「忙しい」を”Busy”以外で英語表現!ネイティブスピーカーが使うフレーズとは

「忙しい」を”Busy”以外で英語表現!ネイティブスピーカーが使うフレーズとは

「忙しいなぁ!」
「もう限界、てんてこ舞い~」
「今週はなんてめまぐるしいんだ」

英語学習をしている人ならご存知のI’m busy.で「私、忙しいんです」と伝えることができますが、それ以外の言い方を使っていますか?

この記事ではbusy以外のネイティブスピーカーが使う「忙しい」を紹介します。普段づかいの英語フレーズをぜひ増やしていきませんか?

「忙しい」の英語表現を”Busy”以外に知っていますか?

仕事やお付き合い、家事もエンドレス、ビジネス英語を習ったり英会話個人レッスンなどなど、毎日毎日なにかと忙しくありませんか?

ちょっと忙しい~余裕がまったくない、倒れそうなくらいの目まぐるしさなど、その忙しい度も様々です。同じフレーズをいつも使うよりもバリエーションを持っていたほうが英会話が楽しくなりますし、倒れそうなくらいの目まぐるしさなのにI’m busy.だけではその忙しさがちょっと伝わりきりません。

ここからはbusy以外の8つの表現を例文とともに解説します。忙しい度によって少し使い分けができるようしていきましょう。

1. have a lot on one’s plate

have a lot on one’s plateは、I’m busy.というよりもっと忙しいレベルI’m very/so/extremely busy.に当たります。

やることが多過ぎてちょっとパニックってる感じをも匂わすことができます。

突然ですが、食べ放題が人気ですね。お腹を空かせていざ!と出かけた食べ放題では自分のお皿に取り過ぎることもしばしば。どれもこれも食べてみたいと欲張ってしまいますよね。

このお皿の状態を想像すると1つ目の「have a lot on one’s plate」をイメージしやすくなるでしょう。

お皿の上に乗った食べ物ひとつひとつが「自分がすべきこと」です。食べ物が多ければ多いほど「すべきことが多い→やることがいっぱいある→忙しい」となります。つまり、I have a lot to do./Too much to do.と同じであり、このお皿の上にはプライベートな用事もビジネスに関わることも一緒に乗ることになりかなり忙しい状態。

have a lot on one’s plateという表現はそういった状態をそのまま表わしていると考えてください。さっそく例文で確認しましょう。主語に合わせてhave/has、そしてone’sを変化させてくださいね。

I have a lot on my plate this week.
今週は(しなければならないことがいっぱいで)忙しいんです。

I think she has a lot on her plate today.
彼女は今日、(しなければならないことがいっぱいで)忙しいと思いますよ。

You always have a lot on your plate. You need to relax a bit.
いっつもやらないといけないことをいっぱい抱えてるよね。少しリラックスしないと。

2. be tied up

タイアップという言葉があります。

企業間で技術提携などするときにtie upと言うところから、関係を結びつけるといったニュアンスを持ちます。そして、be tied up。この使い方になると「手が離せない・バタバタしている」など、他のことができないくらいに忙しいという意味になります。

忙しい原因に自分ががんじがらめに結びついているイメージです。大学生が卒業論文の締め切り前で手が離せない、海外から取引先の人達がくるため会議の資料作りに追われてバタバタ、そんな感じであり他のことができない状態を表現します。

先約があって、次のことに今手が回らないということであり、また電話をしている最中で他に対応できないような状況にも使えます。

A: Would you like to go to lunch?
B: I would love to, but I’m tied up right now.

A: ランチに行かない?
B: そうしたいんだけど、今、手が離せないんだ。

My boss is tied up in a meeting. But he will be available in an hour.
上司は会議中で手が離せません。しかし、1時間後には都合がつくでしょう。

I’m tied up with my homework as I need to finish it tonight.
今晩中に終わらせないとならない宿題に追われてるんです。
※忙しい原因はbe tied up with ○○に入れましょう。

3. swamped / slammed

swamped(スワァムプトゥ)/slammed(スラムドゥ)という単語を使うことで英会話で「手いっぱい・てんてこ舞い・余裕がない」の忙しさを伝えることができます。Extremely busyとも言えます。

クリスマス時期などの繁忙期、お店などではすべきことが後から後から出てきて猫の手も借りたいなんてことがありますよね。その状態を「swamp=水没する→忙し過ぎて水に溺れていくような感じ」や「slam=忙殺される」で表現します。

どちらも日常会話のスラングですので、使う相手には気をつけましょう。be tied up with ○○のように、後にbe swamped/slammed withの形で使います。例文でみてみましょう。

