今回は、英語でカップルを表現する方法をご紹介していきます!パートナーと二人、カップルである場合はcoupleという単語を思い浮かべると思いますが、これは和製英語なのでしょうか。日常会話でもよく使う言い回しなので、正しい英語表現を覚えて実際に使えるようにしていきましょう。
カップルの英語表現
実は、英語でカップルを表す方法は3つほどあります。couple、soulmate、lovebirdsあたりを使いますが、それぞれの違いはどこにあるのでしょうか。ニュアンスを理解すれば、使いどころもわかって英会話が得意になりますよ!
"couple / soulmate / lovebirds "
英語でも、カップルのことはcoupleと言います。和製英語ではありませんでしたね。
ただ、日本語のカップルだと付き合っている状態の二人を意味することが多いですが、英語では結婚している二人にも使います。結婚していることを明確にしたい場合はmarried coupleと言ったりします。
英語では、夫婦という単語がありません。日本には戸籍があり結婚がより重たい制度になっていますが、海外では個人を尊重し、法律に縛られないカップルも多くいます。このことから、どんな形であれ相手に恋愛感情があるなら、カップルと表現することになったという説があります。
married couple以外で夫婦を表すなら、単に夫と妻と単語を並べてhusband and wifeとするか、Mr. 〇〇 and Mrs. 〇〇という表現になります。
ちなみに、昔は日本でカップルのことをアベックと呼んだりしていましたが、こちらはフランス語です。英語圏では使わないので気を付けましょう。
では、例文を見てみましょう。
Only married couples can join this event.
「結婚しているお二人のみ、こちらのイベントに参加できます」
この例文では、カップルが複数いることを表さないとおかしいため、couplesと複数形になっています。
また、カップルのことはsoulmateと表現することもできます。ソウルメイト、日本語にもなっていますが、皆さんは聞いたことはありますか?知ってはいても、使うシチュエーションはそんなにないかもしれませんね。あえて近い訳を言うなら、親友でしょうか。
soulmateは言葉通り、精神的に強い結びつきがある相手のことを指します。心の友と言い換えても良いかもしれませんね。
こちらが例文です。
I wish I had a soulmate. Life must be more fantastic.
「私にソウルメイトがいたらいいのにな。人生がもっと素晴らしいものになるはずだから」
soulmateを使い、destined soulmateと言うと運命の人と訳すことができます。
性別関係なく、心から信頼できる相手がいるのは心強いですよね。今はSNSで趣味や価値観が合う人と出会う機会も増えましたが、やはり心の友と呼べるほど親しくなるためには直接会ったり、自分をさらけ出したりする時間が必要で、簡単ではありませんね。
カップルは、他にもlovebirdsという英単語を使って表すことができます。単なるカップルとは少し違い、仲の良いカップルに対して使われます。ですから、結婚している二人に対してならおしどり夫婦と訳せますね。
lovebirdsを結婚している二人として言い換えるならば、happily married coupleになります。
lovebirdsの中に鳥という単語が入っているのは、仲の良い鳥がくちばしをちゅっちゅっと軽くくっつけ合う様子がラブラブなカップルに似ているからという説があります。単語の由来を知っておくと覚えやすくなりますね。
Look at those two lovebirds there. They are so sweet.
「あのラブラブなカップルを見て。すごく素敵」
lovebirdsが複数形なのは、lovebirdがカップルのうち一人を表すからです。よって、カップルの二人を表したいなら、lovebirdは常に複数形で使うことになります。
関連表現
ここからは、カップルに関する関連表現を解説していきます!どんなカップルなのか表すには修飾語である形容詞を使えば良いのですが、具体的にどのような英単語を使うのでしょう。形容の仕方にも着目して見て行ってください。
お似合いのカップル
お似合いのカップルという英語表現はたくさんあります。a perfect matchと言うこともできますし、かわいいと表現して簡単な単語cuteを使うこともできます。ラブラブなカップルをかわいらしく思うからです。
belong togetherを使えば、一緒にいるべきカップルという意味にもなります。belongには「所属している」という意味があります。
例文を作ってみましょう。
You two are a perfect match.
