今回特集していくのは「外見」に関するさまざまな英語表現です。
誰かや物の見た目に関して言及する際には、相手を傷つけないようにするために、差別や偏見に繋がらないかどうか気を付けることが大前提です。
今回紹介する英語表現は、覚えて使えるようになるだけでなく、使用する際には相手の立場や気持ち、文脈をしっかりと考えてから使うようにしましょう。
まずは、「外見」という意味の英語表現を2つほど紹介したのち、それらの会話や文中での具体的な使用方法を確認しましょう。各表現の紹介後に例文が複数表示されています。その後、見た目を表現するために使用されるさまざまな英語表現を会話例文と一緒に紹介していきます。
本当にたくさんの言い方が存在するため、ベーシックでネイティブに頻繁に使用されるものを厳選しました。それでは「外見」に関する英語表現を一緒に学んでいきましょう!
「外見」の英語表現
「外見」という意味をもつ英語表現には①appearance ②looks (どちらも名詞)の2つがあります。
それぞれに微妙なニュアンスの違いがあるため、ここで確認しておきましょう。また、両者を活用してよく使用される表現を紹介しておきます。
Appearance
1つ目の表現は「Appearance」です。「Appearance」の語源である「Appear」は「現れる・出現する」という意味の動詞です。
そのためか「出現」「様子」「状況」といった意味としても使われる単語ですので、文脈によってどの意味で使用されているかを判断する必要があります。例文一覧を参考に、Appearanceの使い分けを確認しましょう。
外見私のお姉さんはいつも外見に拘っている。
彼/ 彼女の外見を説明できますか?
わたしはステージ上に狼が現れたことにとても驚いた。
状況はあなたたち全員にとって不利です。
参考資料:英語「appearance」の意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書
https://ejje.weblio.jp/content/appearance
appearance (アピアランス)の意味と使い方 | ネイティブと英語について話したこと
https://talking-english.net/appearance/
Looks
「外見」という意味を持つもう1つの単語は「looks」です。こちらは、日本語でもカタカナで「ルックスが良い」などのように表現しますよね。
「look」ですと動詞の「見る」になりますが、「s」をつけて「looks」にすると「外見」という意味になります。Appearanceよりもカジュアルで、軽く使えるので人と外見の話をする際にはより気軽に使える表現です。
動詞のlook今夜の君、とっても綺麗だね!
彼女はとても素敵。
彼の外見がとても好き。
彼/彼女、どんな感じ?(見た目をしてる?)
外見について質問する際に使われる疑問文「What does he/she look like?」と「Can you describe his/her appearance?」のニュアンスの違いについてですが、前者が日常会話で使われるカジュアルで自然な表現であるのに対し、後者は警察での取調べを手伝っていたり、詳細に誰かの外見を伝えなければいけない時に使用されるでしょう。
普段、友達や家族、恋人などと好きな俳優や歌手などの外見について楽しく会話をする際には「What does he/she look like?」の方を使用するようにしましょう。
参考資料:英語で見た目を伝えるにはどう言えばいい? Appearance やLookを使った表現 | Kimini英会話
https://kimini.online/blog/archives/9881
見た目の英語表現
ここからは、見た目を表すさまざまな英語表現に触れていきます。関連用語として、ここで紹介した表現は暗記してしまいましょう!
ただし、体の特徴や性質、見た目や外観だけで人を判断したりジャッジすることは特に海外ではシビアな問題です。また、日本では褒め言葉として使われる表現も、海外では侮辱や失礼に当たることが多々あります。
その違いについてもしっかりと学んでから、使用できるといいですね。ですので、初めて会った人やまだ性格や中身をよく知らない人に対してこれらの表現を使って指摘をすることは控えましょう。適切な使い方さえ学んでいれば、とても便利な英語表現です。
背が高い/低い
背丈が低いか高いかを表す英語表現は、「tall (高い)」「short (低い)」「平均的 (medium height/ average height)」です。
トムって、私が思っていたより背が高そうね。
小学生の時は背が低かったよ。
彼女は平均的な身長じゃない?
痩せている/太っている
見た目や体重が「痩せている」「太っている」と言いたい場合に使える英語表現は実にたくさんあります。
1つずつ見ていきましょう。
① 細い・華奢・ほっそりしているなどを表す表現
「ほっそりした」=「Thin」
「スレンダーな・スリムな」=Slender,slim
「細く引き締まっている」=fit
贅肉も筋肉もついておらず、折れてしまいそうなくらい体が細いことを「skinny」と言います。スキニーパンツ・スキニーデニムという名前のデニムがありますよね。これらは「skinny」という単語から来ています。
また、やせた、ほっそりしているという意味を表すのは「Thin」です。反対語は「厚みのある」という意味の「Thick」ですね。
日本語で細い体型を表す際によく使われる「スリム」「スレンダー」という表現は英語でも使われます。「slender」「slim」です。この2つはニュアンス的には褒め言葉として使用することができます。
そして、筋トレやワークアウト、運動などをしていて筋肉で体が引き締まっていて細いことを「fit」と言います。
彼女、折れちゃいそうなくらい細いね。もっと食べないと。
あなたのお母さんっていつもスレンダーよね。
引き締まった体に見られたくて、最近ずっと筋トレしてるんだ。
②太い・ぽちゃぽちゃしたーなどを表す表現
「ふくよかな」= plump
「肥満の」=obese
赤ちゃんや子供などがぽちゃぽちゃした体型をしていることってありますよね。可愛らしくて愛嬌のある太っている状態を「chubby」と表すことがあります。
また、plumpも似たようなニュアンスを持つ「ふくよかな」という単語ですが、あまり本人を目の前にして使用するのは印象が良くありません。
obeseという単語は、「肥満の」「太った」という意味がありますが、上記とは異なり病的な肥満のことを指します。どちらかというと医療用語です。
参考資料:英語で人の外見・体型を表現できますか? |日刊英語ライフ
https://kiwi-english.net/2353
強面/優しそう
最後に紹介するのは表情に関する見た目の表現です。「強面・優しそう」という意味を持つ英語表現は、「looks rugged (強面に見える)・「looks kind (優しそう)」です。
そのほかに、「優しそう」には「looks like a friendly person」や「looks like a nice person」なども使えます。
私たちの担任の先生って強面じゃない?
彼女、優しそうだよね。
私の新しいチューターは良い人そうで、安心したよ。
参考資料:強面(こわもて)を英語で教えて! - Hey! Native Camp
https://nativecamp.net/heync/question/9883
見るからに優しそうって英語でなんて言うの? -DMM英会話なんてuKnow?
https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/41384/
まとめ
このコラムではここまで、「外見」と言う意味を持つ2つの英単語「Appearance」と「Looks」の具体的な使用方法から、外見を説明する際に使用できるさまざまな英語表現を紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?ここで紹介しきれなかった外見を表す単語はまだまだたくさんありますので、辞書を活用したりインターネットで検索をしてみて、より多くの表現を獲得してみてください。
それと同時に、多くの外見に関する表現を知ることは大切なことですが、海外では外見について言及をする行動自体がタブーである場合が多いのも事実。使用する際には、相手や説明された人の気持ちを考え、差別や偏見の内容に注意しましょう。

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.