「I will」と「I’ll」に違いがある?ニュアンスの違いを確かめよう

I will、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

今回は、「I will」と「I’ll」の違いについて解説していきます。

中学校では、willは未来を表す助動詞と習いました。そして、主語にIを使うときには、アポストロフィーをつけて短縮できることも学んでいます。

しかし、高校になっても「I will」と「I’ll」の違いは基本的には習いません。ただ省略されていないかしているかの違いだけです。

ところが、実は「I will」と「I’ll」の間にはニュアンスの違いがあります。ネイティブスピーカーが持つこの感覚を以下で学んでいきましょう!

I willのニュアンスと使い方

「I will」が持つニュアンスは大きく分けて2つあります。

1つは、フォーマルなシチュエーションで使うため、少し丁寧な言い方になります。

皆さんもなんとなく、省略形は論文やビジネスのレポートなどで使うべきではないとわかっているのではないでしょうか。

日本語と同様、フォーマルな文書やシチュエーションでは口語は使いません。英語は省略形を使わないという性質があるため、「I will」と書かれている、あるいは言っているならば、それはフォーマルな場面を意味することがあります。

学生ならレポートや卒論で省略形は使わないべきですし、社会人ならビジネスで使うメールには使わないものです。もちろん、主語がIでなくても省略はしません。

少しフォーマルな場面で「I will」などの省略しない形を使う例を見てみましょう。

You will be promoted next month.
あなたは来月昇進します
I will write an email to ABC coopolation tomorrow.
明日、ABCコーポレーションにメールを送ります

アットホームな会社や、気心が知れた会社ならここまでかしこまらなくても良いですが、上司にあたる人と話すときなどは、省略しないこともあります。

傾向としては、アメリカ人の方がよりフランクな中で働き、イギリスなどの英語圏では少し日本と似た働き方をすることもあるようです。

「I will」の持つニュアンス、2つ目は「強調」です。省略せずにあえてはっきり発音することで、その文章は強調されていると捉えることができます。

普通、強調を表したいなら英語で以下のような単語を使います。

・definitely
・absolutely
・at all (否定文の強調に使う)

これらの強調語を使うことによって、文章が強調されます。

しかし、「I will」と省略せずに言ったり書いたりするときは、強調語を入れる必要はありません。

どういった場面でどういうニュアンスを持つのか、以下の例文で確かめてみましょう。

I will go to school tomorrow.
明日は絶対学校に行くよ
I will attend the meeting.
その会議には絶対参加するよ

「I will」を使うことにより、暗に「絶対に」という副詞が追加されたような意味合いになります。最初の文は、いつもは学校に行っていないけれど、明日こそは必ず行くという意思の強さがある英文です。

単に省略していないだけの文章と捉えることもできますが、会話の中で、文脈によっては強調していることがわかります。

学校で習った知識だけでは「絶対に」という強調がなされているとわかりませんが、「I will」と「I’ll」の違いに意識を持っていくと細かなニュアンスまでわかるようになります。

I’llのニュアンスと使い方

「I’ll」に限らず、話し言葉では普通省略形が使われますから、自然な言い回しになります。

逆に、省略できるところを略せず話すと、ネイティブスピーカーからしたら違和感を覚えます。私たちも、日常会話ではくだけた言葉を使うので、その感覚と同じです。

友達や家族と親しく話している途中で、妙にフォーマルな言い回しになったり、強調しなくても良い場面で強調していたとしたら、やはり変ですよね。

助動詞willの短縮形は、主語によって以下のようになります。

「You will」は「You’ll」
「He will」は「He’ll」
「She will」は「She’ll」
「They will」は「They’ll」
「We will」は「We’ll」

発音してみると少しの差しかありませんが、日常会話ではこれらの省略形が普通だと覚えておきましょう。

カジュアルな場面を思い浮かべて、以下の例文を見てみましょう。

He’ll tell you how to solve the problem.
彼が問題の解決方法を教えてくれるよ
I’ll teach you English if you’re free in the afternoon.
君が午後暇だったら英語を教えてあげるよ

一般的には、上記のようにカジュアルな訳となります。英語には日本語ほどの敬語がないためカジュアルなのかそうでないのか線引きが難しいところもありますが、基本的には固くかしこまった雰囲気ではありません。

「will not」と「won’t」に違いはある?

