英語で「トイレに行ってきます」は?ネイティブスピーカーが使う表現を紹介

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日常生活でもビジネスシーンでも、誰かと一緒にいるときにお手洗いに行きたくなることはよくありますよね。「トイレに行ってきます」とストレートに言えるシチュエーションであれば問題ありませんが、相手に失礼にあたる場合や、トイレに行くと言いにくい場合などもあると思います。

そこで、今回の記事では、英語で「トイレに行ってきます」と言いたいときに使える便利なフレーズ・表現をご紹介していきます。実際にネイティブスピーカーがよく使う表現をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。また、それぞれ豊富な例文とともに解説していますので、文章を何度も口に出して練習してみてください!

トイレに行くの英語表現

英語で「トイレに行ってきます」というのは、さまざまな言い方ができます。今回の記事では、5つの表現(「I’ll be right back.」「Excuse me」「I gotta go to the bathroom.」「May I be excused」「I’ll dash to the bathroom」)に加え、後半では子どもやカジュアルな場面で使うスラング表現もご紹介します。

ちなみに、相手との会話の途中でいきなり「トイレに行ってきます」と言うと会話の流れがストップしてしまうことがあります。もしそれを避けたい場合は、文頭に「One minute」や「One second」「One moment」などを付け「少々お待ちください」というのが丁寧です。

また、日本語では「トイレ」という言葉が使われていますが、英語では「toilet」という単語は、国によってはほとんど使われなかったり、「便器」という意味に捉えられることもあります。その場合、「bathroom」などの単語が使われることが多いです。話題に出しにくいかもしれませんが、ご自分が行きたい国で「トイレ」がどのように表現されているのか聞いてみるのも良いかもしれませんね。

I’ll be right back.

「I’ll be right back.」「すぐに戻ってきます」という意味ですが、トイレに行きたいときにも使うことができます。そのほか、タバコを吸いたいときや電話をかけたい/電話に出たいときなど、少し席を外したい場合に幅広く使うことができます。ネイティブスピーカーもよく使う表現です。

遠まわしな表現であり、具体的に「トイレ」と行き先を言わないため、品の良い言い方となります。ビジネスシーンでも、カジュアルな場面でもどちらでも使うことができます。また、初対面の人に対しても失礼なく使うことができる表現です。

例文

One minute, I'll be right back.

(少々お待ちください、すぐに戻ってきます(=トイレに行ってきます)。)

Excuse me

「すみません」「失礼します」という意味の表現で、何かをお願いしたりするときに使う表現です。こちらも、「(少しこの場を)失礼する」ということから「トイレに行ってきます」ということを伝えることができます。先ほどのフレーズと合わせて、「Excuse me, I’ll be right back.」のように言うこともできます。

例文

Excuse me, I’ll be right back.

(ちょっと失礼します。すぐに戻ってきます。)

Excuse me. Please continue without me.

(ちょっと失礼します(=トイレに行ってきます)。私なしで続けてください。)

I gotta go to the bathroom.

友人など、そこまで丁寧に話す必要がない場合には、「I gotta go to the bathroom.」という言い方も便利です。「gotta」は「have got to」が省略された形で、「~しなければならない」「~に違いない」という意味のカジュアルな表現です。「I gotta go to the bathroom.」で「トイレに行かなくちゃ」というニュアンスになります。

日本語では「トイレに行きたい」と言いますが、英語では「トイレに行かなくちゃ」という表現になるところが面白い違いですよね。

例文

Sorry, I gotta go to the bathroom.

(ごめん、ちょっとトイレに行かなくちゃ!)

【友達の家などで】

A:I gotta go to the bathroom.

(トイレに行かなくちゃ。)

B:It’s on the second floor.

(2階にあるよ。)

May I be excused

「May I be excused」「ちょっと失礼します」「失礼してもいいですか?」「退出・中座してもいいですか?」、そして学校の授業中などに生徒が「トイレに行ってもいいですか?」という意味になります。

「excuse」は「許す」という意味ですが、「May I be excused?」と受動態の疑問文で聞くことにより、許可を求める丁寧な表現となります。

なお、「May」の部分は「Can」や「Could」に言い換えて使うこともできます。

例文

【学校で】

Student:Mr. Smith, may I be excused?

Teacher:Sure. Go ahead.

(生徒:スミス先生、トイレに行ってもいいですか?)

(先生:いいですよ。どうぞ。)

A:Can I be excused for a few minutes?

B:No problem.

(A:数分失礼してもよろしいでしょうか。)

(B:問題ありません。)

I’ll dash to the bathroom

「dash」「急いで~に行く、走る」という意味があり、「I’ll dash to the bathroom」で「急いでトイレに行く」という意味になります。日本語でも「ダッシュする」という表現が使われていますので、覚えやすいかもしれません。

例文

Sorry, I’ll dash to the bathroom.

(すみません、急いでトイレに行ってきます。)

スラング表現

ここまで、ビジネスシーンや知り合って間もない人など、丁寧に「トイレに行ってきます」と言いたいときの表現をご紹介してきました。ここからは、子どもが使う表現やカジュアルなシチュエーションで使える「トイレに行ってきます」の英語表現をご紹介していきます。

まずは、子どもがよく使う「I have to pee(おしっこしたい)」という表現。「pee」は動詞で「小便をする」、名詞で「小便」という意味があります。ちなみに「うんち」は「poo」と言います。また、「potty(おまる・トイレ)」という幼児向けの言葉もあります。「potty training」は「トイレトレーニング」を意味します。

また、筆者の住むイギリスでは、主に口語で使われますが「loo(トイレ)」という言葉があります。また、スラングで「bog(トイレ)」という単語もあります。もともとは「沼」という意味がある単語です。ちなみに、「bogroll(トイレットペーパー)」というスラングもあります。

なお、「bog」は下品な言い方なので、知らない人に対してや、フォーマルな場面では使わない方が良いです。

また、アメリカ英語では「トイレ」を表すスラングに「the John」というものがあります。これは、水洗トイレを発明したSir John Harringtonに由来するようです。

さらに、オーストラリアやニュージーランドでは、「dunny(ダニー)」というスラングがあるようです。屋内のトイレのほか、イベント会場など、主に室外にある簡素なトイレに対して使われるようです。

例文

Mum, I have to pee!

(ママ、おしっこしたい!)

→イギリス英語では「ママ」のスペルは「Mum」となります。

Do you need to go potty?

(トイレに行きたい?)

I just need to go to the loo.

(ちょっとトイレ行ってくる。)

He was gone to the bog.

(彼はトイレに行った。)

I have to go to the dunny.

(トイレに行かないと。)

トイレを表す単語はとても多くあり、上記でご紹介した以外にも以下のようなものがあります。もし余裕があればぜひ覚えてみてください。

ladies(女性用トイレ)

gents(男性用トイレ。gentlemenの略です)

powder room(化粧室)

WC(Water Closetの略です。主にトイレの表記として使われます)

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「トイレに行ってきます」ということを意味する英語表現について、さまざまなフレーズを例文とともにご紹介しました。日本語でも「トイレに行ってきます」というのは日常会話でもビジネスシーンでも意外によく使う言葉ではないでしょうか。それは英語でも同じであり、今回ご紹介したフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。

今回ご紹介した英語表現をそれぞれ適切なシーンで使い分けることができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブスピーカーからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。

また、今回学んだ「トイレに行ってきます」の英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブスピーカーの感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。今回ご紹介した「トイレに行ってきます」の英語表現をさらに練習しても良いですし、ほかにも1つの日本語に対して複数の英語が使われる例があるかどうかを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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