今回は、座右の銘にもなりそうな表現、「なるようになる」を英語で言うとどんな言い回しになるのかを勉強していきます!
人生には不安になったり緊張したりすることが満載ですが、考えても仕方のないことは、なるようになると言いたいですよね。
英語でもいろいろな言い方があるので、好きな表現を見つけてみてください。
「なるようになる」の英語表現
では早速、なるようになる、と英語で言いたいときにはどういった表現になるのかご紹介していきます。
少しずつニュアンスはことなるものの、「こういう言い方があるのか!」と、文法的な面や語彙的な面で納得していけば英語力は上がっていきます。
Whatever happens, happens
happensが2回繰り返されているので、なんだか変な音に聞こえるかもしれませんね。これも、もちろんなるようになるさという意味です。
直訳すると、「何が起こっても、起こるだけさ」というような感じですね。
Whateverには、「どんなもの、どんなこと」といった意味があります。単語の意味さえ知っていれば、知らない表現であっても意味はわかりそうですよね。表現自体を知らないと自分からは言えませんが、読書をしている際などに出てきたらわかります。
Whateverに慣れていると、その後にhappensが来ることが自然であると即座にわかるでしょう。これはネイティブスピーカー的な感覚が身についているかどうかの差なので、勉強時間や努力によって培うことができる力です。
単語は一つひとつ別々に覚えるより、よく使われる相性が良い単語とセットで覚えた方が使いやすいですからね。サッと自分で言えるようになるためにもこちらのフレーズはまとめて覚えちゃいましょう。
ちなみに、Whateverの代りにWhatを使うこともできます。
起こったことは自分の力ではもうどうしようもないのだから、なるようになるさと言いたいときに使ってみてください。
A: I worry about the entrance exam.
B: You are okay. Whatever happens, happens.
A:入試が心配なんだ
B:大丈夫。なるようにしかならないからさ
このように、相手のメンタルが揺らいでいるときに、励ます形で使う表現にもなりますね。独り言として自分を鼓舞するだけでなく、人に言って安心させてあげたいものです。
If it happens, it happens
こちらも先ほどご紹介した表現と同じく、先に言った言葉が繰り返されていますよね。
直訳すると、「もしそれが起こったら、それは起こったことだ」となります。当たり前なのですが、なるようになるとはそういうことですよね。
丸っと覚えても構いませんが、きちんと文法を理解したいのであればif節を復習しておきましょう。使い方は、「~とき」で使うwhenと同じです。中学英語なので、最低限理解しておきたい箇所ですね。
本来なら、「もし~」を使う場合は未来に起こることを指しているはずですから、文の時制は未来形になるはずです。しかし、そうならないのがif節のルール。ですから、このフレーズの中にもwillやbe going to~などは入っておらず、現在形になっているのです。
A: If it happens, it happens.
B: I know, but I don’t stop thinking.
A: わかってる。でも考えちゃうんだよなあ
B: なるようになるよ
頭では考えても仕方がないこととわかっていても、ついつい気付くと不安ごとや心配ごとについて考えを巡らせていることってありませんか?そういったときに、なるようになる、という言葉が役立てばいいですよね。
What will be, will be
もうなんとなく、なるようになる、という英語表現がわかってきましたね。こちらも、やはり後半で同じ言葉を繰り返しています。
未来形で使う助動詞willを使い、将来起こることは起こるんだ、という意味になっています。先ほど解説したif節ではないため、未来形として文が完結していることがわかりますね。
A: You have an important exam next Monday, don’t you? Are you nervous?
B: Well, whatever happens, happens.
A: 次の月曜に大事な試験があるんでしょ?緊張してる?
B: まあ、なるようにしかならないさ
例文のように、大きな物事も楽観的にとらえられたらいいですよね。
余談ですが、日本人は英語を使う欧米人に比べて不安遺伝子というものがとても多いそうですよ。遺伝的に不安になりやすいのはどうしようもありませんが、だからこそなるようになるさという精神は大事ですね。
Go with the flow
さて、こちらは繰り返しがない表現ですね。
動詞から始まっているので、自分で使うときには主語を自由に決められます。例えば、I’m just going with the flow.のように。
成り行きに任せてみるよ。
go with the flowは直訳すると「流れに任せる」という意味になります。flowは「流れ」なので、その流れと共に行くというイメージですね。
流れに逆らうのではなくその流れと共に流されるということは、なるようになるという意味になります。
A: So, what will you do from now?
