nearとcloseの違いは?例文を元に徹底解説!

f:id:nativecamp_official:20201117130517j:plain

英語の”near”と”close”、日本語に訳すとどちらも、「近い」という意味になります。しかし英語では、これら2つの単語は明確に使い分けられます。

英語学習者のほとんどは、これら2つの違いを明確には把握できていないはずです。また、明確には把握していないにもかかわらず、また把握できていないことがわかっているにもかかわらず。そのまま放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。

”near”と”close”は、どちらも中学生で習う表現ですが、どちらも深く学習したことがある方は少ないはずです。

そこで本記事では、”near”と”close”の違いを例文を元に解説します。本記事を最後までチェックして、”near”と”close”の使い分けで悩まなくても済むようになりましょう。

nearとcloseの違い

”near”と”close”は、どちらの単語も「近い」という意味を持っています。しかし「何から」近いのかがそれぞれ異なります。

近いを表す英語”near”と”close”の意味の違いを簡単に表すと以下の通りです。

“near”=距離や時期が近い
“close”=距離や関係が近い

距離が近いという意味は、”near”と”close”どちらも持っています。しかし「関係」と「時期」という点が異なります。ここが大きな違いになりますのでぜひしっかり理解しましょう。

加えて距離が近いという共通点でも、同じ意味を持つ”near”と”close”ですが、実は少しずつニュアンスが異なります。それぞれの近さのイメージとしては、以下の通りです。

“near”=近いがくっつくほどではない
“close”=ほとんどくっついている

つまり、“close”の方が“near”よりも感覚的に近いということになります。

それでは、“near”と”close”の違いをおさえたところで、それぞれの使い方や使い分け方、例文をみていきましょう。

nearの使い方

“near”には、距離が近い、時期が近いという二つの意味があります。

距離が近い

“near”で距離の近さを表す際は、「隣接している」「ほとんどくっついている」という意味はありません。単純に「近い」「遠い」の2つで判断したときの「近い」を意味します。例えば、駅から遠い、駅に近いというように、〜に近いを表す英語なのです。

例文は以下の通りです。

My house and my school are near. It only takes six minutes to get from house to school.
うちと学校は近いよ。6分しかかからないんだ。

何分かかる時は”near”、何分以上かかる時は”close”を使うという決まりはありません。どちらを使うかは、あくまで使用者の感覚に委ねられます。

ただし感覚として、6分間離れているということは、「隣り合っている」「かなり近い」という感覚ではありませんよね。ですので、この例文の場合は、距離が近いことを表す英語の”near”が使われることの方が多いです。

また、例え隣り合っているとしても”near”を使うことがあります。例文は以下の通りです。

Tokyo and kanagawa are near.
東京と神奈川は近いです。

東京と神奈川は隣り合っています。しかし、地図上の広い範囲でみたときに隣り合っているだけで、実際に東京から神奈川まで移動しようとすると、それなりの時間がかかってしまいます。ですので、”close”よりも”near”の方が適した表現となります。

ちなみに”close”の場合は、”to”をつけて”close to”とすることがよくありますが、”near”の場合は、そのような使い方をすることはありません。例文は以下の通りです。

The new bakery is near my house.
新しいパン屋さんはうちに近いんだ。

また”near”の最上級”nearest”を使うことで、「最寄りの〜」という表現になります。例文は以下の通りです。

Which is the nearest station from here?
ここから最寄りの駅はどこですか?

ちなみに、似た単語でnearbyがあります。nearが距離そして時間に対しての近いになるのに対し、nearbyは時間には使えず距離として「すぐ近くの・近所の」といったときに使用するという点が異なります。

時期が近い

時期が近いことを表現する際も”near”を使います。使い方としては「near+時期を表す言葉」となります。

例文としては、以下の通りです。

I’ll visit my uncle near the end of next month.
来月末近くに叔父に会いに行くよ。

以上の例文の場合、距離が近いという意味ではありませんが、時期が近いという意味で使うことができます。

nearを使った例文

“near”を使った例文は以下の通りです。

They live near the station.
彼らは駅の近くに住んでいる

I didn't remember to go there until near the end of the week.
週の終わりまでそこに行くことを忘れていた

He is one of the people nearest to the head.
彼は社長の側近の1人だ

He slowly neared the exit.
彼はゆっくり出口に近づいた

例文の英語部分や日本語部分を隠したりして、きちんと訳せるかどうか確かめてみましょう。


ここで少し余談!

