「〜のふりをする」を英語で表現できますか?英語学習をある程度続けていれば、「pretend」という動詞が思いつく方も多いのではないでしょうか?
しかし、「〜のふりをする」の英語表現は他にも、「act」や「play」、「fake」、「pass (oneself) off as」などがあり、それぞれ少しずつ使い方が異なります。
そこで本記事では、「〜のふりをする」の英語表現について、例文とともに解説していきます!
「ふりをする」とはどういうことか
「ふりをする」とは、実際は違うのにも関わらず、そうであるような振る舞いや行動をすることを指します。
ふりをする目的はその時々で異なりますが、ポジティブ・ネガティブどちらの意味でも、ふりをする行為は行われます。
ポジティブな意味で言えば、大勢の前でのスピーチに対する緊張を隠して、自信のあるふりをしてパフォーマンスをするようなシーン。
一方ネガティブな意味では、本当は知らないのに知ったかぶりをして、その場をなんとなく切り抜けようとするような行為。
良い・悪い意味のいずれにしても、ふりをするというのは、嘘をつくのとほぼ同じような感覚で捉えられます。
pretend
「pretend」は、「〜のふりをする」という意味では最も一般的に使われる英単語です。
まずはネイティブスピーカーの感覚を掴むためにも、ケンブリッジ英英辞書での説明を見てみましょう。
真実ではないとわかっているのに、あたかも真実であるかのように振る舞うこと、特に人をだますため、またはゲームとして。
(英文引用元:https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/pretend)
〜するふりをする
主語が〜するというふりをする
私はかつて、英語を話すのが得意なふりをしていました。
彼が私を気にかけているふりをしていることはわかっていました。
その時はとても怒っていましたが、怒っていないふりをしていました。
学校を休むために病気のふりをしました。
答えが分からないのに、知っているふりをしました。
私はお母さんを喜ばせるために野菜を食べたふりをしました。
同じような表現
「pretend」のように、「〜のふりをする」という意味で使える、同じような表現をここでは4つ厳選して紹介します。
・play
・fake
・pass (oneself) off as
act
「act」は「行動する」という意味の単語で、名詞「action」の動詞です。特定の目的のために何かをしたり、問題を解決したりといった行動を意味します。
また「〜のふりをする」という意味として、何かを模倣した行動を指すことも。そのため、特定の役を演じる役者・俳優のことを、英語では「actor」と呼びます。
私の娘は有名な女優のふりをするのが好きです。
クマのぬいぐるみを使って、医者さんのふりをよくしたのを覚えています。
彼は常に16歳であるかのように振る舞っていますが、実際は30歳です。
国際パーティーでは、あたかもアメリカで育ったかのように振る舞おうとしました。
play
「play」には、「遊ぶ」や「(楽器などを)弾く」、「(ゲーム・スポーツなどを)プレイする」など、様々な意味を持つ動詞です。
また、「act」のように「(特定の役を)演じる」という意味や、単純に真実とは異なる振る舞いをする意味での「〜のふりをする」という意味でも使えます。
息子は、ままごとキッチンセットで料理をするふりをして、シェフのふりをするのが好きです。
時々私は、ギターの速弾きをして、プロのギタリストのふりをします。
両親は、私が子供の頃、消防士のふりをして遊ぶのが好きだったと言っていました。
エンジン音を立てながら、おもちゃの車でレーシングカードライバーのふりをしました。
学校の劇で私は探偵の役を演じました。
fake
「fake」は、「偽造する」や「見せかける」といった意味を持つ単語です。
実際は違うのに何かを偽って、あたかもそうかのように見せるイメージがあり「〜のふりをする」の意味でも使われます。
「fake」を使った有名なフレーズに、「Fake it ‘til you make it.」成功するまで偽れ。というものがあります。自信を持って行動し、自分が成功するまで自分を信じることが重要であるというアドバイス的な格言です。
また、仮病を使うという行為を指す場合も、「fake a headache(頭痛を偽る)」のように表現できます。
プレゼンテーション中、私は本当に緊張していましたが、自信があるふりをしていました。
友達に誘われたパーティーに行きたくなかったので、頭痛のふりをしました。
あなたはまだ経験が浅いですが、できるようになるまでできるふりをして、決して諦めないでください。
サプライズプレゼントをもらった時は驚いたふりをしていましたが、本当は知っていました。
pass (oneself) off as
「pass (oneself) off as 〜」は、実際は異なるのに、自分をそうであるかのように振る舞うことを意味する表現です。
他人に誤った情報を信じ込ませて、何か良くないことに利用しようという、ネガティブな行為を指すこともあります。
例えば、「私は自分自身を医者であると偽りました。」という文章であれば、
as 〜:医者としてなので「as a doctor」
となり、
I passed myself off as a doctor.と表現できます。
なお、「oneself」の部分は省略できるため、I passed off as a doctor.としても間違いではありません。
私は地元ガイドになりすまし、街中を観光客に案内しました。
Instagram で自分を偉大な経営者であるかのように見せかけるべきではありません。
ライブのスタッフになりすまそうとしましたが、バレてしまいました。
まとめ
今回は「〜のふりをする」の英語表現を解説していきました。色々な言い回しがあるので、それぞれ整理した上で覚えたら、バリエーションを楽しみながら使ってみてください。
もし日常の中で英語を使う機会がないのであれば、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」も活用してみましょう。レッスン受け放題なので、たくさん英語を話して上達を目指せますよ!
◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.