英語学習者の皆さん、こんにちは!突然ですが、日頃から英語学習に励んでいらっしゃる皆さんへの英語に関する質問です。以下の例文を英語に直してみてください。
As soon as I got back to my house, I got a phone call from my mum
さて、この文章を英語にする際にポイントとなるのが「着くとすぐに」の「〜するとすぐに」という部分です。
英語でどのように表現したらいいと思いますか?上記の英語訳のように、「as soon as」を用いるのが一つの回答として挙げられます。しかし実は、「〜するとすぐに」と言う英語表現の正解は一つではありません!
高校の英語の授業で習う「as soon as」などの他にも複数表現方法があるため、今回この記事では「〜するとすぐに」と言う意味を持つ英語表現を一気におさらいしていきたいと思います。
また、各表現をおさらいする際には具体的な例文も用意してありますので、場面や状況を思い浮かべながら皆さんの英語学習に活用してみてくださいね。
as soon as
まずは皆さんが高校時代の英語の授業などで一度は習ったことのある「as soon as」と言う表現からおさらいしていきましょう。
「〜するとすぐに」を英語に訳してと言われた時、この表現を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。実はこの表現はどちらかというと口語表現であり、会話の中で用いられることの方が多いです。
書き言葉として用いられないというわけではありませんが、硬い表現が多く用いられるレポートや公の文章では後ほど紹介するフォーマルな表現方法を用いる場合が多いです。
覚えていらっしゃる方もいるかと思いますが、「as ~ as」で「〜と同じくらい」と言う意味になります。
そこで、「as soon as~」は「〜と同じくらいすぐに」と直訳され、結果「〜するとすぐに」と言う意味になります。例文を見ておきましょう。
私が地元に戻るとすぐに、元彼から連絡があった。
毎日、私は家に着いたらすぐにシャワーを浴びます。
directly
続いて紹介するのは「directly」と言う英語表現です。
「Directly」は形容詞「direct」の形容動詞にあたり、意味は「直接」や「そのまま」「すぐに」となります。文章の中での使い方は「directly + S+V」のパターンが多いです。
新しい仕事の機会があると聞いた後すぐにメッセージを開きました。
immediately
上記で紹介したばかりの「directly」と言う表現方法の他に「immediately」と言う表現も全く同じように「immediately+S+V」と言う形で用いられます。
あなたが来たすぐ後に、彼女は隠れるために走り去りました。
私が話し終わったらすぐ次のスライドに変えていただけますか?
the moment
続いて紹介するのは「the moment」と言う表現です。
「moment」と言う単語には「瞬間」と言う意味があるため、「the moment」を付けると「〜したその瞬間に」と言うニュアンスが含まれます。
「the moment」を使う際にも、「the moment + S+ V」や「the moment that S+V」と言う語順になることが多いです。
彼をビーチで見かけたとたん、数年前彼と初めてデートした時のことを思い出した。
スーパーマーケットであなたの母親にあった時、すぐに彼女だと気づいたよ。
また、「the moment」と全く同じような意味と使い方をする表現に「the minute」があります。
「minute」の意味は皆さんご存知の通り時間を表す「分」ですね。「the minute」で「〜するとすぐに」と言うふうに表すことが可能です。
するなと言ったそのすぐ後に、あなたはルールを破ってケータイを使った。
その娘が君のことを好きだと伝えたすぐ後に、君は元カノと別れたね。
the instant
「the moment」と「the minute」と同じような使い方の表現はまだ存在します。「the instant」と言う表現です。
「instant」と聞くと、多くの方が「インスタントラーメン」を思い浮かべるのではないでしょうか?
それもそのはず、「instant」とは「即席の」「素早い」という意味があるのです。「the instant」で「〜するとすぐに」と表現できるのも納得ですよね。
飼い主の姿を見つけるとすぐに、その犬は向きを変えて走り去った。
妹が私のiPhoneを壊したことがわかるとすぐに、私は妹を叱った。
no sooner ~than
ここまでは主に話し言葉の中で用いられることの多い「〜するとすぐに」と言う意味を持つ表現を紹介してきました。
ここからは、主に書き言葉として用いられることの多い表現を複数紹介していきたいと思います。
最初にみていくのは「no sooner ~ than」と言う表現です。なんだか使い方が難しそうなこの表現...。
実は高校の英語の授業でも習っていますし、大学の受験勉強中に遭遇したことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。この表現を用いる際は、少々語順に注意が必要です。
目的地に着くや否や、私はパスポートをなくしたことに気がついた。
その部屋に入るや否や、見知らぬ男の人が私を見つめていることに気がついた。
ご覧の通り、少々語順が厄介な「had no sooner 〜 than」です。Had no sooner Vpp ...than S+V という語順を忘れないようにしましょう。
right afer
最後に紹介するのは、これまで紹介してきた「〜するとすぐに」と言う意味の英語表現ととても似た意味を持つ「right after」と言う表現です。
「right after」は「すぐに」と言う意味で幅広い文脈で用いることができます。どちらかと言うと口語表現に当たるので、書き言葉では先ほど紹介した「no sooner 〜 than」を使用する方が無難でしょう。
「right」にはもともと「すぐに」という意味があり、そこに「after」を付けると「直後」という意味になるのです。
コンサートが終わった直後に雨が止んだ。
彼は空港に着いた直後に私に電話をくれた。
ご飯を食べ終わったすぐ後に皿洗いをしないとダメだよ。
参考資料:
「〜するとすぐに」構文まとめ | ひとり英語研究所
https://hondajuku.com/english-grammar/grammar-rule/1409/
英語のright beforeはどういう意味?使い方や例文を紹介 | English Lab (イングリッシュラボ)|レアジョブ英会話が発信する英語サイト
https://www.rarejob.com/englishlab/column20220512/
as soon as『〜するとすぐに』の接続詞はまとめて覚えよう!| 英語勉強法.jp
https://英語勉強法.jp/as-soon-as-10/
まとめ
この記事ではここまで、「〜するとすぐに」という意味を持つ英語表現を複数紹介してきました。
同時に、各表現を用いた具体的な英語の例文とその日本語訳もたくさんピックアップしてみたので、とてもわかりやすかったのではないでしょうか。
高校の英語の授業で習う「as soon as」という表現からその他の口語的なカジュアルな言い方、そして論文やフォーマルな文章、祖父説などで多く用いられる「no sooner ~ than」などという固い表現までおさらいできましたね。
今回学習したバリエーション豊かな「〜するとすぐに」という英語表現を覚えて、ぜひ実際の英回泡の中やライティングの文章の中でも使用してみましょう。ますますネイティブスピーカーの話す英語に近づくことができるはずですよ。

◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.