英語の「Re」ってどういう意味?Reが持つ3つの意味を徹底解説!

Re、オンライ英会話、ネイティブキャンプ

普段、電子メールを使っている方であれば相手から返信メールに「re」がたくさんついているメールを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

メールに限ったことではなく、英語を勉強している人は英単語を覚える時に何度も英単語に「re○○」と付いた英単語が出てくるなと感じている人もいるはずです。

そもそも「re」には、一体どういう意味があるのでしょうか。

そこで今回は「re」について、掘り下げてみましょう。この「re」が持つ意味を理解出来れば、単語を覚えやすくなったり意味を理解する早さが早くなったりします。

「re」が付く単語には何か共通点があるのか。そしてどんな意味を持っているのか。例文もご紹介しますので、一緒に覚えていきましょう!

reは接頭辞の一つ

まず「re」は、接頭辞のひとつで英語ではPrifix(プリフィックス)と言います。

接頭辞とは、単語の頭に付くものを言うので「re」の他にも「dis-」や「pre-」などもこのプリフィックスになります。

この接頭辞は、名詞・形容詞・動詞と種類に分けることができて更には接頭辞である単語も数多く、全て覚えるのは大変です。

しかし、この接頭辞を覚えれば英単語を覚えるのが早くなり、ある程度の単語が予測できるようになるので大幅に”英単語を覚える”作業が減ります。

覚えるコツは、使われる頻度が高い・意味を推測しやすいという目線で覚えるとすんなり頭に入ってきてくれるでしょう。

ちなみに、「re」は動詞の接頭辞のひとつです。

「re」の意味とは?

では、話を戻して「re」は一体どういった意味を持っているのでしょうか。

ここでは3つの「re」に着目し、それぞれに意味を紹介していきます。「re」が持つ意味は大まかに3つに分けることができます。

「繰り返し/再び」「後ろ」「反対」

この3つに分けられます。

どれだけ勉強していたとしても、知らない単語に出会うことは英語学習において当たり前のことです。

そこで覚えておきたいのがこの「re」が持つ意味なのです。この3つを覚えることができれば「re」を使いこなすことが可能になるでしょう。

もし3つ同時が厳しいのであれば、一番有名な意味であろう①だけでもしっかり覚えておくといいですよ!

特に、英語上級者と呼ばれる英語のレベルが高い方こそが覚ええておけば役立つのがこの接頭辞というものなので、上級者じゃなくても初心者から覚えておき正しい使い方だけマスターしていれば、きっと貴方の勉強に役立ってくれるはずです。

①「再び」を意味するre

もっともポピュラーな意味であろう、「再び」を意味する「re」です。まずはこの意味だけでもしっかりと覚えておきましょう。

この場合の「re」が持つ意味は「繰り返し」「再び」です。

いくつか単語を紹介します。

・return(戻す、返す)
・review(見直す、再検討する)
・replace(交換する、取り替える)
・remember(思い出す)
・remind(思い出させる、気付かせる)
・restore(回復する、復帰する、修復する)
・regret(後悔する、残念に思う)
・reborn(生まれ変わる、再生)

あげだすときりが無くなるのでこの辺で切りあげますが、いかがでしょうか?聞き馴染み・知っている単語が多くあったのではないでしょうか。

上記にあげた単語の「re」の部分を取って覚えるよりも「re」を付けることで覚えやすくなるという、なんとも不思議なことが起こるのも英語の面白いところです。

returnやreviewなんて言う言葉もreが当たり前についていてこの形で覚えているという方、とても多いと思います。

そういう方たちにこそ、①の「再び」「繰り返し」の意味だけでも覚えて帰ってもらえると嬉しいと思います。

非常に多い単語・どの単語でも比較的使えるという条件なので、混乱しがちですが焦らずゆっくり覚えてみましょう。

この中からいくつか覚えてみてくださいね。

If you were to be reborn, what would you want to be?
もし生まれ変わるとしたら、何になりたい?
I'll return tomorrow and you can leave that bike where it is.
明日帰るから、そのバイクはそのままにしておいてくれ。
This picture reminds me of my own childhood.
この写真を見ていると、自分の子供の頃を思い出します。
The columns in this house have been beautifully restored.
この家の柱は、美しく修復されていますね。

