英語で「仲が悪い」ってどう表現する?仲直りの表現も一緒に紹介

仲が悪い、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

世界や社会にはいろいろな人がおり、「だれとでも仲良くできる」という人は少ないのではないでしょうか。苦手な人や自分と合わないタイプの人などがいるはずです。そんな「仲が悪い」という人間関係を、英語ではどのように表現するのか知っていますか?実は「仲が悪い」といってもさまざまなフレーズで表現することができます。

そこで今回の記事では、英語で「仲が悪い」を意味するフレーズや単語を解説します。それぞれ、例文とともにご紹介しますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。また、合わせて記事の最後で「仲直り」に関する表現もご紹介します。

「仲が悪い」の英語表現とは

英語で「仲が悪い」という人間関係を表すのは、さまざまな言い方ができます。今回の記事では、5つの表現(「not close」「like cats and dogs」「on bad terms with」「irreconcilable」「don’t like each other」)を例文とともにご紹介していきます。

以下でひとつひとつ確認していきましょう!

not close

形容詞「close(発音:クロース)」は距離の近さや時間的な近さを表すときによく使われますが、人間関係にも使われます。親しさや近しさを表現できる単語です。その形容詞「close」に「not」を付けた否定形で「仲が悪い」という意味になります。

なお、「だんだん仲が良くなっている」というときには「getting closer/close」と表現します。

ちなみに、「閉じる」という意味の動詞「close(発音:クローズ)」はスペルは同じですが発音が異なりますので気を付けてくださいね。

例文

We are not so close.

(私たちはそんなに仲が良くありません。)

→「so」の部分は「that」に置き換えることもできます(We are not that close.)。

I’m not so close to Mary.

(私はメアリーとそんなに仲が良くありません。)

→「to」の部分は「with」に置き換えることもできます(I’m not so close with Mary.)。

My sister and I are not close.

(私と姉は仲が良くありません。)

Actually, we were not so close ten years ago.

(実は、私たちは10年前はそんなに仲が良くなかったんです。)

like cats and dogs

日本語では仲が悪い人たちのことを「犬猿の仲」と表現することがありますよね。英語にも動物を使った表現があり、それが「like cats and dogs」です。日本語では犬と猿ですが、英語では猫と犬。この表現の違いもまた面白いですよね。

ちなみに、「fight like cat and dog」というイディオムもあります。こちらは、「激しく口論する」「いがみ合う」という意味があります。また、この表現でも「犬猿の仲である」ことを示すこともできます。

また、「cats and dogs」は天気の話題でも使われるフレーズがあります。それが「It’s raining cats and dogs」。「猫と犬の雨が降っている」ではなく「土砂降り」という意味です。余裕があればぜひこちらも覚えてみてくださいね。

例文

Tom and Oliver are like cats and dogs.

(トムとオリバーは仲が悪いです。)

The young couple live next to my flat. They often fight like cats and dogs.

(私のアパートの隣には若いカップルが住んでいます。彼らはよく犬猿の仲で喧嘩をします。)

We used to be like cats and dogs. We are close now though.

(私たちは昔、猫と犬のような関係でした。今は仲良しですけどね。)

on bad terms with

「on bad terms with~」で「~と仲が悪い」という意味になります。反対に「on good terms with~」と言うと「~と仲が良い」という意味になります。この「on」「ある状態に節食している」というイメージで考えるとわかりやすいかもしれません。「悪い/良い状態に節食している」つまり「悪い/良い関係にある」となります。

ちなみに、2人の関係についての表現であるため「terms」と複数形になる点に注意が必要です。「terms」を使った「関係」を表す表現はいくつもあります。たとえば「be on equal terms with~(対等な関係である)」「be on friendly terms with~(親しい関係である)」などです。

例文

She was on bad terms with her neighbor.

(彼女は隣人と仲が悪かったのです。)

I'm on bad terms with my boyfriend ever since that argument.

(その口論以来、彼と仲が悪くなってしまいました。)

The two neighbours are on bad terms.

(隣人同士は仲が悪いです。)

She is not on very good terms with her husband’s parents.

(彼女は夫の両親とはあまり仲が良くありません。)

Had he been on bad terms with his brother?

(彼は彼の兄と仲が悪かったのでしょうか?)

irreconcilable

普段なかなか見慣れない/聞き慣れない単語かもしれませんが、「irreconcilable」「相容れない」「調和しない」「和解できない」「共存できない」といった意味があります。

ちなみに「reconcilable」「調和できる」「一致できる」「妥協できる」という意味になります。

例文

He filed for divorce after five years of marriage, citing irreconcilable differences.

(彼は結婚5年目にして、和解しがたい相違があるとして離婚を申請しました。)

They thought that their issues were irreconcilable, the couple decided to file for divorce.

(自分たちの問題が解決できないと考えた夫婦は、離婚を申請することにしました。)

They have become irreconcilable, with both sides refusing to compromise any further.

(両者は折り合いがつかず、それ以上妥協することを拒んでいます。)

don’t like each other

シンプルな表現ですが、「don’t like each other(お互いに好きでない)」と言っても「仲が悪い」ことを示すことができます。「嫌っている」ということを「hate」で表現することもできますが、こちらは「大嫌い」「嫌悪する」のようなかなり強いニュアンスを持ちますので、そこまでの程度でなければ「don’t like each other」を使った方が良いでしょう。

例文

We don’t like each other.

(私たちは仲が悪いです。)

They don’t like each other.

(彼らは、仲が悪いです。)

My cat and my new kitten don’t like each other.

(私の猫と新しく来た子猫は、仲が悪いです。)

A:Do you know that they don’t like each other?

B:Now that you mentioned it, you might be right.

(A:彼らがお互い仲が悪いって知ってる?)

(B:言われてみれば、あなたの言う通りかもね。)

仲直りするは英語で?

最後に、「仲直りする」ことを意味する英語表現をご紹介します。一度仲が悪くなってしまっても、仲直りをして関係が良くなることもありますよね。そんなときにぜひ使ってみてくださいね。

カジュアルな「make up」という表現。状況によりさまざまな意味になりますが、そのうちの一つが「仲直りする」という意味です。「make up with~(人)」で「(人)と仲直りする」となります。

例文

Did you make up with your girlfriend?

(彼女と仲直りしましたか?)

I fought with my brother but we immediately made up.

(私は兄とケンカしましたが、すぐに仲直りしました。)

Do you want want to make up with your friend? If so, you should apologize.

(友達と仲直りしたいのですか?もしそうなら、謝るべきです。)

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「仲が悪い」ということを意味する英語表現について、さまざまなフレーズを例文とともにご紹介しました。日本語でも「仲が悪い」というのは程度の差こそあれ、日常会話で意外によく使う言葉ではないでしょうか。それは英語でも同じであり、今回ご紹介したフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。

今回ご紹介したフレーズをそれぞれ適切なシーンで使い分けることができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。

また、今回学んだ「仲が悪い」の英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブの感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。今回ご紹介した「仲が悪い」の英語表現をさらに練習しても良いですし、ほかにも1つの日本語に対して複数の英語が使われる例があるかどうかを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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