今回のこの記事では、時事ネタと絡めたテーマで英語学習に役に立つ表現を紹介していきたいと思います!今、日本で話題のおめでたいニュースといえば、WBC優勝ではないでしょうか?
試合のある日は、平日であるにもかかわらず、野球ファンはもちろんのこと、そうでない人も含め多くの人がテレビやオンデマンド放送で試合に夢中になった様子。かくいう私も、仕事をしながら試合に見入ってしまいました!(笑)
今回は、そんなWBCをテーマに、野球の試合や実況中継で用いられる英語表現について詳しく解説していきたいと思います。
スポーツは、世界共通の話題ということもあり、習い事や部活で野球をやっているお子さんがいる方や、ご自身がやられている方、観戦するのが趣味である方、さまざまな人が今回紹介する表現を使用する場面があると思います。旅行先や留学中に現地の人と英語で野球について盛り上がるなんていうこともあるかもしれませんよ。
スポーツを通して国際交流を行うきっかけとなる、便利な英語表現とその具体的な使い方を、例文とともに確認していきましょう!
ちなみに、野球が盛んなのは日本や韓国を含めアメリカ合衆国、カナダ、そしてメキシコやキューバ、ドミニカ共和国などの中南米の国々、欧州ではチェコなどでしょうか。
そして最近ではオーストラリアでも有名なスポーツとして親しまれています。イギリスやニュージーランド、その他の欧州の国々などではラグビーやクリケット、テニスやサッカーなどのスポーツの方が多く親しまれている印象が強いです。野球が盛んに行われている国に留学予定の方は、ぜひ今日出てくる表現を使えるようになりましょう!
サヨナラ勝ちを英語で何という?
早速ですが、野球の試合を見ていて、もしくは自分が選手として試合に参加していて一番感動し盛り上がるのはサヨナラ勝ちを経験した時ではないでしょうか?
会場にいる観客もテレビの前にいる視聴者も、大きな歓声とともに感情を爆発させて喜んでしまいますよね。
そんな「サヨナラ勝ち」ですが、簡単な定義を説明すると「後攻のチームが最終回or延長で決勝点を得ることで、そのまま試合が終了すること」です。
要するに、勝利したチームの攻めで試合が終わることを指します。このように試合が終わったことを俗に「サヨナラ勝ち」と呼びます。
また、「サヨナラ勝ち」は日本語で文字の通り、「さようなら」という意味です。英語でも同じように、「さようなら勝ち」というふうに表現するのでしょうか?
walk-off win
英語で「サヨナラ勝ち」は「walk-off win」と表します。
「walk-off」とは「その場を立ち去る」という意味の表現で、相手打者の打ったホームランがものすごくスタンドの遠くまで飛んでいったため、投手としては行方を見る必要さえなかった(立ち去るしかなかった)というエピソードが由来とされています。
ちなみに、「サヨナラ勝ち」は「walk-off win」であるのに対し「さよなら負け」は「walk-off lose」と表すようです。「walk-off」の後に「勝ち・負け」のどちらかをつけることができます。
また、その他にも「さよならヒット」「さよならツーベース」「さよならスリーベース」「さよならホームラン」などの言い方も存在していますよね。「walk-off」を使うと、それぞれ以下のように表されます。
「さよならツーベース」walk-off double
「さよならスリーベース」walk-off triple
「さよならホームラン walk-off home run
「さよならツーランホームラン」two-run walk-off home run
「さよならスリーランホームラン」three run walk-off home run
「さよなら満塁ホームラン」walk-off grand slum
参考資料:野球の「サヨナラゲーム (勝ち・負け)」は英語でなんて言う? | 英語たいむ
https://eigotime.net/baseball-walk-off-game
walk-off victory
また、「サヨナラ勝ち」には「walk-off victory」と言う表現方法もありますよ。「victory」は「勝利」という意味を持つ英単語。
彼はヒットをライトに打ち、初めてチームにサヨナラ勝ちをもたらした!
参考資料:【和製英語だらけ!】あの野球用語は英語でどう表現するの? -ネイティブキャンプ英会話ブログ
https://nativecamp.net/blog/20190204_baseball
その他の実況ででてくる表現
野球には、「サヨナラ勝ち」意外にもさまざまな専門用語や試合の解説で使われる表現が存在しています。
いつか英語で野球の試合を観戦するときや、友達と英語で野球の試合について話すときに役に立つような表現を集めてみましたよ。
サヨナラ満塁ホームラン
「サヨナラ満塁ホームラン」は英語で、「walk-off grand slum」と言います。ホームランはホームランでも、満塁ホームランの場合は「grand slum」と言うことに注意が必要です。
大谷は今シーズンで初めて満塁ホームランを打った!
9回裏で、田中まさひろはツーベースヒットを打った。
参考資料:「二刀流」「ナイター」意外と知らない野球英語 | 実践!伝わる英語トレーニング | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
https://toyokeizai.net/articles/-/230277?page=3
逆転
元々は相手チームに負けていたのに、ある回から追いつき、逆転をし勝利を収めた時が一番、盛り上がること間違いなし!
そんな「逆転」と言いたい時の英語表現を紹介します。ズバリ、「逆転」は英語で「comeback」と言います。
私たちのチームは逆転して勝利を収めた!
兄のチームは最初は苦戦していましたが、頑張って最後には逆転しました!
また、「come from the behind to win」と言う表現も使用できます。直訳すると、「後ろからやってきて勝つ」となるこの表現、つまり「負けていたけれど追い越して勝つ」というニュアンスで使用されていますね。
試合を見るの、とても興奮したよ!だってあなたのチーム、逆転勝利したんだもん!
参考資料:逆転勝利って英語でなんて言うの? - DMM英会話なんてuKnow?
https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/32507/
決勝戦
最後に紹介するのは「決勝戦」と言う英語表現です。ズバリ、「決勝戦」は英語で「final」と言います。
「最後の」という意味の形容詞としても使われる「final」という単語、実は「決勝戦」という名詞としても使えるのですね。ちなみに、準々決勝は「quater-final」、準決勝は「semi-final」と言われます。
あなたのチームは絶対に100%決勝戦で勝つよ!
さらに、決勝戦には「championship game」と言う言い方もあります。同じ「決勝戦」と言う意味でも、スポーツの種類によって異なる言い方が用いられることもあるのでその都度確認しましょう。
例えば、アメリカンフットボールの決勝戦ではこの「championship game」が用いられます。
今年のアメフト決勝戦を見るのが待ちきれない!
参考資料:「決勝戦」って英語でなんて言うの? |スクールブログ| 塚口校 (尼崎市) |英会話教室AEON
https://www.aeonet.co.jp/school/kansai/hyogo/2836/blog/2021/07/023595.html
まとめ
この記事ではここまで、野球の試合や実況中継で必ず用いられるさまざまな専門用語や解説用語の英語表現について特集してきました。いかがでしたでしょうか?
まずは「サヨナラ勝ち」から始まり、「サヨナラ」がつく野球用語の英語表現を確認。「サヨナラ〇〇」は「walk-off」という表現を用いることを学びました。その後は「サヨナラ満塁ホームラン」や「逆転」「決勝戦」など野球以外のスポーツでも使用できる英語表現についても例文とともに学習しましたね。
これであなたも、英語で野球について盛り上がることができるようになれるはずですよ!留学先や職場、海外にルーツを持つ友人などと一緒にぜひWBCを見た感想を英語で伝えあってみてはいかがでしょうか?

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.