②「後ろ」を意味するre

次は「後ろ」の意味を持つ「re」です。

ここでいう「後ろ」というのは、「後退する」「減少する」という意味になる様に「re」が付いている単語があるということです。

・recede(後退、後ろに進む)
・reject(拒絶する、拒否する)
・reflect(反射する、映る、反映する)
・remain(残っている、泊まる)
・revenue(財源、利益、歳入)
・reduce(縮小する、減らす)
・respect(尊敬する、重視する、尊重する)

こちらも「re」をつけた状態での単語の方が知っているなと感じた英単語がいくつかあったのではないでしょうか。

She rejected his offer.
彼女は彼の申し出を断った。
She always respects others.
彼女はいつも他人を尊敬している。
If this situation continues, the company will have to reduce its size.
この状況が続けば、会社の規模を縮小せざるを得なくなる。
Fuji reflected on the surface of the lake, which was captured by chance in a photograph!
湖面に映る富士山を、偶然にも写真に収めたよ!

③「反対」を意味するre

最後の3つ目は「反対」の意味を持つ「re」をご紹介します。

さっそく単語をいくつか見てみましょう。

・resign(辞める、放棄する)
・resist(抵抗する、反撃する、反抗する)
・replay(再生する、再演する、再試合をする)
・reverse(逆にする、反対にする、覆す)
・remit(送金する)
・react(参照する、関連する)

こちらはあまり聞き馴染みがある単語が少ないかもしれません。馴染みが深いのはreverseやreplayでしょうか。

I have decided to resign from my job next month.
来月、会社を退職することになりました。
It's better for you if you stop resisting in vain.
無駄な抵抗はやめた方が身のためです。
Can this match be reversed from this point on?
この試合はここから逆転できるのでしょうか?
This cat-shaped robot also reacts to customers' voices.
この猫型ロボットは、お客さまの声にも反応するんですよ。

その他の接頭辞

ここで豆知識としてご紹介するのが英語の接頭辞の種類と数です。

先ほど名詞・形容詞・動詞と3種類の接頭辞があると書きました。ではこの3種類の中からいくつか聞き馴染みのある単語を羅列してみます。

動詞の接頭辞

be-(作る)
co-(交互に)
de-(否定)
dis-(反対)
mis-(誤った)
over-(限度を超えて)
pre-(前の)
un-(反対)

名詞の接頭辞

anti-(非・反・対)
auto-(自動の)
mini-(小さい)
semi-(半分)
super-(上位・超越)

形容詞の接頭辞

dis-(反対)
im/in-(反・非・対)
non-(非・不・無)
un-(~でない)

このように1つの単語と思っていても、実は接頭辞を合わせてできている英単語であることもあります。

これまで「予測できるようになる」と言い続けていたのは、この接頭辞を知っていることでこの後に付け加える単語を想像できるようになるからです。

例えば、動詞の接頭辞から反対の意味である”dis”と出現するという意味の”appear”を合わせればdisappear(消える)となるわけです。

この場合は、disといえばappearと流れで覚えることをおすすめします。そうすることで自然と頭に入り、接頭辞を付けたままで覚えておけば英会話の時に接頭辞だけを外して反対の意味を言えばよいと理解できるのではないでしょうか。

他にも名詞と形容詞の接頭辞も聞きなれたものがいくつかあるはずです。勉強をする時には、こうした1つだと思っていた英単語を分解してみるというのも方法の1つかもしれません。

まとめ

今回は「re」について掘り下げてきました。

基本的に「re」はどの英単語でも付けられる優れものです。だからこそ「re」の意味を知っておくことが重要になるのです。

正しい使い方を覚えて、「re」のもつ意味を知っていれば分からない単語が出てきても「おそらくこうだろうな」という予測ができます。

英語学習をしていると、知らない単語がたくさんでてきますよね。そのたびに電子辞書や辞書を開いて調べるのは中々骨が折れる作業です。

もちろんその方法は確実ですし、正しい方法ですが膨大な量の上に非効率と思われる方もいると思います。

そこでこの「re」が持つ3つの意味を抑えておくことで、覚えやすくなるのです。

何気なく使っていた「re」には3つの意味があること、そして冒頭で伝えていた電子メールの「Re:」は再びを意味していたということになります。

日ごろから見ている単語の不思議が解決したということになれば幸いです。この調子で別の意味も覚えてどんどん活用してみてくださいね!

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