英語で「甘やかす」は何という?3つの表現を徹底解説します!

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今回は、英語で「甘やかす」をどういうのか、メインとなる3つの単語をご紹介します!

英語で言おうとしても、知らないとなかなか言えないのではないでしょうか。メインの3単語を覚えたあとは、「甘やかす」のその他の言い方も学んでいきます。

英語で「甘やかす」は何という?

では早速、英語で「甘やかす」は何というのか、以下3つの単語を確認していきましょう。

基本的には、これらの3つの英単語を使いこなせるようになれば不便はありません。よりネイティブスピーカーらしい使い方ができるように、これらのニュアンスの違いなどもチェックしてみてくださいね。

Spoil

まず覚えておきたいのはSpoilですね。こちらは、「甘やかす」という動詞として最も一般的なものです。

おそらく、英語学習者であればSpoilは食べ物などがダメになる、腐るといった意味合いを思い浮かべると思います。

また、YouTubeなどを見ていると、アニメ作品などに関してネイティブスピーカーがSpoilerという単語を使っていたりします。

これは「ネタバレ」という意味で、見たらこれからのアニメがダメになるよという意味です。Spoilerと書かれたあと、間を置いてネタバレが書かれていることが多いです。

このように、Spoilは物に対して使うイメージが強いかもしれませんが、人に対して使うと人をダメにするという意味になるため、「甘やかす」という意訳になります。

甘やかしてばかりいると人はダメになるという感覚は、英語圏でも変わらないようですね。

もしあなたなら、どんな人に対してSpoilを使いますか?一般的には、甘やかす対象となりやすい子ども、あるいは恋人に対して使うことが多いですね。

では、Spoilを使った例文を見ていきましょう!

Mary is an only child, and she has been spoiled by her grandmother.

メアリーは一人っ子で、おばあちゃんに甘やかされて育ったの

You don’t need to spoil my daughter at school.

学校で娘を甘やかす必要はありません

You know, my boyfriend spoiled me, but I love this situation.

彼氏が私を甘やかすんだけど、この関係性気に入ってるんだよね

Spoilが動詞であることさえわかっていれば、英語の基本となる文法、「主語+動詞」を使えば簡単に例文を作ることができますね。

甘やかす方は優しいと言い換えることもできますが、英語ではもともとが「ダメにする」という動詞であるSpoilを使っていることから、ちょっとネガティブな意味合いにしていることがわかります。

自分の知っているフレーズや修飾語を使い、例文をより詳細なものにしていく練習を積んでみてくださいね。

Indulge

次に覚えてもらいたいのがIndulgeです。

Indulgeは、他人を甘やかすというよりは自分を甘やかす意味合いが強いです。ですから、日本語に上手く置き換えるならば「自分へのご褒美」が適切でしょう。

特に、食べ物や飲み物など、口に入れるものを贅沢に購入して自分を甘やかすというニュアンスを持つのがIndulgeの特徴です。食欲を満たすことで自分を甘やかす場合に使うと良いでしょう。

同じ「甘やかす」でも、ここまで詳細に意味が決まっている単語も珍しいですね!ただ自分を甘やかすのではなく、食欲を満たすことで甘やかすのですから、甘やかす方法まで限定されていることに注意しましょう。

では、例文を確認していきます。

Look! I finally got a full score! So, I will indulge myself with a lot of chocolates today!

見て!ついに満点を取ったんだ!だから今日は自分へのご褒美でいっぱいチョコを食べるの!

She indulged herself with a lovely cake.

彼女はおいしいケーキで自分を甘やかした

Stop indulging yourself. You are getting bigger.

