オーストラリア以外でも使えるNo worriesの意味を4つ紹介

no worries、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

私たちの普段の会話で、相手に「大丈夫だよ」「心配しないで」「問題ないよ」と伝える機会がありますよね。

相手から「○○してくれてありがとう!」と言われたら「どういたしまして!」と伝えることもあると思います。

英語でも、同じように「大丈夫だよ」「心配しないで」「どういたしまして」を伝えるフレーズがあります。

有名なのは、No problemやDon’t worry、never mindなどが思いつくのですが、これ以外にも使えるちょっとしたスラング英語を今回はご紹介します!

最近では、オーストラリアだけでなくニュージーランド、イギリスそしてアメリカの方でも使われるようになってきたそうで、徐々にネイティブスピーカーに普及してきていると感じます。

今回はNo worriesを使う場面、シチュエーションやニュアンスを覚えてサラッと使えるようになれるようにしてみましょう!

No worries の意味と使い方

今回紹介するのは、No worriesという英語のフレーズです。

筆者がオーストラリアに留学時代、ものすごく頻繁に聞いて言われて話してきたこのフレーズ。筆者自身は、冒頭のようなシチュエーションの時は必ず相手に「No worries!」と言っているので、No problemやDon’t worryは一切使わなくなりました。

というのも、このNo worriesは、英語スラングであり現地で非常に使われているフレーズなのです。何かあればあちらこちらでNo worriesを聞いていた気がします。

それほど現地のネイティブスピーカーの方々が使っている現地に根付いた生きた英語ということですね!

そしてこのNo worriesは、ものすごく万能表現でもある英語フレーズなのです。

心配しないで

(依頼に対して)もちろん・いいですよ

(謝罪に対して)大丈夫だよ・気にしないで

(お礼に対して)どういたしまして

1つの英語フレーズに対して4つの返答ができるなんとも万能なNo worries。これは覚えるしかないですね!

注意ポイントを挙げるとすれば、No worriesは深刻度が軽い場合に使えるカジュアルさがあるという点です。会話の内容や前後のやり取りで事の重大さや事案の深刻度が重い時に、No worriesを使ってしまうと、相手に軽んじているなと思われてしまうかもしれませんので使い時・使う深刻度を間違えないように気を付けてくださいね。

さて、このNo worriesがいくら万能だからと言って使うにはどのシチュエーションでどう使うのかという所が気になりますよね。

4つのシチュエーションに分けて例文で使い方を見ていくことにしましょう。

心配しないで

まず1つ目の、「心配しないで」「平気だよ」という意味のNo worries

worryからきているとあって、「心配」というニュアンスが含まれているのでこの意味で使うことを基本としていいと思います。

例えば、ちょっとしたミスをした時などの場面で相手から「大丈夫!?」と声を変えられた時、あなた自身がそれほど大したことないという意味を込めて「平気だよ」「心配無用!」と言いたいときに使えます。

他にも、緊張したり動揺していたりしている相手に「心配しないで。何とかするよ」と声を掛けるようなシチュエーションでも使うこともできます。

I'm worried I'll mess up on stage tomorrow.

 / 明日の舞台で失敗しないか心配なの。

No worries, I'll follow through!

 / 心配しないで、私がフォローするから!

I'm going to be home late and might not be able to cook dinner.

/ 帰りが遅くなりそうで、夕食が作れないかもしれないの。

No worries. I'll make dinner!

 / 心配しないで。僕が夕飯を作るよ!

Manager, I do not know how to handle this complaint.

/ マネージャー、このクレームの対応方法が分かりません。

No worries, I'll handle this one.

 / 大丈夫よ、これは私が対応します。

ちなみに、この意味での類語はDon’t worryです。

ちなみに、No worriesとの違いは依頼に対しての返答として使えるNo worriesに対してDon’t worryは、あまりネイティブスピーカーは使わない印象です。

代わりに、Sureやof courseといった「もちろん」「かしこまりました」と返答しています。

(依頼に対して)もちろん、いいですよ

2つ目は、何か相手に依頼された時に承諾する場合で使うNo worriesです。

物事を依頼されて快く承諾する場合には「いいよ!」「もちろん、任せて!」と答えるところを、英語ではこのNo worriesを使って同じようなシチュエーションで返答することができます。

誰かからの依頼に対して「もちろん!」「いいよ!」「問題ないよ!」と返答したい場合に使うNo worriesには「あなたからの依頼を私が断るような心配は必要ないよ」というニュアンスが込められています。

I'd like to ask you to carry this box to a better part of the stage if that's okay.

