英語学習者の皆さん、こんにちは!今回もこの記事では日常生活や職場で英語を使用する機会のある方々、海外留学やワーキングホリデーを志している方、日常的に英語を使う機会のある方々向けに便利な英語表現を紹介していきたいと思います!
今回フォーカスしていく英語表現は、「make up」という表現です。趣味で海外ドラマや映画を頻繁に鑑賞される方や、洋楽をよく聞く習慣があるという方は一度は耳にしたことのある表現かもしれません。動詞の「make」と「上」という意味のある「up」を一緒に使用する「make up」という英語表現ですが、一体どのような意味がありどのように使用することができるのでしょうか?全部で6通りある意味と、それぞれの意味の会話やライティングの中での具体的な使用方法を例文とともに学習していきましょう!「make up」を実際の会話の中で使用できたら、まるでネイティブスピーカーのように流暢な英語に聞こえるはずですよ!
make upの意味と使い分け
まずは「make up」という便利な英語表現の基本的な意味について知っておきましょう。基本的に「make up」という表現は会話やライティングの中で動詞として用いられることが多いです。しかし名詞として使用する場合もあるので混乱しないようにしましょう。動詞として使用する場合の基本的な意味は全部で5つ。そして名詞として使用する場合の意味は1つです。
動詞として使用する場合、①「作り話をする」②「埋め合わせをする」③「決心をする」④「仲直りする」⑤「作成する・用意する」の5つです。全体を見ると、何かを作り上げたり何かを作り直したり、決めたりするようなニュアンスがあるのにお気づきでしょうか。
また、「make up」の名詞としての意味は「お化粧」です。例えば、「私は毎朝起きてすぐに化粧をする。」などと言いたい場合、「Every morning I put makeup on right after I wake up.」などのように使用できます。
ここからは、「make up」を動詞としての5つの使用方法と名詞として使用する場合の1つの使用方法をそれぞれ例文を参照しながら詳しく学習していきましょう。
作り話をする
「make up」という英語表現の動詞の意味の一つ目は「作り話をする」です。「作り話をする」という表現を日常生活で使用する機会はそう多くはないとは思いますが、例えば友達や家族との間でそのような機会が訪れるかもしれません。例えば、「〇〇くんは先生に怒られそうだったので焦って作り話をしていたよ。」「あなたが言ってくれたあの素敵な言葉は全部作り話だったってこと!?」のような会話文の中で使用することができるでしょう。具体的な使用方法を、以下の例文で確認してみましょう。
例文:
Tom was almost scolded by his homeroom teacher so he tried hard to make things up.
トムは担任の先生に怒られそうだったので、頑張って作り話をした。
Aさん:
I don't feel like going out with a bunch of friends tonight.
今夜は友達みんなと遊びに行く気分じゃないな。
Bさん:
Well, you don't have to go. You should tell and make things up then.
じゃあ行かなくてもいいよ。作り話でもして伝えればいいんじゃない。
埋め合わせをする
「make up」という表現は、「埋め合わせをする」という意味でも使用できます。例えば、前々から予定を立てて友達と旅行に出かける予定だったのに当日キャンセルしてしまった場合、「前のドタキャンの埋め合わせをさせて欲しいな。」と言ったり、毎週同じ曜日に英会話のレッスンに参加しているけれど今週は仕事の都合で出席できなかった時、「休んでしまった分のレッスンの埋め合わせは可能ですか?」と先生に聞いたりする場合に使用できます。例文を確認してみましょう。
例文:
Aさん:
I'm so sorry about yesterday. I was completely out of my mind and couldn't show up. I promise you that I'll make up for that.
昨日は本当にごめんよ。完全に忘れていて、行くのを忘れてしまったんだ。絶対埋め合わせするって約束するよ。
Bさん:
Oh no, that's fine.
いやいや、大丈夫だよ。
Aさん:
I am so sorry that I kept you waiting for hours. I got on the wrong train and it took almost 1 hour to get here. Let me make up for this sometime.
待たせてしまって本当にごめん。違う電車に乗ってしまって、ここに辿り着くのに一時間もかかっちゃったんだ。いつかこのことを埋め合わせさせてね。
Bさん:
It was all fine. I was having a stroll around this area since I've never come and visited here so no worries.