I’m swamped/slammed with work.
仕事に追われて手いっぱいです。

No way I can go out for dinner tonight. I’m swamped right now.
今晩は食事に行けそうにないよ。余裕がないんだ。

I’m slammed with a lot of work as we had some pending work yesterday.
昨日いくつかの仕事をペンディングにしていたのでバタバタです。

4. hectic

hecticは「仕事などが非常に忙しい」という意味の形容詞です。

することがいっぱいで忙しいことから、最初に紹介したhave a lot on one’s plateと似たニュアンスを持ちます。使いやすい方を選んでお使いくださいね。

Multitask(マルチタスク)な人がいます。いくつかのタスクを同時にこなす、オーガナイズが上手な人とも言えますね。シングルタスクの人はもちろん、マルチタスクな人だからこそさらにhecticになることがあります。

It’s been a hectic month, I haven’t been anywhere for fun.
今月は慌ただしくって、どこにも遊びに行ってないわ。

I’ve had a pretty hectic day all day.
今日は1日、かなり忙しかったよ。

Things are hectic around here planning for the music event.
音楽イベントに向けて、ここんところかなりバタバタしてる。

5. insane

insane(インセイン)は本来「正気とは思えない・馬鹿げた」といった意味を持ちます。

このことからcrazy busyというレベルで、正気とは思えないほど忙しい=ありえないほどバッタバタ、キャパ超えというレベルを表現します。

この忙しさはストレスなものばかりだけでなく、目一杯忙しく楽しい時間を過ごしたときにも使えます。

Your schedule is insane!<br> あなたのスケジュール、いそがし過ぎ!

My day has been insane, I need a cup of tea.
今日1日はバッタバタだった。お茶が必要だ~

This Sunday was insane but so much fun!
この日曜はもう私のキャパ超えだった。だけどすごく楽しかった!

6. up to my neck

イディオムup to my neckはup to(~に至るまで・~まで)を使い「私の首まで」という直訳ですね。

では、どんな光景を想像しますか?

例えば、映画タイタニックで船が氷山に衝突、右舵側5つの区画に穴が開きます。船内では浸水量が増えていくシーンがありました。タイタニックでなくても浸水が進み、水位が顔近くまでくるようなハラハラの場面がありますが、まさにそんなイメージのup to my neck。

これ以上水位が上がったら溺れる~=限界だ・もういっぱいいっぱいといったレベルの忙しさを表わします。

ちなみに、up to my eyeballs(目のたま)という言い方もあり、さらに深刻です(汗)up to my neckの後にはinを持ってきます。

I was up to my neck in writing my report last week.
先週はレポートを書くのにいっぱいいっぱいでした。

I’m up to my neck in phone calls to clients as we found our product contains an insect.
製品に昆虫が混入していることが判明し、顧客への電話連絡に追われています。

We’re often up to our neck in customer complaints when we release a new product.
新製品を発売すると、お客様からのクレームにかなり忙しくなります。

7. occupied

occupied(占領された・塞がった)はご存知の方も多いかもしれませんが、この単語を使って「忙しい」を表現することができます。

そうです、何かに自分が占領・占有されているイメージです。これまで紹介してきた上記の表現と違うのは、occupiedは主に精神的に忙しいということを表現する点です。

忙し過ぎて気持ちに余裕がない、これらの感情に自分が支配されていることを伝えることもできますし、何かに夢中で「~で頭がいっぱい」ということってありますよね。

I’m occupied with studying English, because the exam is approaching.
試験が近づいているので英語の勉強のことで頭がいっぱいなの。

My friend is occupied with reading Harry Potter.
友達がハリーポッターを読むのに夢中だ。

8. be burnt out

burntは「焼けた・焦げた」という意味を持ちますが、燃え尽きたというイメージでそれほど忙し過ぎることを伝える表現です。

仕事で日中に引き続き残業が続いたり、ストレスを抱えたりと疲れ果てるほど忙しい、忙しかったときに使いましょう。

A colleague had to take an annual leave from work for a while because he was burnt out.
同僚は忙し過ぎて疲れ果て、年休をしばらく取らなければならなかった。

We all are burnt out, too much work, too much over time.
皆、忙しく疲れ果てています。仕事もそうだし、残業も多過ぎる。

「忙しい」の英語表現まとめ

I’m busy, I’m very busyといった典型的なフレーズ以外に、することがあり過ぎて忙しい、手が離せない・バタバタしている、手いっぱい・てんてこ舞い・余裕がないなど、忙しさレベルによってネイティブスピーカーが使う色々な表現があることが分かりました。

日常英会話にひとつでも新しい言い方を加えてみれば、忙しい毎日にちょっとした嬉しさを見つけることができるかもしれませんね。


nativecamp.net

nativecamp.net