「あなたたち二人はお似合いのカップルだね」
Ron and Jessy are always so cute with each other.
「ロンとジェシーはいつもとてもお似合いだ」
You guys belong together.
「君たちってお似合いのカップルだよね」
ビジネスカップル
ビジネスカップルは嘘のカップルという意味です。テレビの番組などでカップルになったと見せかけて、実は仕事上そうふるまっているだけという場合などに使います。
英語では、ビジネスカップルはpretend coupleと表現できます。pretendは「ふりをする」という意味です。
They are famous lovers, but the media says they are a pretend couple.
「彼らは有名なカップルだけど、メディアはビジネスカップルだと言っている」
記念日に使えるフレーズ
付き合っているカップルや結婚しているカップルにとって、記念日はお祝いすべき日ですよね。では、そんな記念日に使えるフレーズにはどんなものがあるのでしょうか。
まずは、結婚記念日など、記念日自体を英語でどう言うのか知っておきましょう。
英語では、記念日はanniversaryを使います。結婚記念日ならwedding anniversaryですし、プロポーズ記念日ならproposal anniversaryです。
anniversaryは、過去の特別なできごとのあった日という意味です。anni 「毎年」+verse「巡るもの」という意味です。
長い単語なので省略も可能で、annive.やanniv.という文字を見ることもあります。この時、後ろにピリオドを書くことを忘れないようにしましょう。
anniversaryの使い方ですが、〇周年記念と言いたい場合は、〇th anniversaryと言います。この〇には序数を入れます。
例文で使い方をチェックしてみましょう。
Today is the 2nd anniversary of our marriage.
「今日は私たちの2年目の結婚記念日だ」
何の記念日なのか表現する場合は、〇th anniversary of~と、ofの後に続けましょう。
年周期ではなく1か月、1日単位で記念日をお祝いするのであれば、〇day / month anniversaryと言います。anniが毎年という意味を持っていると解説しましたが、実際には年周期でなくても使えるのです。
dayやmonthは一般的には単数形にします。ただ、複数形でも間違っているわけではありません。好きな方を使ってOKです。
It’s the six-month anniversary of our wedding.
「ウェディングをしてから半年経ったね」
誰かの記念日をお祝いするのであれば、以下のようなフレーズが便利です。その場で使えるので、事前にオンライン英会話レッスンなどで練習してみてくださいね。
Happy wedding anniversary!
「結婚記念日おめでとう!」
オーソドックスな言い方では、Happyを前に付けて言う方法があります。Happy birthday!と同じニュアンスですね。
Congratulations on your 10th anniversary.
「10周年記念日おめでとう!」
Congratulationsはおめでとうという意味なので、こちらもオーソドックスな言い回しとなります。続けて何の記念日に対してか言うなら、前置詞のonを使いましょう。英語上級者でも、ここにどの前置詞を置いていいかわかる人は少ないので、使いこなせたら英語レベルがグッと上がります。
So glad you guys had a great 3rd wedding anniversary!
「君たちが3年目の素晴らしい結婚記念日を迎えることができて本当に嬉しいよ!」
こちらは、I’m so glad.を省略し、友達に対してカジュアルに嬉しい思いを伝えるフレーズです。接続詞のthatはgladとyouの間にあり、こちらも省略されています。記念日を迎えるという表現は、英語では簡単にhaveで表すことができます。
まとめ
恋愛関係や恋人にまつわる英語表現は、辞典で調べると少し堅い表現になっています。より日常会話に近い表現の方が使いやすいので、今回学んだ単語やフレーズをしっかり覚えておいてくださいね。カップルはcoupleと、英語でも日本語でも変わらない単語が使えますが、海外と日本の文化の違いを抑えれば、それが夫婦に対して使われることもわかります。言葉を学ぶ際は、その言語が使われている現地の文化や背景にも着目してみてください。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.