大丈夫だよ。ここに来るのが初めてだったから、この周辺をぶらぶらしていたところだったの。心配しないで。
決心をする
「make up」には「決心をする」という意味もあり、多くの場合は「make up one's mind」のように「one's mind」という表現を後ろにつけて使用します。「one's」の部分には決心をした人を表す「his」「her」「my」「your」などの表現を入れれば大丈夫です。
例文:
Mary finally made up her mind to tell her boyfriend that she wanted to break up with him.
メアリーはついに、彼氏に別れたいという気持ちを伝えると決心した。
It was really brave of you to make up your mind not to smoke again.
あなたがもう二度とタバコを吸わないと決心したのは勇気のあることだと思うよ。
仲直りする
「喧嘩をしていた友達と仲直りをする」「妹と仲直りをした」などと言いたい時にも「make up」という表現が便利です。「仲直りする」という意味で「make up」を用いる機会はまあまあ多いと言えるのではないでしょうか。
例文:
My sister and I finally made up after she apologized to me.
私の妹と私は彼女が謝った後にやっと仲直りをした。
I don't want to make up with my boyfriend unless he comes and apologizes to me.
私は彼氏が私のところに来て謝るまでは彼と仲直りをしたくない。
作成する・用意する
続いて紹介する「make up」の意味は「作成する・用意する」です。こちらも職場や学校などで頻繁に使用する機会が多そうですね。「make」の基本的な意味は「作る」なので、そこに「up」をつけると「作成する・用意する」という意味になります。例えば職場で「新しい商品のリストを作成しておきますね。」と言ったり、「机の上にあるたくさんのファイルをまとめておいてくれる?」などという際に使用できます。
例文:
Aさん:
I would like you to make up all those files piled on the desk into the empty box over there.
あそこに置いてあるからの箱に、机の上に積んである全てのファイルをまとめて欲しいのですが...。
Bさん:
Sure, no problem. I'm working on it.
もちろん、今すぐ取り掛かりますね。
I am going to make up the list of our new products.
私たちの新しい商品に関するリストを作っておきますね。
He tried hard to make up a new video of him playing the piano every day.
彼は彼のピアノの演奏の動画を作るために毎日頑張った。
化粧する
最後に紹介する「make up」は、名詞としての意味になります。名詞として「make up」を使用する際は「お化粧」という意味になります。注意していただきたいのが、「お化粧」として「make up」を用いる場合は「make」と「up」の間にスペースを入れずに「makeup」や「make-up」のように一つの単語として用いることです。
また、「お化粧」という意味の「make up」と頻繁に一緒に使用されるのが「put on」と「take off」という表現です。「put on makeup」で「化粧をする」、「take off makeup」で「化粧を落とす」という意味になります。それでは例文を見てみましょう。
例文:
She puts on makeup every morning.
彼女は毎朝化粧をする。
I totally forgot to take off my makeup last night.
昨夜、化粧を落とすのを完全に忘れてしまった。
Are you wearing makeup today?
今日って化粧してる?
参考資料:
【徹底解説】"make up"の6つの意味の違いと使い分け | 英語たいむ
https://eigotime.net/how-to-use-make-up#index_id1
化粧をする / メイク / メイキャップを英語でどう言うか?| ネイティブと英語について話したこと
https://talking-english.net/make-up/#make-up
make upの意味と使い方 | ネイティブと英語について話したこと
https://talking-english.net/make-up-verb/#i-4
make up 使い分け まとめ
この記事ではここまで「make up」という英語表現の6つの意味と、会話の中での具体的な使用方法を学習してきました。いかがでしたでしょうか?今回学んだことといえばまず、「make up」には動詞としての意味と、名詞としての意味が存在するということでしたね。動詞としての意味は全部で5つ。どれも「何かを作る」「何かを作り直す」「何かを決定する」といったニュアンスで覚えておくとわかりやすいでしょう。
また、名詞としての意味は「お化粧」でした。動詞として用いる「make up」のように「make」と「up」の間にスペースを入れないで「makeup」または「make-up」のように使用することを忘れずに。
海外ドラマや映画、洋楽の歌詞にも頻繁に登場する便利な表現ですので、覚えておいて損はないはずです!ぜひ、実際の英会話の中で積極的に使用してみてくださいね

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.