「飽きた」の英語表現9選!ニュアンスの違いやスラングも

飽きた、英語、ネイティブキャンプ

「飽きた」の英語表現は?様々な言い方を使いこなそう

日本語で「〜に飽きた」というのはよく使う表現ですよね。

英語にも「飽きた」を表現するフレーズは複数あり、飽きた度合いやニュアンスで表現の仕方が変わります。

そこで今回の記事では、日常英会話で使える「飽きた」を表す英語表現を、例文と一緒に紹介していきます!

「飽きた」の言い回し6選

bored of

“bored”は「うんざりした・退屈している」を表す形容詞です。

仕事や趣味、食べ物など、何かに飽きた時全般に使える表現です。

『主語 + be動詞 / get + bored of 〜』
で表現します。

“of”の後には名詞・もしくは動名詞が続きます。

【例文】

I’m bored of this taste.
この味に飽きた。

I get bored of staying home.
外出自粛に飽きたよ。

I got bored of that movie in the middle of it.
その映画、途中で飽きたんだよね。

“of”の代わりに“with”を使うこともできます。

もともとは”bored with”が正しい表現でしたが、現在では”bored of”も広く一般的に使われるようになりました。

【例文】

He is bored with her talk.
彼は彼女の話に飽きている。

I’m bored with my work.
仕事に飽き飽きしている。

My son is bored with online games.
私の息子はオンラインゲームに飽きている。

“I’m bored” だけだと、
「私は退屈している」という意味になります。

“boring”も同じく「退屈」を表す形容詞ですが、使い方が少し異なり『主語=退屈』を表現します。

【例】This game is boring.
このゲームは退屈だ。

“I’m boring.”と言ってしまうと、「私は退屈な人です。」という意味になるので注意しましょう。

tired of

これも日常でよく使われる「飽きた」を意味する英語表現です。

“tired”は「疲れた」を意味する単語ですが、他にも「飽きた」という意味で使うことができます。

「同じことを繰り返して飽きた」というニュアンスを含みます。

『主語 + be動詞 / get + tired of 〜』で表現します。

“I’m getting tired of〜”で「〜に飽きてきた」という意味になります。

【例文】

I’m getting tired of this song.
この曲に飽きてきた。

I’m getting tired of eating at home.
家での食事に飽きてきちゃった。

sick of

「飽きた・うんざりしている」を意味する英語表現です。

“tired of”と同様、「同じことを繰り返して、うんざりしている」状態を表します。

『主語 + be動詞 / get + sick of 〜』で表現します。

飽きたのレベルは“tired of”と同じです。

【例文】

I’m sick of eating sandwiches.
サンドイッチは食べ飽きた。

I’m sick of him complaining.
彼の愚痴はもう聞き飽きたよ。

I'm getting sick of staying home every day.
毎日家にいることにうんざりしてきた。

lose interest in

「興味を失う」を意味する表現です。

以前は好きだったけれども、もう興味がなくなったものや、ハマっていたけれども飽きてしまったことなどを表現する時に使えます。

【例文】

I lost interest in playing tennis.
テニスにはもう興味がなくなった。

He seems to have lost interest in that series.
彼はそのドラマへの興味をなくしたみたい。

I lost interest in working out.
もう筋トレは飽きちゃった。

“be動詞 + no longer interested in〜”という表現も同じく「興味を失った」を表すフレーズです。

【例文】

She’s no longer interested in you.
彼女はもう君に興味ないよ。

My dog is no longer interested in that toy.
私の犬はもうそのおもちゃに興味がない。

weary of

“weary”は「疲れた・退屈な・飽き飽きして」を意味する、“tired”の同義語です。

“weary of”で「飽き飽きした・うんざりした」を意味し、“tired of”と同じように使うことができる言い換え表現です。

『主語 + be動詞 / get + weary of 〜』で表現します。

【例文】

I’m weary of watching the same news every day.
毎日同じニュースをみるのにうんざり。

He is weary of waiting for her.
彼は彼女を待ち飽きた。

