「三日坊主」を英語で表現するにはどういえばいい?使えるフレーズを紹介

三日坊主、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

皆さんは、やろうと決めたことはずっと継続できる方ですか?それとも、三日坊主になってしまう方ですか?

今回は、「三日坊主」を英語で言うにはどのような単語でどのような文法を使えばいいのかご紹介していきます!

英語も三日坊主にならないよう、ここで出てきた新しい言葉を覚えていってくださいね。

三日坊主を英語で表現するには?

三日坊主は、物事を3日で止めてしまうことですよね。

つまり、飽きやすくて続かないようなことを言います。英語でまったく同じようなフレーズはなくとも、意味を伝えることはできるはず。

あなたなら、どんな単語でどのように伝えますか?丸々暗記に頼らなくても、英語が少しでもわかっていれば意味さえ合っていれば相手には伝わります。当たりも外れも正解も不正解もないので、まずは自由に考えてみましょう。

それでも、言語はネイティブスピーカーが使うようなフレーズを覚えておくと非常に便利です。会話中に考える時間を短縮できてスムーズになりますし、より自然な言い回しになりますからね。

変に回りくどく説明文っぽくならないメリットもあるので、以下のフレーズをご紹介します。

quitter
fickle
get bored easily
can't stick with anything
give up anything no matter what I do
find it difficult to stick with it

どれも日本語訳にするなら三日坊主になりえるものです。短いものから長いものまでありますが、それぞれをかみ砕いて説明していきますね。例文も入れておくのでオリジナルの文章を作る際の参考にしてみてください。

quitter

最初に覚えてほしいのは、"quitter" というただ一言だけです。長くありませんし、理解すべき文法もないので覚えやすいですよね。

こちらは直訳すると「やめる人」となります。quitが「やめる」という動詞と知っていればなんとなく意味は想像できるでしょう

英語では、人を表すときに語尾に「-er」をよく付けますよね。そこから判断し、「飽きやすい人」と意味を転換させていくこともできます。語尾に「-er」を付けると動詞が人を表す名詞になる例は以下の通りです。

sing + er = singer
play + er = player
teach + er = teacher
design + er = designer

他にもたくさんあります。中学校でも山ほど習ってきたでしょうし、日本語になっているものもあるのでわかりやすいでしょう。本来は、職業だったりその分野に詳しい人を表すことが多いので、quitterは少し変わり種かもしれませんね。

quitterは人を表す名詞として使えるので、文を作るときにもそんなに苦労しません。こんな感じで作ってみてください。

I'm a quitter. I always wanted to try a new game, and actually played it, but somehow I stopped playing.
私、飽きやすいんだよね。いつも新しいゲームやりたいと思って実際プレイするのに、なんでかやめちゃう

自分のことを、飽きやすい性格だと伝えたいのならquitterは適切な単語でしょう。自分で自分の短所をわかっている場合はこのフレーズも使えます。

fickle

"fickle" は「心変わりしやすい」という意味です。

他の和訳を考えるなら、「気まぐれな」「移り気な」という意味にもなりますね。これも、ひとつのことを続けられないという風に捉えれば三日坊主という意味になるでしょう。

ネイティブスピーカーの感覚としては、愛情や忠誠がころころと移り変わるというニュアンスがあるそうです。よって、日記や学習に飽きるという意味以外にも、恋人関係などでも使われることがあります。

He is a fickle person. I can’t understand him at all.
彼はよく心変わりするよね。全然理解できない

fickleは、日本語訳からもわかる通り形容詞です。よって、fickleの後に名詞を付けるだけでいろいろな英文を作れます。こちらもあまり難しいものではないので、知っているかいないかで英語力に差が出そうなところですね。

get bored easily

"get bored easily" は、「簡単に飽きてしまう」という意味です。

get boredが「飽きる」、easilyが「簡単に」という意味であるとわかればこれは簡単ですね。フレーズとして覚えなくても自然にこの言葉が出てくることもあるかもしれません。

getがあることで動詞から始まっていることがわかるので、動詞に何を使おうかと迷う必要はありません。3つの単語がセットになっていると思えばすぐに使えるので覚えて使ってみてくださいね。

I get bored easily. Why are you interested in everything?
私は三日坊主だよ。なんで君はすべてのことに興味が持てるの?

