英語学習者の皆さん、こんにちは!突然ですが、皆さんに英語についての質問です。皆さんは英語でコミュニケーションをしているときによく用いられるであろう相槌のうちどんなものを知っていますか?また、実際に自分が英語で会話をするときに用いることの多い相槌はありますか?
英会話中の相槌に最も頻繁に使われるものの一つとして、「Yeah」という表現をあげる方が多いのではないでしょうか。「Yeah」は「はい」などの同意やうなずきの意味を示す際に使われる「Yes」の砕けた表現として一般的ですよね。
実はこの「Yeah」には文脈や状況によっては「同意」や「うなずき」以外の意味を含む場合があるのです。「Yeah」一言でも本当にさまざまな使い方があるため、それぞれが使われる場面と状況、文脈を理解しておけばとても便利ですよ。
そこで今回この記事では、英語でよく耳にする「Yeah」という表現のバリエーションとそれぞれの意味を例文を使いながら深堀していきたいと思います。ぜひ全ての使い方をマスターして、実際の英会話で使用してみましょう。
- 「Yeah」の使い方その① 喜びを表現する時
- 「Yeah」の使い方その② 何かを考え中の時
- 「Yeah」の使い方その③ 聞いているよという意思表示をする時
- 「Yeah」の使い方その④ 相手の発言を信用していない時、疑い深さを表すとき
- 「Yeah」の使い方その⑤ 飽きた気持ちを伝えるとき
- 「Yeah」の使い方その⑥ 考え中の相槌として
- まとめ〜「yeah」を使い分けてナチュラルな英会話を楽しもう〜
「Yeah」の使い方その① 喜びを表現する時
まず「Yeah」が示す基本的で最もポピュラーな使い方としてあげられるのが喜びを表す時や嬉しさを表現するときではないでしょうか。
例えば、夕食が自分の好きなメニューだと知った時や好きなアーティストのチケットが手に入った時、頑張って勉強してきた試験に受かった時など、日常生活で喜びを感じたときに自然と出る声的なものがそれに当たります。
日本語でも、嬉しいときには「イエーイ!」と表現しますよね。それでは具体的にどのように使うのか、例文を見ておきましょう。
ちなみに「Yeah」を喜びや嬉しい気持ちを表す際に使う場合、「間投詞」と「返事をするとき」の二通りがありますので覚えておきましょう。まずは間投詞として用いる場合の例文です。
例文:
Yeah! I just got two tickets to Justine Bieber’s concert. Do you wanna come with me?
やったー!ジャスティンビーバーのコンサートのチケットが2枚当たったよ。一緒に来る?
例文:
Yeah!! I'm just done with my homework so let's go swimming!
よっしゃ!今ちょうど宿題が終わった!早速泳ぎに行こうよ。
続いて、喜んで返事をする場合の表現について見てみましょう。
例文:
Aさん:Do you want to see a movie that we talked about yesterday tonight?
昨日話してた映画、今夜見てみない?
Bさん:Hell yeah!
もちろん!
「Yeah」の使い方その② 何かを考え中の時
例文の通り、「Yeah」にHellなどをつけて喜びを強調する使い方もあります。しかしこちらの使い方はかなりカジュアルで少々下品な響きを持つため、ビジネスの場や目上の人との会話の中では使うのは避けた方がいいでしょう。家族や親しい友達との間であれば問題ありません。
「Yeah」の使い方その③ 聞いているよという意思表示をする時
もう一つ、「Yeah」の基本的な使い方としては「相手の話を聞いているという意思表示」や「相槌をうつ」が挙げられます。
そもそも「Yeah」は「はい」という意味の「Yes」を柔らかくカジュアルにした表現。そのため、相手と会話をしている際に相手が同意や相槌を求めてくる際に用いることが一般的です。
「Yes」を使って相槌を打つよりも相手に柔らかい砕けた印象を与えるようです。
例文:
Aさん:
So I just went down the street and found that cute tiny coffee shop yesterday, you know.
で、昨日道を進んだらかわいい小さなコーヒーショップを見つけたのね。
Bさん:
Yeah.
うん。
Aさん:
And guess what? I just saw my ex-boyfriend working there as an owner.
何が起きたと思う?なんとその店のオーナーは私の元カレだったの!