I never get weary of listening to this song.
この曲は何度聞いても飽きない。

jaded with

“tired of”“weary of”と似ている表現で、「疲れ切った・飽き飽きした」を意味します。

“jaded”は本来「輝きが失せる」を意味する言葉で、そこから転じて「疲れ切った・飽き飽きした」を表現する意味でも使われます。

疲れ果てて、うんざりしているような状態を表します。

【例文】

I feel jaded with his attitude.
彼の態度にはもううんざり。

I get jaded with living in Tokyo.
東京に住むのには疲れてきた。

She gets jaded with her work.
彼女は仕事に飽き飽きしていた。

飽きやすいは英語でなんという?

Get bored easily
lose interest easily

紹介した「飽きる」を意味する表現”get bored”や”lose interest”に『easily』をつけることで「すぐに飽きる=飽きやすい」と表現することができます。

【例文】

I get bored easily.
すぐ飽きちゃうんだよね。

He loses interest easily.
彼は飽き性だ。

Quitter

「やめる・断念する」を意味する動詞“quit”の派生語で、すぐに途中やめてしまったり、諦めてしまう人を”quitter”と言います。

日本語でもすぐに物事をやめてしまう人を「三日坊主」と言いますが、それに近い表現です。

ネガティブな意味合いを含み、時には「怠け者」といった悪口で使われることもあります。

【例文】

He’s a quitter. I don’t think he can continue exercising every day.
彼は三日坊主だよ。毎日運動するなんて続けられないと思う。

I’m a quitter.
私は三日坊主。

Don’t be a quitter!
三日坊主にならないでね!

fickle

「気まぐれな・変わりやすい」を意味する単語で、気分がコロコロ変わり、物事が続けられないような人を”fickle”と表すことができます。

【例文】

She broke up with him. She is so fickle.
彼と別れたんだって。彼女とても飽き性ね。

He is a fickle person.
彼はすぐ心変わりする人だ。

飽きたを意味するスラング

I’m sick and tired of

“sick”“tired”を組み合わせることで、「飽きた」を強調するスラング表現です。

2つが組み合わさっていることから分かるように、“tired of”や”sick of”よりも飽きてうんざりしている度合いが強いです。

【例文】

I’m sick and tired of working with him.
彼と働くのはもうこりごり!

I’m sick and tired of her.
彼女には本当にうんざりしている。

I’m sick and tired of my stupid mistakes.
自分のくだらないミスにうんざりしている。

“sick”と“tired”を入れ替えて、“I'm tired and sick of〜”と言うことはできないので注意しましょう。

I’m fed up with

“I’m sick and tired of”と同じように、「かなりうんざりしている」状態を表すフレーズです。

“feed up”で「うんと食べさせられる・飽きるほど食べさせられる」を意味し、“be動詞 + fed up with 〜”で、何かに対して「もう十分・もううんざり」という意味になります。

【例文】

I’m fed up with her excuses.
彼女の言い訳にはうんざり。

I’m fed up with your questions.
あなたの質問にはもううんざり!

She’s fed up with being busy.
彼女は忙しいことにうんざりしている。

I’ve had enough

「もうたくさん」を意味する英語フレーズです。

“I’ve had enough”は直訳で「十分持った」と訳せますが、「もうたくさん!もううんざり!」というニュアンスで使うことができ、嫌気が差している時や、怒りを表す際に使われることが多い表現です。

【例文】

I have had enough!
もうたくさん!

I’ve had enough of that guy!
あの男にはもううんざり!

I’ve had enough of his jokes.
彼のジョークはもう聞き飽きた。

ニュアンスによって「飽きた」を使い分けよう!

いかがでしたか?

「飽きた」の英語表現も、ニュアンスによって表現の仕方が変わります。
自分の伝えたい状況や、度合いに合わせて、使い分けをしていきましょう。

新しい表現を覚えるには、実際に自分で使ってみるのが一番です。
今回覚えた「飽きた」の英語表現、早速英会話で使ってみてくださいね!


 

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