「賛成」「反対」を表す英語フレーズ!ニュアンス別の使い方

「賛成」「反対」を表す英語フレーズ!ニュアンス別の使い方

英語学習者のみなさん、英語でコミュニケーションをとっているときに、以下のような経験はありませんか?

例1
英語で相手と会話をしている時、相手が言ったことに対して「確かに!」と言って相槌を打ちたいけれども英語でなんと言えばいいのかわからない。

例2
英語で会議中に相手側の意見に対して丁寧に「ある程度は賛成できますが、まだ完全に賛成とは言えません。」と伝えたいけれど、相応の英語表現が出てこない。

例3
友達同士のカジュアルな英会話の中で、「マジでそう思う!」と大賛成の意を伝えたいけれど、どうやって伝えればいいのかわからない...。

上記の例全てにおいて共通しているのが、「賛成反対を英語で伝えたい」と言う状況です。「賛成」と「反対」というと、まず思いつく表現は「I agree with you.」と「I disagree with you. (I don't agree with you.)」ではないでしょうか?

中学や高校の英語の授業でも習う基本的な表現ですよね。確かに、この表現で「賛成」反対意見を伝えるのは間違ってはいません。でも実は、「賛成」と「反対」にはその場の状況や相手との関係性、相手立場をしっかりと反映した表現がまだまだたくさんあるんです!

ちなみに例1の場合、比較的どんな関係性の間でも使える「賛成」の意味を持つ表現が使用できます。例2の場合は、目上の人やクライアント、上司などに対して丁寧に「反対」の意を伝えるための表現が必要ですね。反対に例3では、友人や家族の間で使われるカジュアルでしかも強調した「賛成」の意味が伝わるべきシチュエーションです。

この記事では、「賛成」「反対」をその場の状況や相手との関係性に合わせて使い分けるための英語表現をたくさん紹介していきたいと思います。これを読めば、ニュアンスに合わせて両者を使い分けられ、よりネイティブスピーカー感覚のコミュニケーションが成立すること間違いなしです! 

「賛成」に関する英語フレーズ一覧

まずは、相手の言ったことに対して賛成意見を伝えるための表現についてみていきましょう。

各表現についての訳と、そのおすすめ表現を使った例文が下に記載してあります。リアルなシチュエーションを頭に思い浮かべながら、実際に声に出して読んでみてもいいかもしれません♫

「賛成」に関する英語表現

その1. I'm with ~. (〜に賛同します。)

I'm with Ami. I think she's got a point.
私はあみに賛同します。彼女はポイントを捉えていると思います。

その2. I agree with ~.

I agree with the plan.
その計画に賛成です。

I agree with John's opinion.
私はジョンの意見に賛成です。

その3. You are right. (確かに!)

A: As the huge number of customers refuses to buy this product, we should change our strategies.
B: You are right, Mr.T!

A: 非常に多くの顧客がこの商品を書くことを嫌がっているのだから、戦略を変えなければいけないと思う。
B: 確かに!

その4. There doesn't seem to be any problem. (特に問題はなさそうだ。)

There doesn't seem to be any problem. I want you to make a new draft and send it to me by next Monday.
特に問題はなさそうだね。来週の月曜日までに新しい原稿を書いて、私に提出して。

その5. Can't argue with that. (言えてる。)

A: I think this graph implies an important message for us.
B: I can't argue with that.

A: このグラフは、とても重要なことを示唆していると思うよ。

B: それは言えてるね。

この表現には「can't」と言う否定の表現が入っているのになぜ「否定」ではなく「賛成」を表すのかと思った方はいませんか?

よく見ると、「can't」の後に「口論する」という意味の「argue」がついていますよね。「can't argue」で「口論できない」と言う意味になり、つまり「そのことで口論はできない」=「賛成するしかない」と言う意味になるんです!

反対する余地がなく、完全に「賛成」と表現したいときにとても役に立ちますし、普通に「I agree with you.」と言うよりもネイティブスピーカーっぽく使える表現になります。

その6. It works for me.

A: Why don't we just go get a cup of coffee and have a catch up next Sunday?
B: Yeah, it works for me.

A: 来週の日曜、コーヒーでも買って会わない?
B: うん、いいね!

こちらの表現は、友達や同僚、家族窓親しい間柄の少々カジュアルな場面で使用できます。

worksには機能すると言う意味があることから、「It works for me.」で「私にとってそれは機能する。」つまり「大丈夫だよ。」「いいと思うよ。」という意味になります。

「反対」に関する英語フレーズ一覧

続いて、「反対」の意味を表す英語表現をたくさん紹介していきたいと思います。

ある意見に対して反対をするという行動は特に、賛成する時に比べて気を使ったり丁寧な言い方を含んだりすることが多いです。

そのため表現の幅も大きい感じがするかもしれませんが、状況や相手の立場をしっかりと理解してから覚えれば自然に会話の中で用いることができるようになりますよ。

「反対」に関する英語表現

その1. I am against ~.

To be honest, I am against this plan.
正直に言うと、この計画には反対です。

There is no offence but I am against this plan.
悪く思わないで欲しいのですが、私はこの計画には反対です。

その2. It would be problematic. (それは問題になるのではないか。)

I think it would be very problematic to apply this new curriculum.
この新しいカリキュラムを導入するのは問題があるのではないかと思うのですが。

この「I am against~.」や「It would be problematic.」などの表現は、かなり率直に「反対」と言う意思を伝えることになります。

そのため、文の最初に「There is no offence but」や「To be honest」などの意味を和らげたり柔らかくする表現をつけることをお勧めします。そうしないと、相手にかなり強烈な印象を与えてしまう恐れがあるからです。特に、上司や目上の人に物申す際にはつけることを忘れないようにしましょう。

その3. Not this time. (また今度にしておくよ。)

A: Let's go see a movie tonight.
B: Well, I don't feel like going out tonight. Not this time.

A: 今夜映画でも見に行かない?
B: うーん、今夜は出かける気分じゃないなあ。また今度にしておくよ。

その4 I can't make it. (都合が合いません。)

A: We have Mindy's birthday party next Saturday. You will come, right?
B: Sorry I promised my dad to take him to his dentist already. I can't make it.

A: 来週の土曜にミンディーの誕生日パーティをやるんだよ。君もくるでしょ?
B: ごめん!その日はお父さんを歯医者に連れて行く約束をしたんだ。都合が合わないや。

「Not this time」「I can't make it」は両者ともにカジュアルな間柄で使用することのできる「断り」や「拒否」「反対」を意味する表現です。

何かに誘われた時や何かを勧められた時などに「そうは思わない」と言う意図を伝える際にネイティブスピーカーの間で頻繁に使われる表現なので、覚えておきましょう。

「賛成」「反対」を表す英語フレーズまとめ

ここまで、英語で「賛成」「反対」を表すさまざまな表現を、相手との関係性やシチュエーション別に紹介してきました。いかがでしたか?

家族や友人、兄弟などの親しい間柄で使うことのできる「賛成」「反対」と上司や目上の人、初対面の人に対して使う「賛成」「反対」の表現は異なります。

特に、「反対」の意味を示したい時には、相手に対して失礼にならないように「To be honest」や「There is no offence」 など意味を和らげる表現を文頭につけることも大切でしたね。

ぶっきらぼうに聞こえないように自分の意見を主張することも、英語でのコミュニケーションでとても大切なことです。

今回紹介した表現をシチュエーションや相手との関係性を踏まえて覚え、実際の会話の中で使ってみてくださいね!

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