こちらも、「Yeah」のごく一般的な使い方の一つですね。どちらかというと、家族や友達、兄弟や慣れ親しんだ目上の人など、砕けた会話をしても大丈夫な関係性の人との間で使われることが多いかもしれません。ですが、初対面の人や目上の人に使っても失礼には当たらないので安心してください。
「Yeah」の使い方その④ 相手の発言を信用していない時、疑い深さを表すとき
英語表現「Yeah」は、相槌を打ったり喜びを表現したりするなどの基本的な使用方法以外にも、相手の発言や言ったことを信用できず、疑っている様子を表現したいときに用いることもあります。
疑い深さを表す際には、「Oh yeah?」などで語尾を上げてみたり、「Yeah right!」など、わざと「そうだよね!!確かにそうだ!」のように同意を強調してみて逆に疑っているよと表現する方法があります。洋画や海外ドラマなどをみているとまさにこのような表現をたくさん目にする機会があるので、チェックしてみると良いでしょう。
例文:
Aさん:
I'm sorry Mr.V, I just fell asleep last night so I couldn't finish my homework.
V先生ごめんなさい。昨夜は寝てしまって、宿題を終えられませんでした。
Bさん:
Yeah right! You just fell asleep!
あーなるほど!そりゃあそうだよね!寝ちゃったんだよね!
この例文のように、わざと明るく、「Yeah right!」と伝えることで皮肉っぽく「疑っている」という意思を伝える方法があります。文字通り「そっか!そうだよね!うんうん!」という意味で受け取ってしまうと変な感じになってしまうため、しっかり文脈と相手の様子を伺うことが大切です。
「Yeah」の使い方その⑤ 飽きた気持ちを伝えるとき
「Yeah」という表現は、相手の発言や言っていることに飽きてしまい、もうわかったからそれ以上言わなくて良いよと伝えたいときにも「Yeah」を用いることができるのです。
使い方は簡単、「Yeah」を複数回繰り返していうこと。日本語でも、「はいはいはい。」というふうに「はい」を繰り返すことでめんどくささや飽きた気持ちを表すことがありますよね。それと全く同じニュアンスで「Yeah」を繰り返します。
例文:
Aさん:
Hey, are you even listening to me? Hey!
ねえちょっと、話聞いてるの?ねえ!
Bさん:
Yeah yeah yeah.
はいはいはい。
例文:
Aさん:
Hey Ken, have you done your homework yet? I told you so many times.
ねえケン、宿題は終わったの?何回も言ってるんだけど。
Bさん:
Yeah yeah, I know that. I’m just about to start doing that.
はいはい。知ってるって。今やろうとしているとこなの。
まさに、このやりとりをしている2人の様子が浮かんできますよね。早く宿題を終わらせてほしい両親と、まだやりたくない子供の心情が伺えます。
「Yeah」の使い方その⑥ 考え中の相槌として
最後に紹介するのは、相手の発言や質問などに対して「うーん、そうだな〜。」「えーっと〜。」などのように考え中の相槌を打つ時に使う「Yeah」です。
人と会話をしている最中に、すぐに答えや返事が出なくてつなぎの言葉が必要な時ってたくさんありますよね。そんな時に「Yeah」が便利なんです。特に英語という言語は、沈黙を嫌い、会話と会話の間に「Filler」 というつなぎ言葉を頻繁に用いる言語であるため「Yeah」は頻繁に用いられます。
例文:
Aさん:
Have you decided on what you are going to do this weekend?
この週末に何をしようかもう決めた?
Bさん:
Well, yeah...actually I've been thinking about rock climbing.
うーん、まあ、ロッククライミングをしたいなあと考えてはいるよ。
このように、「Well」等の単語と一緒に用いることで、「う〜〜ん」「まあね〜」などのつなぎ言葉として用いられます。
まとめ〜「yeah」を使い分けてナチュラルな英会話を楽しもう〜
ここまで、「Yeah」という英語表現が持つさまざまな意味に触れ、具体的な例文を使いながら実際の会話の中でどのように用いられるのかを探ってきました。いかがでしたでしょうか?
「Yes」の砕けた表現である「Yeah」はとっても奥が深く、同意の意思や喜び、相手の発言に飽きたという気持ちや疑っているという気持ち、そして会話と会話の魔を埋めるためのツールとしても用いることができることがわかりましたね。
実際に、英語のネイティブスピーカーたちも本当に頻繁に会話の中で用いている表現なので、ここで紹介した使い方はぜひマスターしておきましょう。ナチュラルな英会話ができること間違いなしですよ!
出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.