B: I’m just going with the flow.
A: それで、今からどうするの?
B: 流れに任せてみるよ
人生の転機である転職や結婚など、ライフステージが変わるときなんかにこのようなフレーズを使えれば、考えても仕方がないと思えるかもしれません。
その他の関連表現
なるようになるさ、の基本的な表現を学んだので、ここからはその他の関連表現を押さえていきましょう!
似たような意味ですが、若干意味合いが異なるので注意してみてください。意訳すればどれもなるようになるさで通るかもしれませんが、使っている単語の意味を理解しながら読み解くとまた感じも変わります。
Let nature take its course.
こちらは、「自然の成り行きに任せよう」という訳がふさわしいフレーズですね。
それぞれの単語自体はそう難しいものではないのですが、文法的には少し難易度が高いかもしれません。
letが使われていますが、これは「~させる」という使役動詞です。ですので、直訳するなら「自然に成り行きをたどらせる」ですね。言いたい内容を考えると、courseの訳は「成り行き」が適切でしょう。
A: Do you think she can succeed?
B: Let nature take its course.
A: 彼女は成功できると思う?
B: 成り行きに任せるしかないさ
もう自分たちにできないことは神頼みになるので、成り行き任せにして見守るといったシチュエーションなどで使える表現ですね。神に頼む代わりに、人の力が及ばない自然に任せるのがこの表現です。
Just let it ride.
「しばらく成り行きに任せよう」と言いたいならこちらのフレーズがおすすめです。上記のフレーズと同じく使役動詞のletが使われているので良い復習になりますね。
rideは「乗る」という意味ですが、何に乗るかと言えば、この内容だと「流れ」でしょうね。流れに抵抗せずそのまま進む、成り行きに任せるわけです。
for a while「しばらくの間」というイディオムを使い、しばらく見守ろうといった例文も作れます。
A: I’m so anxious…
B: Just let it ride for a while.
A: もうめっちゃ心配…
B: しばらく成り行きに任せよう
Leave things to chance.
こちらは、「ことの成り行きを運に任せる」という意味ですね。
ここで使われているchanceは「運」です。日本語でも「チャンス」として使われていますね。ただ、チャンスとして訳すと意味が取りにくいので運にしておきましょう。
leave things to~は、「~に任せる」「~に託す」という意味があります。つまり、これで運に任せるという意味が完成します。
A: I don’t really think about future things.
B: Don’t leave things to chance.
A: あんまり将来のこととか考えてないな
B: ことを運任せにしちゃダメだよ
We’ll see.
簡単な単語だけで作られたこちらの文章は、「様子を見よう。」と訳すのが適切です。
直訳をすれば、「私たちは見るだろう」ですね。将来起こることをただ傍観するだけなので、何もせずただ様子を見るという意味になります。
具体的に何か行動に移した方が良いか迷ったとき、相手にアドバイスを求めてWe’ll see.と言われたら、まだ様子を見るに留めた方が良いということです。
A: Should we say hello to him?
B: No, not yet. We’ll see.
A: 彼に声をかけた方が良いでしょうか
B: いや、まだ様子を見よう
意外と「様子を見る」という表現も英語ではすぐに思いつかないものなので、ここで暗記しちゃった方が早いです。
まとめ
なるようになる、という英語表現、結構ありましたよね。どれを使っても基本的な意味は同じですが、使う単語や文法が異なるので一つひとつ理解して使ってみてください。
すると自然と似たような英文が理解できるようになります。例文検索をすればたくさんの使い方がわかるのでおすすめです。
自分の気持ちを表す方法はたくさんあった方が良いので、英語で自分から言える言葉をどんどん増やしていきましょう!

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.