”make”の使い方を徹底解説!英会話で使える便利フレーズを紹介

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「make」を使いこなせていますか?

中学校で学習する基本英単語「make」の使い方、みなさんはご存知ですか?

「〜を作る」という意味がパッと思い浮かびますが、実はmakeの意味はそれだけではないんです。

今回の記事ではそんな「make」の使い方を詳しく解説していきます!

ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね。

makeの3つの使い方を覚えよう!

まずは”make"の基本の使い方をチェックしていきましょう。

動詞”make”には大きく分けて2つの使い方があります。

makeの使い方①「〜をつくる」

まず最初に解説をするのが「〜をつくる」という意味です。もうすでにご存知の方も多いのではないでしょうか。

この「〜をつくる」には、「材料であるAに手を加えて、Bをつくる」というイメージがあります。

I made hot dogs for lunch.

(ランチにホットドッグを作った。)

He made that system.

(彼がその仕組みを作った。)

”cook”や”create"も日本語では「つくる」と訳しますが、ニュアンスが違うので注意が必要です。

cookを使う場合

材料を焼いたり煮たりなど、熱を使って料理をする場合に”cook”を使います。

一方で”make”は、サンドイッチなど熱を使わずに比較的簡単に調理できるものに対して使います。

I cooked fish.

(魚を料理した。)

She made sandwiches for everyone.

(彼女は全員にサンドイッチを作った。)

createを使う場合

“create”には、今までになかった新しいものを「創造する」というニュアンスが含まれます。

日本語でも「動画クリエイター」など、新しいアイデアで何かを創り出す人を「クリエイトする人=クリエイター」と呼びますよね。そのような「創る」を表現したい場合は”make”ではなく”create”を使います。

I created a new web site.

(私は新しいウェブサイトをつくった。)

また、makeは物だけではなく、事柄や状況などを「つくる」と表現でき、幅広いシーンで使うことができます。

He made friends with Mike.

(彼はマイクと友達になった。)

”make friends with”で友達をつくる、つまり「〜と友達になる」と表現することができます。

I made money.

(私はお金を稼ぐ)

“make money”でお金をつくる、つまり「お金を稼ぐ」という意味を表します。

友達同士の会話などカジュアルなシーンでよく使われる口語表現で、フォーマルな場面では”earn money(お金を稼ぐ)”がよく使われます。

makeの使い方②「〜させる」

“make”は使役動詞として「◯◯に〜させる」という意味で使うこともできます。

使役動詞に”let”や”have”などがありますが、”make”はより「強制して何かをさせる」というニュアンスを強く含むのが特徴です。

『make + 人 + 動詞』で表現します。

My mother made me do the laundry.

(母は私に洗濯をさせた。)

My friend made me wait for 1 hour.

(友人は私を1時間待たせた。)

This movie made me cry.

(この映画を観て泣いてしまった。)

また、『make + 人 + 形容詞/過去分詞』で「◯◯を〜の状態にする」という表現になります。

She makes me happy.

(彼女は私を幸せにする。)

The news made her sad.

(そのニュースは彼女を悲しませた。)

My dog makes me smile.

(私の犬は私を笑顔にしてくれる。)

makeを使った熟語

続いて、”make”を使った熟語を紹介していきます。

”make”を使った熟語には様々あり、上記で紹介した使い方以外にもたくさんの使い方があります。

make+名詞:「〜する」

makeに特定の名詞を加えることで、「〜する」を表す熟語表現を作ることができます。

make an excuse(言い訳をする)

make a call(電話をする)

make an effort(努力する)

make a decision(決断する)

make a wish(お願い事をする)

make a promise(約束をする)

make a reservation(予約をする)

make a mistake(ミスをする)

make a suggestion(提案する)

make a fuss(大騒ぎをする)

make sense:分かる

“make sense”で「意味が分かる、理にかなっている」という意味になります。

アメリカ人ネイティブスピーカーはよく「なるほどね」と言いたい時に、”That makes sense.”を使います。

It makes sense to me.

