リアクションを覚えて会話を盛り上げよう!あいづちを打つタイミングは注意!

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会話というのは双方向で成り立つものですので、「リアクション」が上手に取れるかで大きな違いが出てきますよね。

ちょっとしたとっさの一言・・・意外に何ていうのか出てこなかったりします。

「気持ちは伝えたいんだけど、英語でなんて言うのがシックリするだろう?」
「いつも同じような表現を使い回しているから、レパートリーを増やしたい」

筆者も含めて、こんなふうに歯がゆく思っている方は多いと思います。

この記事ではシーン別のリアクションパターンを紹介します。会話を盛り上げるエッセンスとして、ぜひ覚えて身につけてくださいね。

リアクションの前に・・・

リアクションの前に、そもそも相手の言っていることが聞き取れなかったり、意味が分からなかったりすることがあると思います。

むしろ、英会話上級者でない限りは、そんなことは日常茶飯事なのではないでしょうか。

リアクションの一つにはなりますが、相手が言っていることを聞き返すクセを付けていきましょう。何を言っているのか分からないのに、笑ってごまかしたりテキトーにリアクションすると、聞き流すクセが突いてしまいます。

Sorry? / Pardon? / Excuse me?
何て言いました?

Could you say it again? / Would you mind repeating that?
もう一度言ってもらえませんか?

Can you say it in another way please?
それはどういう意味ですか?別の言い方で言ってもらえませんか?

カジュアルな表現と丁寧な表現、どちらも使えるようにしておきましょう。

驚きのリアクション

リアクションといえば、ビックリ驚いたときのリアクション。使用頻度は高めです。日本で言う「まじで!?」のノリです。いろんなレパートリーは紹介しますね。

Really?

「本当に?」「マジで!?」を意味するもっと代表的なフレーズで、誰でもこれは言えるはずです。

でも、もう少しレパートリーを増やしたいですよね。

No kidding! / Are you kidding?

“Kidding”は「冗談を言う」という意味で、直訳すると「冗談はやめてよ!」「冗談を言ってるの?」ということになり、転じて「マジ?嘘でしょ!?」といった感じになります。

Are you serious? / Seriously? / You can't be serious!

“serious”は「深刻な、真剣な」という意味なので、「マジで言ってるの!?」という感じですね。

この表現の場合はビジネスシーンでも不自然にはなりません。

For real?

“real”は「実際の、本当の」という意味なので、こちらも「マジで!?」となりますが、どちらかというとスラングに近い若者向けの表現ですので、ビジネスシーンには向きません。

Get out of here!

ここから出ていけ!」というそのままの意味もありますが、「ウソでしょ!マジで!?」という意味で非常によく使われます。

どちらの意味かは文脈や相手の表情で判断ができるので、そこまで悩まなくても良いと思います。

ss="example">No way!

ビックリした顔で目を見開いて叫んでいる顔をイメージしてみて下さい。「絶対にない!」「ありえない!」「まさか!」という感じです。

もう一つの意味として、「絶対にダメ!」という意味もあります。

笑いのリアクション

次は笑いのリアクションです。

日本語で言うところの「ウケる!」、「ソレ面白い!」というときに使えるフレーズを紹介します。

That’s so funny!

定番とも言える表現がこちら。これはとっさに出る人も多いと思います。

“funny”には別の意味もあって「不自然・変な・いかがわしい」という意味もあります。類義語で言うと、”strange”が相当します。ただし、「ウケる!」の場合はゲラゲラ笑ってリアクションするので意味を取り違うことは、まずないでしょう。

That's hilarious!

ロングマンの英英辞典には"extremely funny"と書かれていますので、「それマジウケる!爆笑なんだけど!」といった感じでしょうか。

I can't stop laughing!

直訳すると、「笑わずにはいられない!」なので、ガマンできず思わず吹き出してしまう感じですね。

You are killing me!

「殺す!」という言う意味ではなく、面白すぎて呼吸困難で苦しんでいる場面を想像してみて下さい。「もーやめて!面白すぎて苦しい!」みたいな感じです。

lol(=Laughing out loud)

「大声で笑う」という意味で、ソーシャルメディアやチャットアプリでよく見かけると思います。「ウケる!」、「笑」のテキスト版と考えても良いでしょう。

You crack me up!

“crack”とは「裂け目」とか「破裂」という意味があります。転じて爆笑という感じです。この場合は話題が面白いこともさることながら、、そんな話題を提供してくれる人物に対しても「笑わせてくれる人」というニュアンスがあります。

That’s epic!