/ この箱を舞台の上に運んでもらいたいんだけどいいかな?

No worries. Which part of the upper stage should I carry it to?

/ いいですよ、上手のどの辺に運べばいい?

I missed class yesterday, so I need to see your notes if that's okay.

/ 昨日の授業休んじゃったからノート見せて欲しいんだけどいいかな?

No worries. Give it back to me after school.

/ いいよ。放課後に返してね。

ちなみにここの意味での類語は、No problem/Sureです。

前項でご紹介したように、こうした何かの依頼事項の返答に対してはDon’t worryではなくNo problemとSureを使っている頻度が多いです。

ここでのNo worriesは、カジュアルな会話で使っているのでもしこれがビジネスシーンなどであれば、No problem/Sureを使う方がベターです。

No problem/Sure には、謝罪・お礼・依頼に対する返答として使われている英語フレーズになりますので、フォーマルな場面でも使うことができます。一方で、No problem/Sureには、No worriesが持っている「心配しないで」というニュアンスが含まれていないので混乱しがちですが覚えておきましょう。

(謝罪に対して)大丈夫、気にしないで

3つ目は、相手からの謝罪に対して使うNo worriesです。

日常会話の中でも「ごめんね!」と言われたら「大丈夫だよ」「気にしないで」と返すようなシチュエーションはたくさんありますよね。

ここでのNo worriesには「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」「申し訳ないなんて思わないでね」というニュアンスが含まれています。

しかし注意したいのが、No worries自体の深刻度が軽いという点です。なんどか記載しているように、カジュアルすぎる表現でもあるのでフォーマル・ビジネスシーン・目上の方に対して使う時には注意したいですね。

フォーマル・ビジネスシーンに使える類語は下に記載していますので参考にしてみてください。

The appointment I made for tomorrow is going to be canceled. I am really sorry.

/ 明日約束していた予定、ダメになりそう。ほんとうにごめんなさい。

No worries. It can't be helped, let's do it another day.

/ 心配しないで。仕方ないよ、また違う日にしよう。

Sorry, I lost the pen you lent me.

 / ごめん、借りていたペンをなくしちゃった。

No worries, I'll buy a new one.

 / 大丈夫。また新しいのを買うよ。

この意味の場合の類語は、No problem/Don’t worryです。

カジュアルに使えるNo worriesに対して、フォーマル・ビジネスシーンではNo problem/Don’t worryが使うべき英語フレーズになります。

その他にも、Never mind/That’s OK/That’s fineなども同じような謝罪に対しての返答というニュアンスが含まれているフレーズになりますので覚えておきましょう。

(お礼に対して)どういたしまして

4つ目は、お礼に対して「どういたしまして」という意味のNo worriesです。

筆者はこの意味でよくNo worriesを使っていました。

シチュエーションとしては、物を拾ってあげたり閉まりかかったドアを相手のために開けていてあげたり。あるいは、道を譲った・順番を譲った時などこうした場面では相手から「ありがとう!」と言われますよね。

そういう時に、「どういたしまして」「気にしないで」というニュアンスを込めてNo worriesを使っていました。

使えるシチュエーションが4つもあると混乱する場合は、お礼に対してNo worriesを使うことから始めるといいかもしれません。

筆者的にこの意味が一番使いやすく分かりやすかったです。

Thank you.

No worries.

もうこの会話だけで十分ですよね。

ありがとう。ときたらNo worries(どういたしまして。)と返すだけです。

この意味合いの類語には、You’re welcome/It’s my pleasure/Not at allなどたくさんあります。「どういたしまして」を意味するフレーズは数多くあるので興味がある方は他を探して見てもいいかもしれません。

筆者的に、It’s my pleasureが一番好きです。直訳すると「自分がしたことは私の喜びなのです」という意味ですので、ニュアンス的には「わたしが喜んで行った事なので、きにしないで」という感じです。

No worries の意味 まとめ

今回は、No worriesという英語フレーズを中心に同じような意味を持つ類語も併せて紹介してきました。

こうした返答をする時に使う英語フレーズには、いろいろと種類があってどれを使うか混乱することもあると思います。

一番は、自分が覚えた使いやすいフレーズを使うのがいいのですが、ある程度慣れてきたら教科書には載っていないような英語スラングに挑戦してみるのも面白いですよ!

英語スラングは、ネイティブスピーカーの中で使われている生きた英語です。

その生きた英語を吸収し、英会話上級者に向けて勉強を進めてみましょう!

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