whileの意味と使い方について!whileが持つ3つの意味を知っていますか?

while, 英語学習, ネイティブキャンプ

今回は、英会話でもよく登場する「while」の使い方をご紹介します。whileは期間を表す言葉で、一度覚えてしまえばいろいろと応用できます。

似たような意味に「during」がありますが、whileとの違いはなんだかわかりますか? 両者の違いを学んで、英会話や英作文で使い分けられるようになりましょう。

慣用表現的に用いるフレーズも一緒にご紹介します。

whileの意味と使い方

「While」には、「〜する間に」「(一定の)時間」という時間に関する意味と、「〜である一方」という対比を表す意味があります。

ちなみに単語の頭についた「w」ははっきり発音しません。カタカナで表記すると「ワイル」が近い発音になります。

以下でそれぞれの使い方を見ていきましょう。

~する間に

While「〜する間に」「〜と同時に」「〜しながら」などの意味を表します。Whileの後には、ある動作や状態がつづいている期間を表現する副詞節(時を表す副詞節)がつづきます。

(例文)

私が買い物に行っている間に宿題を終えなさいね。

Finish your homework while I go shopping.

彼女が読書に熱中している間に、外はすっかり暗くなっていた。

While she focused on reading, it was completely dark outside.

あなたが席を外している間に電話があったよ。

I got a call while you were out of the office.

whileの後につづく節は、「何かの動作や状態が継続している間」を表すため、進行形になることが多いという特徴があります。

~である一方

Whileのもうひとつの用法として、「〜である一方」「……だが一方〜」という対比表現があります。

(例文)

母が犬派である一方、父は猫派だ。

While my mother is a dog person, my father is a cat person.

夏の風物詩は好きだが、暑さは嫌いだ。

While I love the summer season, I hate the heat.

日本語では「〜だが一方」と訳せますが、あくまで対比であり、逆説とはニュアンスが異なります。逆説の文章がつづくときは、「but(しかし)」や「although(〜とはいえ)」を用いるようにしましょう。

(一定の)時間

Whileの3つめの使い方は「(一定の)時間」です。

「A while ago(少し前に)」「after a while(しばらくして)」「a little while(少しの間)など、ある一定の時間を表現します。慣用表現的に用いることが多いので、そのまま覚えてしまうと良いでしょう。

(例文)

電車は少し前に出発した。

The train left a while ago.

しばらくして雨が降り始めた。

After a while, it began to rain.

彼女は少しの間、その写真を見つめていた。

She stared at the picture for a little while.

whileを使う際の注意点

Whileを使う際は、以下の3つの点に注意しましょう。

whileとduringの使い分け

似たような表現に「during」があります。ともに期間を表す言葉ですが、duringは前置詞で、whileは接続詞という違いがあります。Duringの後には特定の期間や出来事を表す名詞がつづき、whileの後には主語+述語動詞で構成される「副詞節」がつづきます。

例文を見比べてみましょう。

(例文)

日本への滞在中、彼はさまざまな日本食を楽しんだ。

During his stay in Japan, he enjoyed a variety of Japanese foods.

日本に滞在している間、彼はさまざまな日本食を楽しんだ。

While he was in Japan, he enjoyed a variety of Japanese foods.

どちらも同じ意味ですが、duringの後には「his stay in Japan」(日本への滞在中)という名詞がつづいているのに対して、whileの後には「he was in Japan(日本へ滞在している間)」という節がつづいています。

during+名詞

while+主語+動詞

と覚えておきましょう。

(例文)

夏の間はほとんど食欲が沸かない。

During the summer, I hardly have an appetite.

朝の間に勉強をすると効率が良いことに気づいた。

I have found that studying during the morning is more efficient.

主語が同じ場合は「while」を省略可能

Whileによって結ばれる文章の主語が同じ場合は、「while」を省略することができます。

スマートフォンを見ながら食事をするのはやめなさい。

Don't eat while (you’re) looking at your smartphone.

外国にいる間、彼は猫の世話を家族に頼んだ。

While (he was) abroad, he asked his family to take care of his cat.

時を表す副詞節の中では未来形を使わない

時や条件を表す副詞節の中では未来のことも現在形で表すというルールがあります。Whileにも適用されるので、注意して使いましょう。

(例文)

来月の出張の間、天気は良いらしい。

The weather is supposed to be good while I am on a business trip next month.

ニューヨークに滞在している間、なつかしい友人たちに会う予定だ。

I plan to see some old friends while I stay in New York.

whileを使ったフレーズ

最後に、英会話でよく用いられるwhileを使ったフレーズをご紹介します。

for a while

For a while「少しの間」「しばらくの間」を意味します。Whileがどのくらいの期間を指すのかは文脈から判断します。

状態や動作が継続している期間を表します。

(例文)

少しの間、こちらでお待ちください。

Please wait here for a while.

彼はしばらくの間、よく眠れなかった。

He did not sleep well for a while.

in a while

In a whileは、「まもなく」を意味します。未来の出来事に対して使うことが多く、「soon(すぐに)」「in a little bit」などに置き換えることが可能です。

(例文)

ちょっとしたら出かける予定です。

I will go out in a while.

すぐにそこへ行きます。

I will be there in a while.

「In a while」はさまざまな使い方ができるので、以下でご紹介します。

once in a while(たまには、時々)

(例文)

たまには顔を出してよ。

You should show up once in a while.

every once in a while(たまには)

「every」をつけることで強調の意味になります。

(例文)

東京でも、たまに4月に雪が降ることがある。

Every once in a while, even in Tokyo, it snows in April.

first ~ in a while(久しぶりの、〜ぶりの)

久しぶりに映画館へ行った。

I went to the cinema for the first time in a while.

First ~in a whileは、直訳すれば「〜の期間ではじめて」となります。期間を表す単語と合わせて、「〜ぶりに」と表現することができます。

3ヶ月ぶりに髪を切った。

I got my hair cut for the first time in three months.

ここのところひどく乾燥していたが、3週間ぶりに雨が降った。

It had been terribly dry recently, but for the first time in three weeks, it rained.

It’s been a while

It’s been a while「久しぶり」という意味のフレーズです。久しぶりに再会したときなどに、It’s been a while!とよく使います。

(例文)

久しぶり! どうしてたの?

It’s been a while!  How have you been?

また、It’s been a while~で、「〜をするのは久しぶり」と表現できます。

(例文)

彼女は久しぶりに本を読んだ。

It's been a while since she read a book.

まとめ

今回は「while」の意味や用法について解説しました。「少しの間」「しばらくの間」を表す表現で、英会話でも頻出する単語です。接続詞のwhileは、後に主語と述語動詞がつづきます。近い意味を持つ前置詞にduringがありますが、後につづく単語は特定の期間を表す名詞となるので、注意して使い分けるようにしましょう。

さまざまな慣用表現がありますので、ぜひ覚えて会話の中で使ってみてくださいね。

nativecamp.net

nativecamp.net