皆さん「everyday」と「every day」、この二つに違いがあるの分かりますか??下記記事でご紹介しているのでぜひご覧ください♪♪

nativecamp.net


closeの使い方

“close”には、距離が近い、関係が近いという2つの意味があります。closeとnearの違いを覚えていますか?

距離が近い

“near”と同じように”close”にも距離が近いという意味があります。しかし”near”よりもさらに距離が近いイメージです。例文としては、以下の通りです。

My house and my school are close. It only takes one minute to get from one to the other.
うちと学校はすごく近いよ。たった1分しかからないんだ。

“near”の例文では、家と学校の距離が6分離れているという例文でした。

しかし今回の例文では、家と学校の距離はわずか1分しか離れていません。わずか1分しか離れていない=とても近いということで、この例文では”near”ではなく、”close”が使われています。

しかし距離が1分しか離れていなければ、必ず”near”ではなく”close”と使うというわけではありません。これはあくまでも感覚的に使い分けるので、必ずどちらを使うと決まっているわけではありません。

The new bakery is close to my house.
新しいパン屋さんはうちにすごく近いんだ。

また「〜に近い」と表す場合には、”close to”と”close”の後に”to”をつけなければいけません。例文としては、上記の通りです。ここまで、close toとnearの違いがはっきりしましたね。

関係が近い

また”close”には、関係の近さを表す意味もあります。この点がnearでは表現できないcloseの持つ、近い=仲が良いという意味になります。例文としては、以下の通りです。

Ted and Oliver are close friends.
テッドとオリバーは親友だよ。

上記の例文では、”close friend”で親友という意味になっています。近い友達=親友です。また形容詞としても、関係の近さを表すことができます。例文としては、以下の通りです。

My mother and I are close.
母と私は良い関係です。

上記の例文では、二人の仲が親密であるという文章になっています。

訳し方によっては、単純に二人の距離が近いと捉えることもできます。どちらの意味で訳をするかは、そのときの文脈や状況によって異なります。よって正しく文脈を理解する能力が求められます。

closeを使った例文

“close”を使った例文は以下の通りです。

Can you guys stand closer (to each other)?
もっとみんな近くに寄ってくれる?

Can you close the door?
ドア閉めてくれる?

Can you come close to me?
私の近くに来てくれる?

I want to get close to her.
彼女にお近づきになりたい。

例文の英語部分や日本語部分を隠したりして、きちんと訳せるかどうか確かめてみましょう。“close”は今回の「近い」という意味以外にも、閉めるという意味で使われることがあります。

4つ目の例文
I want to get close to her.
彼女にお近づきになりたい。

では、関係性を表す「近い」という意味で使われています。

nearやcloseを使ったイディオム

“near”や“close”を使ったイディオムをいくつか紹介します。

“close”を使ったイディオム
a close race(接戦)
a close encounter(〜との接近遭遇)

“near”を使ったイディオム
the near future(近い将来)
the near distance(近接距離)
near-death experience(臨死体験)


ここでまた少し余談!

下記記事では「PriceとCostの違い」について詳しく解説しています!混乱しやすいフレーズなので、ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


near/closeの違い まとめ

“near”と”close”の違いについて解説しました。

最後にもう一度まとめておくと、距離の近さを表す場合”close”は”near”よりも近い場合に使用します。また”close”は、人と人との関係が近いという意味があります。また”near”は、時期が近いという意味もあります。

“near”と”close”の違いは感覚的なところも多く、使い分けが非常に難しい表現です。実際に英語非ネイティブスピーカーの方の多くは、これら2つの表現を正確には使い分けられていません。

非ネイティブスピーカーとの英会話においては、これら2つの違いをきちんと区別せずとも会話は問題なく成立するでしょう。また相手もこれら2つの表現をうまく区別せずに英語を話してくるかもしれません。

ネイティブスピーカーの場合は、これら2つの単語を明確に区別して会話します。間違って使ってしまうと、聞き返されたり、相手を困惑させてしまうかもしれません。

ネイティブスピーカーと英語を話す機会がある方は、特に今回紹介した2つの違いは明確に区別できるようにしておきましょう。

何かが「近い」と英語で表すときは、どちらを使うのが適切なのかを考えてから使うようにしましょう。

また例文やイディオムもいくつか一緒に覚えてみてください。