「I will」と「I’ll」にニュアンスの違いがあるのなら、「will not」と「won’t」にも違いはあるのかという疑問が浮かんできませんか?

実は、否定形の省略形にも意味の違いはあります。基本的には、現在形の省略パターンと同じなので覚えやすいですよ。

will notのニュアンスと使い方

「will not」は、強調の意味を持ちます。ここでは否定形になっているので、否定であることを強調していることになるのがポイントです。

I will not forgive you until you apologize to me.
私はあなたが謝ってくれない限り絶対許さない

「will not」は、単に未来形の否定だと習った方が大半だと思います。このことから、日常会話でも普通に「will not」を使ってしまうかもしれません。

しかし、実際には強い否定を表すように聞こえてしまうので注意が必要です。

もちろん、上記の例文のように絶対に許さないという気持ちが強いのであれば、略さないだけでなく感情を込めて言うでしょうから、相手の表情やジェスチャーによって意味合いはわかります。

英語学習者だと、ネイティブスピーカーにとって違和感がある言い回しも、表情や言い方で察してくれることは多々あるでしょう。

won’tのニュアンスと使い方

「won’t」のニュアンスは肯定文のときと同じで、カジュアルなシチュエーションで使います。否定を強める要素はないので、単に否定したいときに使うことができます。

I won’t go to my gramma’s house during the summer holidays.
夏休みはおばあちゃんちに行かない
She won’t come to the party.
彼女はパーティーに来ないでしょう

日常会話をするときには、例文のように「won’t」を使うのが普通です。省略せずに発音すると強く否定しているように聞こえてしまうので気を付けましょう。

友達とのメールでも、「won’t」と省略してしまってOKです。略さず書くとビジネスメールのように固い雰囲気となります。意図せず違うニュアンスを乗せてしまわないよう、ネイティブスピーカーにとってどんな感覚なのか理解することは大切です。

日常会話で使う様々な省略形

ここからは、助動詞willの省略以外の形をいくつかご紹介していきます。

英語学習者にとってはくだけすぎていてあまり使わない表現もあるかもしれませんが、相手が使うことは往々にしてあるものです。

なんと言ったか一発でわかるよう、よく使うものをいくつかピックアップしました。

kinda(kind of)

kindaは、kind ofの省略形です。「カインダ」と発音します。意味は「ある程度」ですね。

日常会話ではとてもよく登場するもので、よりしっくり来る訳をつけるとするならば「なんていうか」のようなものです。

ほかにも、前置詞ofをつけるものは省略されがちなので、いつも聞いている音と違うと思ったら略されている可能性があります。

日本語でも、「洗濯機」は「せんたっき」と発音し、「せんたくき」と言っている人はあまりいませんよね。テレビCMの中やアナウンサーが発音するときには正確な発音をすることもありますが、それでも日常的には使わず、違和感がある発音になりますね。

outta(out of)

前置詞ofが省略されるパターンをもうひとつ見てみましょう。

outtaは、out ofが省略されたものです。書くことはあまりありませんが、くだけた表現で口語を表すときに使われます。意味は「~から外に」です。

gotta(got to)

gottaも、ネイティブスピーカーがよく使うので音をよく覚えておいてほしいところです。

意味は「~しなければならない」です。カタカナで書くと、「ガタ」のように聞こえます。

Gotcha(I got you)

Gotchaは、I got youというひとつの文を省略したものです。「ガッチャ」と聞こえます。

ネイティブスピーカーとなかなか話す機会がない場合には、洋画や海外ドラマの中で聞くことがあるかもしれませんね。意味は幅広いため文脈から判断しなければならず、「了解」という意味もあれば、「やった!」という意味などもあります。

表記は「Gotcha」のほかに「Gottcha」「Gotchya」などがあります。

まとめ

「I will」と「I’ll」には、それぞれニュアンスの違いがありましたね。

単に省略されただけではないことがわかるのは、学校で習う英語にプラスαしなければいけません。

これからは、シチュエーションに応じて「I will」と「I’ll」を使い分けていきましょう!

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