日本語で何かに「ハマっていること」を表現する言葉に「マイブーム」があります。
日本では一般的に使われる「マイブーム」ですが、実は外国人には全く伝わらない和製英語だと知っていますか?知らずに外国人に使うと、不思議な顔をされてしまいますよ!
では、英語で「マイブーム」を伝えたい時は何と言えばいいのでしょうか。英語ではさまざまな言い方で「何かにハマっていること」を表現できます。
さらに、英語でマイブームを表現をする場合は、ハマっている対象物やハマり具合によって使い分けることがポイントです。
本記事では、英語で「マイブーム」を表現したい時の6つの言い方を、それぞれのニュアンスと共に紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- マイブームを英語で表すには?
- マイブームを英語で説明する時に使うフレーズ
- be into
- addicted
- crazy about
- fascinated by
- hooked on
- can't stop
- まとめ
マイブームを英語で表すには?
日本語では広く浸透している「マイブーム」ですが、実はネイティブスピーカーには伝わらない和製英語です。
”My boom is~”と言うと、ネイティブスピーカーに不思議な顔をされてしまうため注意しましょうね!
日本で「マイブーム」が一般的に使われている背景には、1997年にユーキャンが主催している流行語大賞に選ばれたことが挙げられます。
そんな“boom”の本当の意味を見てみましょう。
自動詞:にわかに景気づく・人気が出る[沸く]
他動詞:〔~を〕にわかに景気づかせる・〔~の〕人気を沸かせる
名詞:〔人気などの〕急上昇・沸騰
boomを使った例文
その国は産業面で景気づいています。
和訳からもなんとなく分かる通り、”boom”は社会に影響を及ぼすような人気や景気について表現する際に使われます。
そのため、個人的にハマっていることを“boom”と表すのはネイティブスピーカーにとって違和感があるでしょう。
ちなみに、「マイブーム」の影響で日本人には馴染み深い”boom”の単語ですが、欧米ではあまり使われません。
では、英語で「マイブーム」を表現したい時は何と言えば良いのでしょうか。「マイブーム」を英語で表現する方法は、主に以下の6通りがあります。
マイブームを英語で説明する時に使うフレーズ
addicted:〜の中毒になっている
crazy about:〜に夢中
fascinated by :〜に魅了されている
hooked on :〜にハマってる
can’t stop:〜がやめられない
英語では、マイブームを「〜にハマっている」「〜に夢中」と言い換えて表現します。次章からそれぞれの表現について詳しく解説します。
be into
“be into ~”で「ハマっている」と表現できます。
ネイティブスピーカーが日常的によく使うフレーズの1つです。”be really into~”とすると、ハマっていることをより強調できます。
また、“these days”や”right now”などの時間を表すフレーズを付け加えることで「ここ最近とてもハマっている」ことを伝えられます。
”into"の意味を知っていると、納得出来る表現です。”into”の意味を見てみましょう。
前置詞:~の中へ/〔趣味などに〕のめり込んで・熱中して・夢中になって・没頭して
“into”はのめり込む・没頭するなどの意味があるので「のめり込むほどハマっている」ようなイメージで使うと良いでしょう。
また、“be into~”はずっとハマっているというよりは「一時的にハマっている」というニュアンスが強いフレーズです。
be intoを使ったマイブームの例文
最近ロックミュージックにハマっています。
昔バスケットボールにハマっていました。
何かハマっていることはある?
addicted
“addicted”を使って「マイブーム」を表現することもできます。
形容詞:中毒[常習的]になっている/〔非常に楽しい娯楽などに〕病みつきの、熱狂的な、くびったけの、はまって
“addicted”は中毒・病みつきなどの和訳からも分かる通り、病的にハマっていることを表現する際に使われる表現です。
「コントロールができないほど取り憑かれている」場合に使用すると、ニュアンスまで正確に伝わるでしょう。また、少しネガティブな内容に使われることが多い表現です。
「ハマっている」の意味で使う時は”be addicted to”と受け身で使います。ハマっている対象が動作の場合は、”be addicted to + 動名詞(動詞+ ing)”を続けましょう。
addicted を使ったマイブームの例文
彼はオンラインゲームにかなりハマっています。
我が子はスパイダーマンに夢中です。
私はワインにハマっています。
crazy about
“crazy about”を使うことで「夢中になっている」ことを表現できます。
形容詞:気が狂った/熱狂して,夢中になって
“crazy about”は人に対して使うことが多い表現です。音楽の歌詞や映画の台詞で頻繁に使われていますね。
“crazy about”を”mad about”にすると「熱狂的に夢中になっている」ことを表現できます。また、“crazy about”は一時的にハマっているというよりは「長期的にずっと夢中」なものに使うことがポイントです。
crazy about を使ったマイブームの例文
私の母はブラッドピッドに夢中です。
彼女はその男の子に夢中です。
私は音楽と映画に夢中です。
野球にかなりハマっています。
fascinated by
“fascinated by”を使って「魅了されてハマっている」様子を表現できます。
他動詞:〔人を〕魅了する、〔人の〕心を捉える
“fascinate”を使って「魅了されてハマっている」ことを伝えたい場合は、受け身の” be fascinated by”を使います。
”by”を”withや”in”にしても意味はほとんど同じです。“be fascinated by”は、素晴らしい音楽や物語に触れて心が動かされた時の気持ちに最適です。
be fascinated by を使ったマイブームの例文
私は彼の声に魅了されました。
私の子供はディズニー映画に魅了されてハマっています。
子供達はそのおもちゃに魅了されました。
hooked on
“hooked on”も何かにハマっていることを表現する際に頻繁に使われる表現です。
他動詞:引っかける/とりこにする
“be hooked on”で「引っかけられて虜にされている様子」を表現できます。人・モノ・趣味などどんな対象にも使えることがポイントです。“get hooked on”と言うこともできます。
be hooked on を使ったマイブームの例文
この夏スキューバーダイビングにハマりました。
バンパイアドラマにハマりました。
アンがハマっていることはありますか。
can't stop
“can’t stop”で何かをやめられない程ハマっている様子を表現できます。
”can’t stop”の後には、動名詞(動詞+ing)を使いましょう。また、”can’t get enough”でよりハマっていることを表現できます。
「いくらやっても足りない」というイメージです。簡単な単語のため、英語初心者にも使い易い表現ですね。
can’t stop を使ったマイブームの例文
この本を読むのをやめられないほどハマっている。
レディー・ガガの音楽を聴くのを止められないほどハマっている。
タイ料理にハマっている。
まとめ
日本語で広く使われる「マイブーム」は和製英語のため、ネイティブスピーカーには伝わりません。英語で「マイブーム」を紹介する時は、本記事で紹介した6つの英語表現を活用してください。
ハマっている対象物やハマり具合によって使い分けることで、より正確にコミュニケーションが取れますね!
ネイティブスピーカーが日常で使っている表現やネイティブスピーカーには伝わらない和製英語について学びたい人は、ぜひネイティブキャンプの英会話レッスンを試してみてください!実践的なレッスンをご提供します。
◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.