「それマジ、最高!」という意味です。“epic”のオリジナルの意味としては「叙事詩」で「神話」といえばシックリくるでしょうか。意味が派生して「壮大な」「壮絶な」「大規模な」という意味を持つようになり、スラングとして「すごい、最高」という意味で使われるようになりました。

喜びのリアクション

続いて、良い知らせを聞いたときのリアクションです。一言のシンプルな表現から丁寧にお祝いするものを紹介します。

Great! / Wonderful! / Fantastic! / Awesome! / Amazing!

「スゴイ!」、「最高!」という定番の表現です。

You are the best!

友達から何か親切にしてもらった時に「君は最高だよ!」とリアクションしてあげて下さい。

I’m so glad to hear that!

なにか良い知らせを聞いたときに「(それを聞いて)とても嬉しいよ!」と喜びを表現します。

You did it!

相手が何かを達成したときにリアクションです。「やったね!」と相手を讃えてあげましょう。

Sounds good! / Why not?

例えば「今夜飲みに行かない?」と誘われて、誘いに乗りたいとリアクションするときに使います。「ソレいいね!」という感じです。

“Why not?”には「(ダメと言われて)なぜダメなの?」と「ソレいいね!」という2種類の意味がありますが、文脈で判断できると思います。

怒りのリアクション

良いときばかりではなく、人とぶつかるときもあるでしょう。

そんな時になんて言ったら良いか分からずに我慢することのないように表現を覚えておきましょう。

That's unbelievable. / That's terrible.

「それ、信じられれない」、「それ、ひどい」という意味になります。ちょっとムッとした感じです。

Don't be silly/stupid.

「バカ言うなよ」、「ふざけるな」と相手の発言に対して、かなり怒っている状況です。

悲しみのリアクション

相手の悲しい話を聞いたときのリアクションです。相手に寄り添ってあげるような表現も覚えておきましょう。

That's too bad. / I’m sorry about that.

「お気の毒に・・・」という定番の表現です。

I know how you feel.

「その気持ち分かるよ。」と相手の悲しみに共感するときの表現です。

I’m so sorry for your loss.

これは相手の身内に不幸があったことを聞いたときの表現です。

あいづちのリアクション

相手の話を聞いているよ、というサインですが英語にもいくつかあります。

Yeah / Uh-huh

定番の「ええ」「うん、うん」という頷きのサインですね。

I see

「なるほど」と相手の話を理解しているサインです。

You do? / did?

「そうなの?」「そうだったの?」と相手の行動について確認しています。

Exactly!

「確かに!」と強めの共感を表現するときに使います。

リアクションの注意点

最後にリアクションについての注意点を紹介します。

スラングの使用

リアクションはちょっとした一言なので、スラングが多いです。

これらについて、その地域や相手との関係性によって不適切になってしまうこともあります。

例えば、”Oh my god”は神に対して失礼だという意見があり、”Oh my gosh”と表現する人もいます。一方で、”Oh my god”を普通に使う人(地域)もります。

テレビドラマや映画でスラングを覚えるのはOKですが、使用する際には「誰に、どんなシーンが適切なのか」よく調べると良いでしょう。

あいづちのタイミングは日本とは違う

もう一つはあいづちのタイミングです。実は日本語と英語ではそのタイミングは全く違います。

日本語では以下のような特徴があります。

・話し手は相手の反応を見て、あいづちを待つ(あいづちを打って欲しい)ような話し方をする
・聞き手はそれに合わせて、話の途中でもあいづちを打つ

つまり、日本語ではこんな感じです

Aさん「日曜日さ、渋谷の新しいカフェに友達と行ってね」(相手のあいづちを期待する)
Bさん「うん」(相手に被せる)
Aさん「そしたら、会社の先輩にばったり会っちゃってさ」(相手のあいづちを期待する)
Bさん「へぇ、そうなんだ」(相手に被せる)

このやり取りが、日本語のコミュニケーションの特徴です。英語ではこのように話の途中であいづちを打つ習慣はあまりありません。日本語と同じタイミングで相槌を打つと、話の途中で「邪魔された」、「急かされた」という印象を持たれてしまいます。

英語の場合、相手が話をスタートさせてから無言になるまで or 話が終わるまで黙って聞くような言語です。被せ気味にあいづちを打たなくても、相手が話し終わるまで黙って相手を見ていればOKなのです。

これはオンラインでの会議でも同じです。自分が話し手の立場になったとして考えてみましょう。

日本人にとっては相手が黙ってミュートにしているとあいづちがなくて不安になるのですが、聞き手は話し手を尊重して最後まで聞いてくれているだけなのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

英語のリアクションは会話を弾ませるための、ちょっとした一言です。

知っているだけですぐに使えるものが多いので、ご自身のレパートリーを増やしてみてくださいね。