自分を甘やかすのをやめようよ。君太ってきたよ

Indulgeは、その直後に誰を甘やかすのか、onselfを入れます。

そして、どんな食べ物で甘やかすのかを前置詞withの後で表します。Indulge単体だと使い方がわからないこともあると思うので、例文を参考に使い方を確認してみてくださいね。

Pamper

Pamperも、前述してきた単語と同じく「甘やかす」という意味です。

しかし、甘やかす方法は贅沢なサービスによるもので、Indulgeのように食べ物と限定されません。

例えば、普段は行かないような温泉街へ行きたっぷりと身体を癒したり、おしゃれをするために美容サロンでリラックスしたり、楽をするためにタクシーを使ったりするようなことですね。

Spoilと違って、Pamperはネガティブな意味のみではありません。「相手をもてなす」であったり、「相手を大事にする」という意味があるので文脈によってどういう意味を持っているのか確認しましょう。

ちなみに、オムツのパンパースもこの綴りですが、ネガティブな意味はもちろんなく、「大事に育てる」という意味が由来になっているそうです。「甘やかす」から転じれば、このようなポジティブな意味にもなりえますよね。

Harry often pampers himself with massage service. Why don’t you ask him where it is?

ハリーはよくマッサージ店で自分を甘やかしてるみたいだよ。お店の場所、彼に聞いてみたら?

Last weekend, I pampered my wife with a hot spring. She really loved it.

先週、妻を温泉に連れて行っておもてなししたんだ。彼女はとても喜んでくれたよ

I will pamper my sweetie!

赤ちゃん、大切に育てるよ!

こちらも、Indulgeと同様にPamperの後に誰を甘やかすのか入れて文章を完成させます。固有名詞であればそのままでOKですが、代名詞であればonselfの方が自然です。

英会話スクールなどを利用しているなら、休みの日にしたことなどをPamperを使って話せますね。スモールトークとしても使いやすいので、ぜひ使いこなしてみてください。

「甘やかす」の関連表現

上記3つの単語を覚えれば、「甘やかす」を英語で表現できるようになります。

しかし、まだもうちょっと知りたい、物足りないという方のために、以下で追記をしたいと思います。

「甘やかす」に相当する英語はまだまだあるので、それらをご紹介しましょう!

coddle

人を甘やかしたり、過保護に育てるという意味を持つのがCoddleです。

もともとの意味は「弱火で煮る」なので、料理で使う単語というイメージを持っていると、おかしな文脈で使うなと感じるかもしれません。

弱火で煮るという意味が転じて、「じっくりと甘やかして育てる」という意味になりました。

このように、英語に限らず他言語は意味を転じて別の意味を持つことが多いです。日本語で覚えると暗記量がはんぱなく多くなってしまうので、イメージで覚えることをおすすめします。こういった覚え方をした方が、英語を得意になれますよ!

We might have coddled them too much. Now they don’t even greet us.

私たちは彼らを甘やかしすぎたかもしれないね。今は挨拶すらしない

treat

「甘やかす」には、Treatという単語も使えます。

こちらはネガティブな意味を持つことはなく、普段の頑張りに応じた特別なご褒美をあげる、そんなポジティブな意味合いが込められています。

こちらも、日本語訳をするなら「自分へのご褒美」が適切かもしれませんね。

I treated myself to something sweet yesterday because we finally finished the big project.

大きなプロジェクトがついに終了したから、昨日は自分へのご褒美として甘いものを食べたんだ

baby

ちょっとひねった表現だと、実は「赤ちゃん」という意味のbabyも「甘やかす」という動詞になります。

赤ちゃんはどうしても甘やかしてしまいそうになるので、このようなイメージから動詞として使ってもなんとなく意味合いはわかりますね。

訳すとき、「甘やかす」ではしっくり来ない場合は「大切に扱う」でも構いません。

ちなみに、名詞の意味が「赤ちゃん」だからといって、甘やかす対象が赤ちゃんに限定されることはありません。人に対しても動物に対しても使えます。赤ちゃんのように甘やかしている状態であれば問題ありません。

What do you think about the parents who baby their children too much? I don’t want to baby my son.

子どもを赤ちゃんみたいに甘やかしすぎる親ってどう思う?私は息子を甘やかしたくはないね

まとめ

英語で「甘やかす」は、基本的には汎用性が高いSpoilを覚えておけばOKです。

そして、限定的な意味合いが出てくるIndulgeやPamperも使えば、より具体的なシチュエーションを説明できるようになるでしょう。

他にも「甘やかす」に対応する英語はあるので、余裕ができたら後半に出てきた語彙もがっつり覚えて、実際に使えるところまで練習してみてくださいね!

それぞれの単語の違いを理解できたら、英会話もよりスムーズに進むはずです。

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