ifの意味と使い方を徹底解説!仮定法から仮定法未来まで用法を使いこなそう

if、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

「if」と聞いてまず思い浮かべる日本語といえば「もし」。英語学習をしている方であれば、「もし〜なら」という表現をするときに「if」を使うということはお分かりだと思います。

しかし、同じ「if」にも名詞節・副詞節の違いや、さらに直説法・仮定法・仮定法過去・仮定法未来といった異なる用法があり、それぞれ意味や使い方が変わってきます。

そこで今回は、ifの意味と使い方を徹底解説していきたいと思います。例文も載せているので、ぜひ参考にしてください!

ifの意味と使い方

「if」「主語+動詞」とセットで使うのが基本。2つの文章を繋ぐ接続詞であり、「If 主語+動詞, 主語+動詞」や、「主語+動詞 if 主語+動詞」という形で使います。

主な意味・使い方として、以下2パターン。

①名詞節のif

②副詞節のif

それぞれ詳しく見ていきましょう。

名詞節のif

名詞節のifとは、「if 主語+動詞」とすることで、「主語が〜かどうか」という意味になる用法です。

例えば、「明日行けるかどうかわかりません」や「彼が荷物を受け取ったかどうか確認してください」のような文章は名詞節のifが使えます。

なお、「if 主語+動詞」の動詞の部分は、過去・現在・現在完了・未来のいずれの時制も可能。文の時間軸に適した時制を置くことになります。

I’m not sure if I can go to the party tonight.

今夜パーティーに行けるかどうかは定かではありません。

I don’t remember if I told you about this, but I’ve decided to change my job.

これをあなたに伝えたかどうかは覚えていませんが、転職することに決めました。

This is a souvenir for you. I don’t know if you will like it though.

これはあなたへのお土産です。好きかどうかはわかりませんが。

Please check if you have received any email from us.

私たちからのメールを受信しているかどうかご確認ください。

Do you know if he will come back to the office today?

今日彼がオフィスに戻ってくるかどうかわかりますか?

副詞節のif

副詞節のifとは、「if 主語+動詞」とすることで、「もし〜なら」という意味になる用法です。

使い方として直説法と仮定法に分けられ、さらに仮定法の中にも仮定法過去・仮定法過去完了・仮定法未来の3つがあります。

<副詞節のif>

①直説法

②仮定法

・仮定法過去

・仮定法過去完了

・仮定法未来

それぞれ詳しく見ていきましょう。

直説法

直説法とは、

<if側>

主語が〜するなら

主語が〜なら

 ↓

<未来形>

〜するだろう

〜だろう

のように、「ある条件を満たすと未来に何かが起こりうる」ことを表現するための用法です。

基本の形としては、

If 主語+動詞(現在形), 主語+will+動詞.

if側の動詞は現在形となり、未来形にはしないので注意が必要です。またもう一方の節も、「will」に限らず「can」や「want to 動詞」といった、未来に向かうような表現も使えます。

If you take a day off tomorrow, we can go camping together.

もしあなたが明日休みを取るなら、私たちは一緒にキャンプに行けますね。

If you stop smoking and start exercising on a daily basis, you’ll be even healthier.

もしあなたが禁煙をして日常的に運動を始めたら、もっと健康になりますよ。

If it rains tomorrow, I’ll stay home and relax all day.

もし明日雨が降るなら、一日中自宅で過ごしてリラックスします。

If you want to pass the exam, you have to study harder.

試験に受かりたいなら、もっと頑張って勉強しなければなりません。

If you don’t use the car today, I want to use it.

もし今日車を使わないなら、私が使いたいです。

仮定法過去

仮定法過去とは、

<if側>

主語が〜したとしたら

主語が〜だったとしたら

<未来への推量>

〜するだろう

〜だろう

のように、すでにある事実がもし逆の状態だったら、という仮の話をするときに使う用法です。

基本の形としては、

If 主語+動詞(過去形), 主語+would / could+動詞.

のようにif側は過去形、もう一方の節にはwouldやcouldといった推量の助動詞を使うのがポイント。

一見難しいように見えますが、日本語でも「したとしたら」や「だったとしたら」のように、過去形にする感覚は同じと捉えるとわかりやすいですよ!

If I were rich, I would buy this car immediately.

もしお金持ちだったとしたら、この車を即座に買っているのに。

If I lived on Ishigaki island, I could go to the beach every day.

もし石垣島に住んでいたとしたら、毎日ビーチへ行けるのに。

If I didn’t have to work, I would travel around the world.

もし働かなくてよかったとしたら、世界中を旅するのに。

If I had an anywhere door, I could go anywhere I want anytime.

もしどこでもドアを持っていたとしたら、いつでも行きたいところへ行けるのに。

If you got a 3-month holiday, what would you like to do?

もし三ヶ月の休暇を得たとしたら、何をしたいですか?

仮定法過去完了

仮定法過去完了とは、

<if側>

主語が〜していたとしたら

主語が〜であったとしたら

 ↓

<現在への推量>

〜していただろう

〜だっただろう

のように、過去にすでに起きていた事実がもし逆の状態だったら、という仮の話をするときに使う用法です。

仮定法過去の違いとしては、

仮定法過去⇨現時点の事実に対してもしそうではなかったとしたら

仮定法過去完了⇨過去の事実に対してもしそうではなかったとしたら

基本の形としては、

If 主語+had 過去分詞(過去完了形), 主語+would / could+have 過去分詞(現在完了).

のようにif側は過去完了形、もう一方の節にはwouldやcouldといった推量の助動詞に、現在完了を続けます。

If you had studied harder, you could have passed the exam.

もっと一生懸命勉強していたら、試験に合格していたでしょう。

If I had known about the event, I would have joined it.

そのイベントについて知っていたら、参加していたでしょう。

If you had arrived at the station on time, you could have caught the train.

もしあなたが時間通りに駅に到着していたら、電車に間に合っていたでしょう。

If he had asked me for help, I would have tried to help him out.

もし彼が私に助けを求めていたら、助けようとしていたでしょう。

If it had not rained, we would have camped as we planned.

もし雨が降っていなかったら、計画通りにキャンプをしていたでしょう。

仮定法未来

仮定法未来とは、

<if側>

主語が未来に〜するなら

主語が未来に〜なら

<未来への推量>

〜するだろう

〜だろう

という意味で、「未来に起こる確率が低いことがもし仮に起きたとしたら」という話をするときに使います。

If 主語+should / were to 動詞, 主語 should / would / might 動詞.

のような少し特殊な形で難易度は高めです。

If I should win the lottery, I would quit my job first.

万が一宝くじに当たったら、まずは仕事を辞めるだろう。

If it were to snow tomorrow, we might have to cancel our trip.

万が一明日雪が降るということがあれば、旅行はキャンセルしなければならないかもしれないです。

If I should get promoted, I would have more responsibilities.

もし私が昇進しようものなら、より多くの責任を持つことになるだろう。

If the concert were to be canceled, would they offer refunds?

万が一コンサートがキャンセルになったら、返金はしてもらえるのだろうか?

If I were to get involved in a traffic accident, what should I do?

もし交通事故に巻き込まれたとしたら、どうすれば良いでしょうか?

まとめ

今回は「if」の使い方について徹底解説しました。同じ「if」でも使い方が数パターンあり、意味も少しずつ変わってくるので、整理しながら覚えましょう。

また本記事で学んだ内容は、どんどん会話の中で使ってみてください。もし英語を話す機会がなければ、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」もおすすめ。レッスン受け放題なので、たくさん英語を話して上達を目指しましょう!

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