(私には意味が分からない。)

Does it make sense?

(分かりますか?)

A:You speak English fluently!

 (すごく流暢な英語だね!)

B:I lived in London when I was a kid.

 (小さい時ロンドンに住んでいたんだよね。)

A:That makes sense!

 (なるほどね!)

make up

”make up”には様々な意味があり、シチュエーションによって使い分けることができます。

①〜を作り上げる

まず、「〜を作り上げる」という意味です。リストや書類、歌などを自分で「作り上げる」と言いたい時に使える他、「作り話をでっち上げる」という意味で使うこともできます。

I made up a song.

(歌を作り上げた。)

I made up the story.

(作り話をでっち上げた。)

②埋め合わせをする

2つ目は、「埋め合わせをする」という意味です。

I’m sorry. I’ll make it up to you.

(ごめん。今度埋め合わせをするから。)

③決心する

3つ目は、「決心する」という意味です。”I made up my mind”のように、後ろに”my mind”が続きます。主語が彼女の場合は”her mind”、彼の場合は”his mind”のように変化します。

Finally, he made up his mind.

(最終的に、彼は決心をした。)

④仲直りをする

4つ目は、「仲直りをする」という意味です。”make up with ◯◯”で「◯◯と仲直りをする」という意味になります。

I made up with Naomi yesterday.

(昨日ナオミと仲直りしたよ。)

You and Mike should make up.

(君とマイクは仲直りするべきだよ。)

make fun of:からかう

”make fun of ◯◯”は「◯◯をからかう」という意味の熟語です。友達同士で冗談を言い合ってからかったり、誰かを馬鹿にしてからかうような状況で使えます。

My brother always makes fun of me.

(兄さんはいつも僕をからかう。)

Don’t make fun of her!

(彼女をからかうのはやめなよ!)

Mike and Jack like to make fun of each other.

(マイクとジャックはお互いをからかい合うのが好きです。)

make sure:確かめる

”make sure”は「確かめる、確認する」という意味を持つ熟語表現です。日常会話だけではなく、ビジネスシーンでも頻出します。

「make sure to + 動詞の原型」または「make sure that + 主語 + 動詞」で表します。

I have to make sure that the door is locked.

(ドアに鍵がかかっているか確認しなければいけません。)

Let me make sure.

(確認させてください。)

Please make sure to attend that meeting.

(その会議には必ず出席してください。)

make it

”make it”は日本語に直訳すると「それを作る」という意味になりますが、実は状況によって意味が変わるフレーズです。

今回は代表的な3つの使い方について解説をしていきますね。

①うまくいく・成功する

まず最初に、”make it”には「うまくいく・成功する」という意味があります。

He made it as an artist.

(彼は芸術家として成功した。)

I made it in business.

(私はビジネスで成功した。)

また、何かをやり遂げた時に「I made it!」で「やったよ!」と喜びを表すニュアンスになります。

You passed the exam! You made it!

(テストに合格しているよ!やったね!)

②時間に間に合う

次に、”make it”には「時間に間に合う」という意味もあります。

I’did’t make the last train.

(終電に間に合わなかった。)

We made it to the show.

(ショーの時間に間に合った。)

I made it in time!

(間に合った!)

また、”arrive”の代わりに”make it”を使って「到着する」と表現することもできます。

We made it to USA.

(私たちは無事アメリカに到着した。)

③都合がつく

次に、「予定などの都合がつく」と言いたい時も”make it”を使うことができます。

Can you make it to the party tonight?

(今夜パーティーに来れる?)

Sorry, I can't make it.

(ごめん、行けないや。)

Makeを使いこなして英会話力をアップさせよう!

いかがでしたか?

“make”には大きく分けて2つの使い方がある他、名詞等を組み合わせることで熟語表現として使うことができます。

【makeの使い方】

・「〜をつくる」

・「〜をさせる」(使役動詞)

覚えていると英会話にとても役立つ便利な動詞です。ぜひ使いこなして、英会話力をアップさせていきましょう!

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