバランスを保ちながら体を回転させるのが体操の重要なスキルです。)
(このソフトウェアでは画像を好きな角度に回転させることができます。)
(回転式の棚を買いました。)
(ベーカリーでは、大きなオーブンには均等に焼くための回転トレイがあります。)
また「rotate」には「循環する」という意味もあり、役割や位置などを変更することに対しても使います。名詞形は「rotation」です。
日本語でもシフトなど役割を循環させることを「ローテーション」と呼びますよね。日本語では主に「交替」という意味でのみ使われますが、「rotation」には「回転・自転」という意味もあります。
(スタッフのシフトを交代することで、作業の負担を公平に分散させる。)
(美術館では毎月新しい展示物のローテーションを行います。)
(輪作は、土壌の健康を保つのに役立つ農業の手法です。)
(地球の自転について辞典で調べました。)
revolve
「revolve」は、何かの周りをぐるぐる回転することを意味する動詞です。発音記号は「rɪvάlv」で、「リヴォーブ」のように発音します。
人や物が何かを中心にその周りで円を描くように回転することを指し、天体の運行や機械の動きなどに対して使われることが多い単語です。
「rotate」が「自転」を指すのに対し、「revolve」は「公転」を意味します。名詞形は「revolution(回転)」です。エンジンの回転数はよく「PRM(Revolutions Per Minute)」と表されます。
(太陽系の惑星はそれぞれの軌道を回っています。)
(月は地球の周りを回り、月の満ち欠けを生み出します。)
(惑星は物理法則に従って軌道を回転し続けます。)
(タービンの羽根は風の力で回転し、クリーンエネルギーを生成します。)
(その画面はエンジンの回転数を表示します。)
関連表現
ここからは「回転」に関連する表現として、「回転寿司」はどのように英語で表現するのかをご紹介していきます。
回転寿司
日本の「回転寿司」は世界で様々な呼び方がされており、統一された英語の名称はありません。
一般的には「sushi-go-round」や「conveyor belt sushi」と呼ばれることが多いです。
「go round」は「まわる」を意味する熟語表現で、「conveyor belt」はベルトコンベヤーを指す名詞です。また、「sushi train」や「revoliving sushi」と呼ばれることもあります。
(日本旅行する時は、回転寿司に行ってみるのがおすすめだよ。)
(家族で回転寿司に行きました。)
(ニューヨークに新しい回転寿司レストランができました。)
(回転寿司レストランは、便利さと手頃な価格により人気が高まっています。)
まとめ
今回の記事では、「回転」を意味する英語表現について詳しく解説しました。
・turn:一般的な回転する動作を指す
・spin:高速で回転する様子を指す
・rotate:軸を中心とした回転運動を指す
・revolve:何かの周りをぐるぐる回転することを指す
このように、英語では回転の仕方やスピードによって表現が異なります。ぜひそれぞれの単語が持つニュアンスの違いを覚えて、シチュエーションごとに使い分けてみてくださいね!

◇経歴
英語使用歴:6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)
・海外在住歴:4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.