始める前が一番やる気があるのに、いざ続けようと思うとなかなか難しいのが悩ましいですよね…。

三日坊主であることを話題にすれば、飽きっぽいことを克服する方法やアドバイスが返ってくるかもしれないのでどんな語句が相手から来るか予想しておくとリスニングしやすいですよ?

can't keep anything up.

"can't stick with anything" は、「くっつくことができない」という意味です。

stickは名詞だと「棒」という意味ですが、動詞だと「続ける」という意味もあります。

もともとは、「固執する」や先ほど述べた「くっつく」という意味がありますが、ここで言いたい三日坊主になぞらえるなら「続ける」とした方がしっくりくるのではないでしょうか。

何かにくっつくことができない、固執することができないということは、飽きっぽいということですよね。

こちらの表現は日常会話でもネイティブスピーカーがよく使うフレーズです。

I can't stick with anything. That’s why I can’t like myself.
何も継続できないんだよね。だから自分を好きになれないんだ

また、文の構成によってはanythingをanyに変えることもできます。

Ron can't stick with any particular hobby. Have you got any good ideas?
ロンはどんな趣味も長続きしないんだ。何かいい案ある?

すべてのことにおいて三日坊主になってしまうならanythingで良いのですが、特定の分野において長続きしないならanyの後に名詞を入れます。どのような文にしたいかで臨機応変に変えていきましょう。

give up anything no matter what I do

"give up anything no matter what I do" は、もうこれだけでひとつの文章ができあがっています。中学英語をきちんと覚えている方なら、読み解くだけで意味は完璧に理解できるでしょう。

まず知っておきたいのは、give upという熟語です。「あきらめる」という意味で、日本語としても使われていますね。

そしてno matter whatというのは、「何が~でも」という意味です。ここではno matter what I doになっているので、「何をするにしても」と訳せます。

ここのwhatは他の疑問詞に置き換えて意味を変えられるのですが、それはもっと文法的な話になっていくのでここでは割愛しますね。

究極的に省略すれば、give upだけでも三日坊主である意味は最低限伝わります。「あきらめる」という意味ですからね。

また、give up anything だけでも「すべてのことをあきらめる」という訳になるのでニュアンスは伝わります。しかし、ここにno matter what I do をつけ加えた方が、何においてもあきらめてしまうという三日坊主の性質をより良く表すことができるのです。

I give up anything no matter what I do.
何をするにしてもあきらめてしまう

このフレーズは、主語さえ入れれば文として完成するので例文作りは簡単です。あとは、全体が長いので文法を理解していくことが大事ですね。

find it difficult to stick with it

"find it difficult to stick with it" は「続けることが困難だとわかる」という意味です。

ここで使われているfindは「わかる」という意味の動詞で、「見つける」と訳すと正しく意味を捉えられません。見つけたということはわかったということにつながるので、わざわざ日本語で分けて使わなくてもいいのですけどね。

そして、先ほども出てきたstickを使います。続けたいという気持ちはあるものの、それが難しいとわかるので三日坊主になるわけです。

She found it difficult to stick with it.
彼女はそれを続けるのが難しいとわかった

前置詞のwithは覚えていないと別のものを選んでしまいそうなところなので注意しましょう。

まとめ

さて、今回は三日坊主を表す様々なフレーズをご紹介してきました。どれも広い意味で捉えれば三日坊主となりますが、それぞれに使われている単語や文法は異なります。

どういうニュアンスで使うのが適切か考えながら言えるように、ここで語彙力と文法力を上げておきましょう。

少しずつわかるようになれば、相手が何を言っているかわかるだけでなく、自分の伝えたいことも言えるようになります。それこそ、三日坊主にならないよう学習を継続しましょう!

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