今回の記事では「make」と「create」の違いを解説していきます。
どちらも「〜をつくる」を意味する動詞ですが、それぞれの持つニュアンスには違いがあり、使い分けが必要です。
この記事ではそんな「make」と「create」の違いについて詳しく解説していきます。また、その他「つくる」を表す表現も紹介していくので、ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね。
makeの意味と使い方
まず最初に、「make」の意味と使い方について解説をしていきます。「make」には「材料であるAに手を加えて、Bをつくる」というイメージがあります。そのため、ゼロから何かを作り出すのではなく、すでにある材料を使って何かをつくる時に使える動詞です。
幅広い意味で使うことができ、「コーヒーを淹れる(make coffee)」「火を起こす(make a fire)」「お金を稼ぐ(make money)」「友達をつくる(make friends with)」なども「make」を使って表現できます。
私の仕事はウェブサイトをつくることです。
ランチ用にサンドウィッチをつくりました。
コーヒーを淹れるね。
彼女は家族のためにケーキを作った。
私の娘は折り紙で鶴をつくるのが好きです。
彼女は孫のために可愛い人形を作った。
私のために時間をつくってくれてありがとう。
火を起こそう。
彼女はリサと友達になった。
https://nativecamp.net/blog/20220427-make
createの意味と使い方
一方「create」は、「創造する」を意味する動詞です。「新しいものを創造する」「ゼロから創りあげる」という意味で使えます。
アートや新しい発明品など目に見えるものはもちろん、新しいアイデアやコンセプトを創り出す場合も「create」が使えます。
日本語でも、アーティストなど何か新しいものを創り出す人のことを「クリエイティブな人」と表現しますよね。「creative」は「create」の形容詞形で、「創造的な・創造力のある」を意味します。
彼女は芸術品を制作している。
新しい曲を作ったんだ。聴きたい?
彼は素晴らしい人生を築いてきました。
そのデザイナーは流行をつくりだした。
我々は誰も考えたことない商品をつくるべきだ。
彼はそのプログラムを作成した。
これによって新たな問題が起こるかもしれない。
政府は新しい法律を作った。
その他の似た表現
その他、「make」「create」以外にも「つくる」を意味する動詞があるので紹介していきます。ぜひあわせて覚えてみましょう。
generate
「generate」は、「何らかの結果・状態・感情を引き起こす」という意味をもつ動詞です。「利益をもたらす」「考えを引き起こす」など、何かを生み出す時に使うことができます。また、電気や熱などを物理的、もしくは化学的に発生させる、もしくは生成する時にも「generate」を使って表現できます。
我々は大きな売上をあげている。
このマーケティング戦略は大きな利益を生み出した。
我々は利益を生み出す人材を採用するべきだ。
このプロジェクトは新たな雇用を創出します。
この機械がエネルギーをつくりだす。
彼は太陽光から電気をつくりだす方法を発見した。
この風力発電所では3000世帯分の電力を生産できます。
build
「build」は、「建てる・建設する・築く」を意味する動詞で、なにかを「造る」と表現したい時に使える動詞です。家・ビル・道路・鉄道など、比較的大きい物やつくるのに時間を要する物に使うことが多い表現です。
「コツコツ努力して築き上げる」というニュアンスがあり、建築物などの目に見える物に使える他、人間関係や財産、事業や国家など、目に見えないものに対しても使うことができます。
彼らはあそこに家を建てている。
そのピラミッドを建てるのに25年かかった。
その会社は2年前にこのビルを建てた。
マイクは本棚を組み立てた。
彼はその会社をゼロから築いた。
信頼関係を築くことが大切です。
私の息子は徹夜をしてプラモデルをつくった。
彼は私に自信をつける方法を教えてくれた。
build up
「build up」は「築きあげる」という意味のイディオム表現です。「build」だけでも「建てる・築く」という意味がありますが、副詞の「up」を一緒に使うことで「築きあげる・確立する」というニュアンスになります。また、「強化する・増強する」という意味で使うこともできます。
彼女は名声を築きあげた。
信頼を築くには時間がかかります。
リスニング力を強化する必要がある。
そのロケットはスピードが強化された。
スタミナをつける必要があります。
produce
「produce」は、農作物などを生産したり、商品を製造したりする場合に使える動詞です。また、絵や詩、映画や演劇などの作品を「製作する」と言いたい場合も「produce」を使って表現できます。
その会社ではオーガニックのオレンジジュースを生産しています。
我々は絶えず生産しなければならない。
私たちの会社ではコンピューターの部品を生産しています。
このオレンジの木はたくさん実をつける
彼は大学で映画の製作方法について学んだ。
彼のジョークはいつも笑いを生む。
まとめ
今回の記事では、「make」と「create」の違いについて詳しく解説しました。「make」・・・すでにある材料を使って何かをつくる
「create」・・・ゼロから新しいものをつくる
また、記事の後半では類似表現である「generate」「build」「produce」の使い方についても詳しく解説しました。
どれも日常会話で頻繁に出てくる単語なので、ぜひ正しい使い方を覚えて英語力アップに生かしてみてくださいね。

◇経歴
英語使用歴:6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)
・海外在住歴:4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.